名古屋港水族館(名古屋市港区)で飼育されていたカマイルカの「サラ」(雌、推定17歳)が4日、訓練でジャンプした際、プールサイドに飛び出し、約6〜8メートルの高さからコンクリート通路に落下、胸部を強く打って死んだ。 同水族館によると、サラは4日午後2時頃、イルカショーが行われるメーンプール(長径60メートル、短径30メートル、深さ12メートル)で訓練を受けていたが、弧を描くように空中にジャンプしてプールの外に飛び出した。 サラは体長2メートル11、体重106キロ。和歌山県太地町沖で捕獲され、2008年12月末から同館で飼育されていた。翌年には「アイ」を出産し、今年1月からはアイとともにショーに出演して人気を集めていた。 同水族館は「訓練が足りなかったかもしれない。突然の事故で悲しみでいっぱいだが、再発防止に取り組みたい」と話していた。