【ブリュッセル時事】パリ近郊の空港で静岡県産の緑茶から基準値の2倍を超す放射性物質が検出された問題で、欧州連合(EU)執行機関の欧州委員会は30日、緑茶を含む同県産食品に対する輸入規制を強化する方針を固めた。フランスが要請していた。EU加盟国は来週にも規制強化案に同意し、7月上旬に新規制が発効する見通し。 EUは福島第1原発の事故後、福島や東京など13都県産の食品を対象に、放射性物質の検査証明書を添付するよう求めている。EU筋によると、欧州委は7月4日か5日に、静岡県を対象地域に加える提案を行う。 【関連記事】 静岡茶からセシウム=パリの空港で検出−仏 飲んでも問題ない=川勝静岡知事 【動画】天井吹き飛び、地下に汚染水=3号機原子炉建屋の映像公表 【特集】原発事故は人災〜佐藤・前福島県知事インタビュー 〔写真特集〕福島原発