それにつけても「ランキング」は面白い。昔から定番のニュースネタだ。今回は、そのランキングに“踊らされる人”と“躍らせる人”のせめぎ合いを観察する。 「iPad 2」がトップでなかった ある調査会社が定期的に発表する製品売上ランキングは、“型番ごと”の個数を集計する。しかし、ここで集計するとトップになる製品が、別の“販売数”ランキングでトップにならなかったりすることがある。最近も、タブレットデバイスのカテゴリーで集計した例で、“あるベンダー”のAndroidタブレットが、iPad 2よりも売れているとした調査結果が出ていたが、この事例もランキングが不整合になるケースに相当する。 “iPad 2がトップでなかった”このランキングは、大手調査会社が提携店舗のPOSデータを集計しているので、調査で得られたデータの信頼性は高い。集計対象の店舗に偏りがまったくないとはいえないが、少なくとも販売数を加工
GoogleのAndroidの公式Webブラウザは現在、Chromeではなく独自のものだが、将来的にはChromeになるかもしれない。 米Googleが、Android向けWebブラウザにWebKitのChromiumポートを採用する計画であることを明らかにした。同社のソフトウェアエンジニア、アンドレイ・ポペスク氏が8月22日(現地時間)、WebKitの開発者メーリングリストでこの計画を発表した。 同社のPC向けWebブラウザの「Chrome」と、モバイルOSのAndroid上で稼働する公式Webブラウザは、いずれもオープンソースのHTMLレンダリングエンジン、WebKitを採用している。だが、現在はそれぞれが別の「ポート」(プラットフォームごとのビルドのようなもの)を使っている。だが、AndroidのブラウザでChromeのコードを利用することが増えてきたため、Androidポートを終了
米書店チェーン最大手のバーンズ&ノーブル(B&N)の身売り交渉が決裂した。今年5月、メディア・通信業界の重鎮と言われるジョン・マローン氏率いる米リバティメディアがB&N株の約70%を1株17ドル(総額約10億ドル)で買収すると提案しており、両社はこれまで協議を続けてきた。 しかし結局はリバティがB&Nの発行済み株式の約16.6%を1株17ドル(総額約2億400万ドル)で取得するという「一部出資」という形で終結し、買収交渉は打ち切られた。 今後、B&Nはリバティからの出資をもとに電子書籍の分野に投資していくという。米国の書店チェーン業界は同国で第2位のボーダーズ・グループが会社清算に追い込まれるなど、厳しい状況。 米アマゾン・ドットコムやアップルといったハイテク企業が電子書籍の分野で台頭しており、今後B&Nには新たな施策が必要となりそうだ。 「1株17ドルは過小評価」 米ウォールストリート・
1975年生まれ。慶應義塾大学・大学院(政策・メディア研究科)修了後、三菱総合研究所にて情報通信分野のコンサルティングや国内外の政策調査等に従事。その後2007年に独立し、現在は株式会社企(くわだて)代表として、通信・メディア産業の経営戦略立案や資本政策のアドバイザー業務を行う。16年より慶應大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。 スマートフォンの理想と現実 2011年はスマートフォンの普及が本格化する年になる…。業界関係者の誰しもがそう予感していた矢先に発生した東日本大震災は、社会におけるケータイの位置づけを大きく変えた。しかし、スマートフォンの生産に影響が及びつつも、通信事業者各社はその普及を引き続き目指し、消費者もまたそれに呼応している。震災を受けて日本社会自体が変わらなければならない時に、スマホを含むケータイはどんな役割を果たしうるのか。ユーザー意識、端末開発、インフラ動向、ビ
Hewlett-Packard(HP)がPC事業のスピンオフを検討すると発表したことを受けて、早速ライバルであるDellのマイケル・デルCEOが“口撃”している。 「HPがPC事業を分離したらCompaqと呼ぶのだろうか?」「HPは別離と言っているけど、離婚みたいだ」「グッバイHP。君らがPC事業をもうやめたいと思っているのは残念だ」――デル氏は自身のTwitterアカウントでこのようにつぶやいている。 HPの公式アカウントはこれに対し「早合点しないでください。われわれは今も世界ナンバーワンのPCメーカーです。100%コミットしています」と反論。デル氏もすぐさま「新しい未知のオーナー、未知の戦略、未知のスケジュールへの変更にHPのPC事業は100%コミットしている」と言い返している。 またHPはwebOS端末事業からの撤退も発表している。この発表を受け、米国ユーザーが「総統閣下はHPがwe
[読了時間:8分] 米Facebookがプライバシー関連の設定の仕組みを大幅に改良した。(参考記事:Facebook、友だちがタグ付けした写真を事前に承認できるようになった―その他改良多数発表 by TechCrunch)写真のタグ付けが承認制になったりとか多くの便利な機能が追加されたが、僕自身非常に興味深く思ったのがモバイル版Facebookアプリでのチェックイン機能を重視しなくなったことだ。 もう一つ大きな変更がある。FacebookはPlacesの機能を大幅に変更した。現在のようなFoursquare的なチェックイン機能重視を止めた。Facebookによると、ユーザーから、チェックインより、話題の中に出てきた場所を簡単にタグづけしたいという要望が多く出てていたという。現在のPlacesでは、iPhone版、Android版ともに問題の場所の数ブロック以内に近づいていないとチェックイン
Googleのプロフィール検索がめちゃめちゃヤバイ! すぐに設定変更しないと大変なことに 2011年7月6日 世界でも有数のソフト会社Googleは、6月末にソーシャルネットワーキングサービス(以下:SNS)「Google+」を発表した。現在、一部のユーザーのみを対象にしてテスト運用を行っている。同社の従来のサービスを武器に、SNS最大手のFacebookに対抗すべく、正式なサービス開始を模索しているものと見られる。 実はこのサービスの運用に当たって、新たな検索機能が実装されている。それは「プロフィール検索」というものだ。他のSNSサービスで言えば、「友だち検索」に当たる機能で、知り合いを見つけるのに役立つ機能である。 しかし、この機能にはひとつ怖い点があるのだ。それは、ログイン状態になくても他人のプロフィールを検索できてしまうのだ。他の検索サービス同様に、キーワードで紐付けられた検索対象
スマートフォン向けとタブレット向けで、Androidのバージョンがフォークしてしまった最大の要因は画面サイズにあります。Androidのコンセプトである「1つのActivityが画面を占有する」という振る舞いは、タブレットの大き過ぎる画面にはマッチせず、3.xでは考え直さざるを得なかったわけです。 待たれる「Ice Cream Sandwich」 このスマートフォン向けとタブレット向けで使用されるOSが異なるという状況は、次期Android OSである「Ice Cream Sandwich」で統合して解決される見込みです。Ice Cream Sandwichは画面サイズに応じてアプリの画面がスケールし、スマートフォン向け、タブレット向けに同一のアプリで対応できるようになります。 Android 3.0新機能「Fragments」と「Android Compatibility Package
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