カナダの金融会社などへの身売りを選択したブラックベリーのハインズ最高経営責任者(CEO)=AFP時事マイクロソフトへの携帯端末事業の売却を決めたノキアのエロップ前最高経営責任者(CEO)=ロイターブラックベリーとノキアのシェアは1割以下 【ニューヨーク=畑中徹】数年前には世界の携帯端末市場を席巻していた2大メーカー、カナダの「ブラックベリー」とフィンランドの「ノキア」が、そろって自力での再建をあきらめた。新しいスマートフォンをめぐる、米アップルと韓国サムスン電子の主導権争いにのみ込まれた。 スマホメーカーの草分け的な存在だったブラックベリーは23日、金融サービス会社フェアファクス・ファイナンシャル・ホールディングス(カナダ)が中心のグループに全株式を売却し、株式を非公開とすることで合意したと発表した。買収総額は約47億ドル(約4650億円)にのぼる。 フェアファクスは現在、ブラックベ