石川県の住所には「○○市イ38-4」「○○町甲898-3」など、他の地域ではあまり見られない「イロハ」の片仮名や「甲乙丙(こうおつへい)」などの漢字がついていることがある。なぜこのような不思議な表記がされるようになったのか。また、地元の人たちはこの住所をどのように捉えているのか。石川県の興味深い住所について調べてみた。 他県ではまず見られない驚きの住所表記 まずは、実際にどんな住所表記が存在しているのか紹介していこう。県庁所在地である金沢市の磯部町(いそべまち)の地図を見ると、「イロハニホヘトチリヌルヲ」の文字が並んでいるのが確認できる。 町内には、金沢の星陵高校卒業後、オランダでプレーした本田圭佑選手の活躍を評価し、オランダの財団が金沢市に寄付した「本田圭佑クライフコート」が設置されているのだが、このコートがある金沢市民サッカー場の住所は、「金沢市磯部町ニ45番地」となっている。
![石川県の七不思議? 住所に「イロハ」「甲乙丙」「子丑寅」など謎の地名が](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0b4ec63bd3da3eb02af3da1fe86be6e34540bb3b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.mynavi.jp%2Farticle%2F20130702-a064%2Findex_images%2Findex.jpg)