カンテラ育ちだが、マンUでプレーしていたこともあるピケ。マンUでもバルサでもCL優勝を果たしているという素晴らしい経歴を誇る 闘莉王は右膝、中澤は左膝の靭帯損傷で出場不可。それではと期待された「第3の男」、槙野も練習中に足首を捻挫してしまう。アジアカップを前にしたザッケローニは、センターバックの人材難にさんざん頭を悩ませることとなった。 その結果、吉田麻也が起用され、ヨルダン戦で良くも悪くも印象に残るプレーを披露したわけだが、センターバックの不在に悩んでいるのは日本代表だけではない。アジアカップに参加したチームを見渡しても、これといった逸材はいないし、今や「センターバックの消滅」は、世界的な傾向にさえなっている。 まずは昨夏のW杯南ア大会。 エジルやミュラー等々、攻撃陣の新星を覚えている人はいても、記憶に残ったセンターバックは? と問われて、即答できる人が何人いるだろうか。 欧州CLも同様