ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回は、パナソニックの「タフブック CF-19A」を紹介する。性能はそこそこ、本体はでかくて重い、防塵・防滴性能も必要ないのに、それでも物欲を刺激してやまないタフブックの魅力とは!? 先日、ある中古車センターの在庫を見ていて驚いた。なんと、ニューヨーク市警のパトカーが売られていたのだ。まさに趣味の極致で、ちょっと恥ずかしいけれど、友達が持っていたならば1日だけ借りてみたい。 そこまで極端ではなくても、アウトドアが趣味ではない人が四輪駆動車に乗るのも「意味はないけど欲しい」という世界だろう。ライカのカメラもしかり。写真を撮る効率を考えるなら、あんなにゴツくて重いカメラは全く必要ない。だいいち、プロのカメラマンでライカを使う人はほとんどいないのだ。でも、たまらなく欲しい。 まあ、趣味の世界とはそんなもので、効率やらコストパフォーマンスとは無縁で