●枝下駅、三河広瀬駅の貨物扱い TADAさんが私鉄らしいと感じられた枝下駅の配線ですが、写真から想像する限りは単線に引込み線が付いているだけの、これ以上簡単にはできないほどの単純な形になっていたものと思われます。仮に配線がそのとおりであったと仮定した場合、どのようにして貨車の切り離し、連結を行っていたのでしょうか。 写真からわかるのは引込み線は知立方から西中金方へ分岐しているということです。西中金方に機関車が付く下り列車では機関車が行き止まり側になるため、引込み線へ入ると貨車を置いて出ることができません。ならば枝下到着車を一旦終点三河広瀬まで持っていき、折り返し上り列車の到着時に入換を行ったのではないかと考えてみました。 ●三河広瀬駅での入換手順を推定する 一旦三河広瀬へ持って行くと言うのは簡単ですが、「ちょっと待てよ。」と思いました。貨物の終点である三河広瀬は島式ホームの交換駅のような構