ピチカート・ファイヴの日本コロムビア時代の音源がサブスクリプションサービスで解禁されたり、小山田圭吾が帯にコメントを寄せ対談にも参加している小出亜佐子「ミニコミ『英国音楽』とあのころの話 1986-1991」を出版したり、小沢健二が17年ぶりのボーカルが入ったアルバム「So kakkoii 宇宙」をリリースしたりと、いわゆる「渋谷系」的な話題が少なくとも私の周りではなんとなく盛り上がっているような気がしていた矢先に、音楽ニュースサイトの「音楽ナタリー」が、「渋谷系を掘り下げる」という短期集中連載をはじめた。 これを書いている時点では第1回目だけが公開されているが、ひじょうに充実した内容で、まさにこういうのが読みたかった、といえるようなものであった。HMV渋谷の「渋谷系」コーナー的な売り場をつくった人として、当時から一般の音楽ファンにまで名前が知られていた太田浩さんのインタヴューが掲載されて
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