昨日リリースされた仙人掌の待望の1stアルバム『VOICE』。全てを肯定する音楽とうたわれる、同作のミックス&マスタリングを手掛けたのは得能直也だ。得能はこれまでceroや電気グルーヴ、石野卓球、Mockyなどダンスミュージックやオルタナティブなサウンドを手掛けてきた名エンジニア。ではなぜそんな得能がラッパー仙人掌の作品を手がけることになったのだろうか。『VOICE』をリリースしたレーベル、WDsoundsの主宰者である澤田政嗣による得能のインタビューをお届けする。 WD - 初めて会ったの、今年のERAとBUSHMIND、HIGHSCHOOLで行ったグッゲンハイム邸のライヴでのLIVE PAで、別のCLUB夜行って遊んで話して。その夜J.COLUMBUSでライヴやってたとき、いきなりPA調整してくれたりして。朝まで遊んで、グッゲンハイム邸戻って、少しだけ寝て、帰る前に話して。その日LIV
食品まつりさんインタビュー後編。ジュークとの出会いから、 日本ジュークシーンの形成、その独特のジューク観まで。 手法を変化させ続けることにより、フレッシュなままに音を作り続ける。そんな食品まつりの制作観は、このフリーフォームなインタビュー会話にも表われていた。どこまでも身軽で、多分目に入るものをすべて吸収してしまうような貪欲性、たぶんそこに形を与えるためのセンス。それらがフラットに彼の中で結びついて、これまで聴いたことのなかったようなオリジナルな楽曲を生み出し続ける。だからそれはいろいろなものに似ているけれど、そのどれとも違うものになっている。そんな彼の制作環境について聞いたインタビュー前編に続き、ここでは少し時間を巻き戻して、名古屋在住時のジュークとの出会いから始めたいと思う。インタビュー後編は、彼の制作のルーツであるジューク観について聞いていく。 名古屋出身だそうですが、どうして横浜に
Deadmau5の新しいプライベート・スタジオ、“MAU5TRAP”の写真が音響設計を手がけた会社のWebサイトに掲載 Image via Pilchner Schoustal International オンタリオ州キャンベルビルの自宅内に開設されたDeadmau5の新しいプライベート・スタジオ“MAU5TRAP”。天井高があり、レコーディング・ブース/マシン・ルームとして利用できるスペースが隣接しているという理由で、元々は主寝室だった部屋を改装して造られたとのこと。窓は塞がず、内側に隙間を空けて防音壁を造ることで、外光を間接照明のように使っているとのことです。 ステレオのメイン・スピーカーはATC SCM300ASL Proで、5.1ch/7.1ch/Dolby Atmos(!!!)の各フォーマットでもスピーカーを設置。サラウンド・スピーカーは同じくATCのSCM45A Pro、4ch
Softube has introduced Model 77 Dual Layer Synth – a new virtual instrument that’s inspired by “three Japanese synthesizers from 1977” and the Vangelis soundtracks to Blade Runner & Chariots of Fire.… Read More Softube Intros Model 77 Dual Layer Synth, Inspired By The Yamaha CS-80 & The Sound Of Blade Runner
いま、自分たちの曲を可能な限り自分たちの手で渡そう、と「ミニ・アルバム会場限定販売ツアー」で全国を巡っているクラムボン。活動21年目、原点に立ち返る試みのなか、初期の作品を"更新"しての再発も決めた。 デビュー作『JP』に始まるWarner Music Japan在籍期の5作品、その後、日本コロムビアに籍を移してからのカヴァー・アルバム含む8作品。クラムボンは、この計13作品を11.2MHz DSD、5.6MHz DSD、および24bit/96kHzのハイレゾ音源にて配信開始! また、本特集では、13作品においてミト(Ba)の依頼に応えたマスタリング・エンジニア、木村健太郎(kimken studio)にインタヴューを敢行。電気グルーヴや七尾旅人を始め、数々の作品を手がけきた彼が、今作のハイレゾ配信において、どこに意識をおいてリマスタリングを行ったのか? いや、そもそもマスタリングによって
ジュークをベースに実験的な楽曲を発表し続ける、トラックメイカー食品まつり。 その制作の秘密を探りに、お宅にお邪魔してきました。 食品まつりは、横浜在住の電子音楽作家。もし、その作品が未聴だとしたら一度聴いてみてほしい。きっとこれまで聴いたことのない感覚を見つけられるはずだから。パターンの読めないビート、異国情緒を感じさせるサイケ感、色彩豊かで新鮮な驚きに貫かれた展開。シカゴ生まれのダンスミュージック、ジューク/フットワークを独自に消化・咀嚼したという音楽性は、ジャンルという枠組みを軽く超えていく。けしてワンパターンでないのに、奇妙なポップさまで兼ね備えている。そんなサウンドには、そこいらのフロアでお目にかかることはなかなかできない。特異な作品が生み出される制作環境とは、いったいどんなものだろうか。その秘密を探りに、神奈川県に位置する食品まつりさんのお宅にお邪魔してきました。 制作はコンピュ
KO-neyとMPCと時々ブログ 食う掘る叩くBeatBoyBlues ビートメイカーとしての知識を駄文でバラまこうなんて考えたり ▽まいすぺーす▽ http://www.myspace.com/beatpimpko_ney ブログ画像一覧を見る « 「ONE PLAT・・・ 記事一覧 拍子の違うネタを使・・・ » MPCの歴史 2011-09-02 テーマ:MPC・ビートメイク 生放送が終わってちょっぴり寂しいコーニーいんだはうす。 今日はビートメイクの話はお休みして、 MPCの歴史について俺なりに解説していこうと思います。 「MPC1000より2000の方が古いの?」 「で、実際どの型が一番いいの?」 「てゆうか3000て?」 という質問を度々受けていたので、 時系列順に紹介していきます。 ------------------------------------------------
【前半】身体を突き動かす「格好良い音」を追い求めて 日本屈指のマスタリング / カッティング・エンジニア 小鐵 徹(JVCマスタリングセンター)インタビュー ー LIVING LEGEND シリーズ ー 身体を突き動かす「格好良い音」を追い求めて【前半】 日本屈指のマスタリング / カッティング・エンジニア 小鐵 徹(JVCマスタリングセンター)インタビュー 「日本のマスタリングの父」と呼ばれ、72才の現在も日本屈指のマスタリング・エンジニア/カッティング・エンジニアとして大活躍されている小鐵 徹さん。CDやアナログレコードのクレジットでその名前を見ている人も多いはずだ。もはやブランドとも言える「小鐵 徹」の刻印は、良い音の保証マークである。今回は巨匠・小鐵 徹さんにご自身のキャリアからマスタリング/カッティングに対する信念までじっくり伺った。 就職は音響機器メーカー以外、眼中になかった
Legowelt has been putting other house and techno producers to shame since the the 1990s. The Dutch artist releases music at a rate of knots – there’s been at least nine albums under the Legowelt name alone now, and he has over 30 different aliases, all of which interact in weird, wonderful ways. His music has appeared on labels as disparate as Unknown to the Unknown and Cocoon, and he’s got a re
昔の音源、特に1990年代半ばまでにリリースされたCDを近年のタイトルと同じプレイリストで再生するとき、古いタイトルの方が音が小さく感じられることは、音楽に携わっている多くの方がご存知かと思います。 これは収録レベルを上げるデジタル技術が一般化した結果、ある程度レベルを「突っ込んで」収録しなければならない、という考えが広まった結果です。 自分の作品を市販タイトルと並べて聴いた時、音が小さいとやや不安に…いや、むしろ「ヒジョーに」不安になる気持ちは、私にもよくわかります。 しかし、これは音楽をリスナーに届ける上で、本当に必要なのでしょうか? 日本のクリエイター界隈ではあまり話題になっているのを聞きませんが、実はむしろ、マキシマイザで稼いだゲインがそのまま制作者に対して後悔となって跳ね返ってくるかもしれない状況が整いつつある…かも知れません。 この項では、音圧上げと呼ばれる行為がそもそもどんな
みなさんはミックス作業を行う際、どのトラックからEQやコンプ処理を、またどのような順序で行いますか? Mike Senior氏はその著書「Mixing Secrets for the Small Studio (2011)」において、次の2つを明確に分けて考えることを説いています。 サウンド・メイキングのためのEQおよびダイナミクス処理 トラック間のバランシングのためEQおよびダイナミクス処理 「サウンド・メイキングのためのEQおよびダイナミクス処理」は、基本的になんでもアリです。 これに対し、バランシング…つまり各トラックが互いを引き立てあい、分離よく聴きやすいバランスを組む作業には、意外にも普遍的なワークフローが存在するとしています。 とはいっても、Bob Clearmountainなど、後述する手順には従わず、フェーダを全て上げた状態から作業を開始するタイプのエンジニアもいます。しか
One Of The Other Most Important Dr. Dre Facts Missing From "Straight Outta Compton" After witnessing Dr. Dre working in the studio for many years I would have to say that one of most important facts missing from the N.W.A movie [Straight Outta Compton] is not just aspects of Dre’s personal and political life and vision, but a clear description of the high level of sonic mastery and expertise that
HOME < TOP 「音楽の未来 -私達はこうしている-」 「ミュージック・オブ・ニュー・リファレンス」第一回一日目は、灰野敬二さん、宇都宮泰さん、東瀬戸悟さんをお招きし、シンポジウム「音楽の未来 -私達はこうしている-」を開催しました。当日は、宇都宮さんの音響ディレクションによる次世代サラウンドシステム「波面制御システム」によって会場の「場」はコントロールされ、「音楽と場」、音楽産業の問題、音楽と録音再生技術の可能性へと話題は発展していきました。 ここに、その全内容を公開します。 アーカイブデータ 日時 2007年11月24日 開演 15時30分 場所 大阪芸術大学内 情報センター地下一階 AVホール 出演 灰野敬二 宇都宮泰 東瀬戸悟 「音楽と場」 宇 初めまして、宇都宮です。わざとちょっと差別化を計っています。彼(司会者:富山裕之)が使うマイクは従来の音響システムにみられる
高橋健太郎『スタジオの音が聴こえる 名盤を生んだスタジオ、コンソール&エンジニア』(DU BOOKS) 音楽評論家であり、レコーディング・エンジニアとしても活躍する高橋健太郎氏が、書籍『スタジオの音が聴こえる 名盤を生んだスタジオ、コンソール&エンジニア』を、DU BOOKSより6月30日に上梓した。同書は、雑誌『ビートサウンド』および『ステレオサウンド』にて、約5年間にわたって掲載された同名連載を一冊にまとめたもので、おもに60〜70年代にかけて作られた世界中のインディペンデント・スタジオにまつわるエピソードを綴ったものだ。時代の名盤といわれる作品は、どんな機材を使い、どのような手法で録音されたのか。その秘密に迫ろうとする本書には、かつて「Soma Electronic Music Studios」を訪れた経験を持つ、GREAT3・片寄明人氏も大いに惹き付けられたという。そこで今回、リア
2015年8月4日にアップされて、少しずつ書き足して現在も書きかけ状態のまま、次の追記を楽しみに待っております、DJ、エンジニア、猫好きクリエーター集団「HABANEKO POSSE」(様々なアーティストが参加したコンピレーションアルバム発売中)のメンバーという肩書のOnibabakoさん(@Onibabako)による、今より楽曲の品質をマシにするため出来ることのコラム。 お金がなければプロにミックスダウンやマスタリング等をお願いすることもできないのは当たり前ですが、現在それを自力でやるしか無い、前途ある若者やくすぶり続けるDTMおじさんまでが参考にできるヒントが、少し触った事がある程度の素人にも大変分かり易い言葉で簡潔に書かれております。部品ごとや全体に渡ってこうしたらどうか?というアイデアや、アドバイス、そして最低限のソフトや機材を教えてくれる大変ありがたい内容となっております。 私の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く