6月26日に河出書房新社から刊行された『解読 レッド・ツェッペリン』に執筆しました。Jimmy Pageによるリマスター版リリースに合わせた企画ということになりますが、そこは何しろ河添剛/ユリシーズ編ということで、『文藝別冊 デヴィッド・ボウイ』同様、決して一筋縄では行かず、これまでの「通説」に果敢に挑む仕上がりとなっています。 目次は次の通り。分量的に多いのは彼らの残した全作品に加え、関連作品のレヴューですが、僅かな作品しか残さなかった彼らのために1作ごとにかなりのページを割くとともに、関連作品についてもメンバーの参加作にとどまらず、影響/照応関係を「捏造/妄想的」になることも恐れず探っており、その結果、何と300作品がリストアップされる大規模なものとなっています。 おそらく私は、今回参加の執筆者の中で、「ZEP度」最低ではないかと。以前に書いたように音楽を本格的に聴き始めたのは1979