長いブランク、時代の変化を経て生まれてきたニュー・アルバム『I』。ロックのダイナミズム、斬新なサウンド、しかし、聞こえてくるのはそれだけ? 眩しい光が見える?……われわれの価値観が問われる傑作アルバムだ! この原稿を書くのになんとか間にあったBuffalo Daughterの新しいCD、それを運んできてくれた宅急便のおじさんは伝票の品目の覧を一瞥、玄関で彼を迎えた僕に訊いたね、 「Buffalo Daughterってなんだい?」(その伝票には〈Buffalo Daughter〉としか書き込まれてなかった)。 「なんかの部品?」。 僕はサインをしながら答えたさ、 「いやいやバンド」。 「ふん?」。 「ロック・バンドです。はい、お世話さま!」。 TVでは、コマーシャルのジェニー・ホルツァーみたいなネオンが、〈NO MORE IMAGE〉って言ってる。ノー、モア、イメージ。これは気が利いたメッセ
『POINT』。小山田コーネリアス、4年ぶりの新作。そのポイント、そこを見据える小山田圭吾の目線には、以前との相違がみてとれる。キラキラを棄て、音数を削いだ、コーネリアスの新たなポップ構造に抱かれた豊かさとは!? ヤバイ、コーネリアス新譜!どうするbounce、だいじょうぶかbounce!というんで、bounce編集部ではコーネリアスの『POINT』をきちんと記事にできるや否やという危機感から即、レトリックの敗北を宣言。結果、数を放ち、数をもって征すという型破りの記者会見(風)合同インタヴューを敢行(堂々)。取材陣6人6様、6つの〈POINT OF VIEW=視点〉で眺めたコーネリアスの新作『POINT』は、はてさて……!? だいじょうぶか、小山田圭吾! 村松 では、6人がかりでお訊ねしていきます。 小山田「すごいね(笑)」 村松 (意気込んで)よってたかって……。 小山田「……(苦笑)
追悼。佐藤博のキティ・レコード唯一のアルバムが初CD化。ハックルバック、ティン・パン・アレーなどを経て、自身のソロ活動や細野晴臣、大滝詠一、山下達郎、吉田美奈子など正に日本の音楽史に残る作品での決定的名演などで高く評価される日本を代表する鍵盤奏者、プロデューサー、エンジニア、佐藤博。本作に参加している当時YMOの細野晴臣からYMO参加を誘われた逸話も思い出される、同時期のYMOにも共通するオリエンタル&テクノなシンセ・ディスコ、"カリンバ・ナイト"、"孫悟空"、"空飛ぶじゅうたん"が最高。細野晴臣(b)、鈴木茂(g)、青山純(ds)、上原裕(ds)、林立夫(ds)、伊藤広規(b)、鳥山雄司(g)、ペッカー(perc)、上田正樹(vo)ら最強ミュージシャン参加。2013年デジタルリマスター。解説・監修: 金澤寿和
jjjとのフリー作品をはじめ、動画を絡めた7インチの連続リリース企画、そしてMCバトル〈KING OF KINGS 2016〉の東日本予選を制覇……と昨今ますます快調なISSUGIが、GRADIS NICEとコラボ。起伏に富んだSCRATCH NICEとのコラボによるミックス仕様の前作とは違い、今回は地に足の着いた作風で互いのノリを確かめ合うかのようなシブい仕上がりに。 5lackら馴染みの面々との勝手知ったる共演にも増して、やはり復活したBESとの絡みが目を引く。 bounce (C)一ノ木裕之 DAY and NITE - ISSUGI & GRADIS NICE(Trailer) ▼選盤テーマ:2016年、一番聴いたCDは? D.I.T.C.『D.I.T.C. Studios (Deluxe Edition)』 HIPHOP。 Make ‘Em So Proud feat. A.G.
アンダーワールド、フライング・ロータス、チック・チック・チック、フリート・フォクシーズ、オーシャン・カラー・シーンなど話題盤、ロングセラー作品、隠れた名盤など130以上人気アイテムが期間限定1,000円+税で発売。 Odesza / イン・リターン プロデューサーのハリソン・ミルスとクレイトン・ナイトによって結成されたオデッザは、自主制作でリリースしたにも関わらず、ファースト・アルバム『Summer's Gone』収録の2曲がHype Machineの【Popular Chart】で1位を獲得。瞬く間にストリーミング世代から絶大な支持を得ると、公式デビュー前にも関わらず、AdidasやGoProといった企業とタイアップ契約を結び、コーチェラ・フェスティバルを含む多くの大型フェスに出演。米Billboardの【Next Big Sound Chart】で1位に輝き、Mixmag誌で【Ones
店主、長門芳郎氏による回顧録『PIED PIPER DAYS』の出版や ピチカート・ファイヴSONY時代2タイトルのアナログリリースも! タワーレコードでは、旗艦店である渋谷店5階フロアの一部スペースに、南青山の伝説的なレコードショップ“パイドパイパーハウス”が、2016年7月15日(金)より期間限定にて復活オープンすることになりました。 日本のポピュラーミュージックの貴重な証言者にして、豊富な知識で数々の名盤を紹介してきたポップスの水先案内人、長門芳郎氏がかつて店主を務めた南青山のレコードショップ“パイドパイパーハウス”。細野晴臣や山下達郎、大貫妙子、矢野顕子、坂本龍一、ムーンライダーズ、ピチカート・ファイヴ、南佳孝、佐野元春らのミュージシャンを始め、音楽評論家や雑誌編集者、若きクリエイターが多く出入りしていたことで、当時の音楽シーンを牽引してきた伝説のレコード店が『PIED PIPER
この原稿を書いている数時間前(6月8日夜)、僕はUstreamの人気プログラム「Dommune」のスタジオにいた。「冨田勲特番」の司会者として。砂原良徳、テイ・トウワの二人をゲストに、巨匠・冨田勲氏(以下敬称略)の偉大なる足跡を辿りつつ、最近出た『惑星 Ultimate Edition』を1枚丸ごとサラウンド・システムで聴くという3時間の番組だ。NHK特番以外ではめったに“しゃべる冨田”を拝めないとあって、パソコン前の視聴者はかなりの数に上り、またDommuneのスタジオにもたくさんの観客が詰めかけた。冨田本人も、若いファンの熱い反応に、驚きを隠せない表情である。 さて、メイン・イヴェントの『惑星』丸聴き。発売元のコロムビアの技術陣が、この日のためだけにわざわざバイノーラル仕様に作り直した音源を1時間弱、Dommuneの高級オーディオ機器で爆音で浴びるという体験は、想像をはるかに超えるもの
[ interview ] 昨年を代表するアップカマーとして各方面から熱い視線を注がれているSIMI LAB。DCPRGをはじめとする数々のコラボレーションやさまざまな事件もあって、今年に入ってからもその注目度はいよいよ高まるばかりだ。そんななか、中心人物のひとりでもあるOMSBから待望のファースト・ソロ・アルバム『Mr. "All Bad" Jordan』が届けられた。〈DCPRG YAON 2012〉への出演やラージ・プロフェッサーとの共演など多忙なスケジュールの合間を縫って、ここでは記念すべきソロ・アルバムについて、ますます勢いを増しているグループの今後について、じっくりと語ってもらった。 ずっと出したいと思ってた ――この数か月でいろんなことがあったみたいで。 「そうですね(笑)」 ――まあ、今回はアルバムの話なんですが。まず、この時期にソロ・アルバムが出ることになったのは? 「単
みんな、本当はジャズが好き。 世界的快挙!ジャズ100年の歴史を代表する名盤だけを、レーベルを超えて限定発売! ブルーノート、プレスティッジ、リヴァーサイド、ヴァーヴ、インパルス、ECM… ジャズ・レーベルの宝庫・ユニバーサルだからこそ成し得る、レーベルの枠を超えた史上最大最強のジャズ名盤シリーズ〈ジャズの100枚。〉! 大好評となった第1弾、第2弾に続き、遂に第3弾となる〈ジャズの100枚。Part3〉が登場!2017年に100周年を迎えるジャズ・レコードの歴史を彩る名盤100枚を、1枚1000円(税抜)で限定発売! 初めてジャズを聴く方も、マニアの方も、特別プライス・ダウンのこの機会をどうぞお見逃しなく! 〈ジャズの100枚。Part3〉の発売を記念して〈ジャズの100枚。Part1〉〈ジャズの100枚。Part2〉のアンコール・プレスも同時発売! こちらのページでは 〈ジャズの100
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く