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ブックマーク / www.news-postseven.com (137)

  • 鳥越俊太郎氏 ネットとテレビでなぜ評価が異なるのか

    都知事選に出馬した鳥越俊太郎氏への評価がネットとテレビで真逆のようだ。コラムニストのオバタカズユキ氏が考察する。 * * * 東京都くらいの人口規模になると、有名人でなければ知事選に勝つのは難しいとよく言われる。そして今回の都知事選では、顔と名前が知られている鳥越俊太郎氏が立候補し、民進、共産、社民、生活の野党4党が統一候補として推薦。鳥越氏に脚光が当たっていることは確かだ。 だが、その姿の見え方については、情報を主にテレビで得るか、ネットで得るかによって、まったく違うように思う。 ありがちなマスコミVSネットという対立図式でものを言うのは好きじゃない。でも、この件に限っては、実際に対立しているというか、2つの世界の空気の流れが正反対であることを、ひとまず確認しておきたいのだ。 ネットのほうは、圧倒的多数が鳥越氏を叩いている。少なくともツイッターとフェイスブックでは批判の嵐だ。 まず、12

    鳥越俊太郎氏 ネットとテレビでなぜ評価が異なるのか
  • 今井絵理子 新聞の候補者アンケートに「批判覚悟の無回答」

    婚約者の不祥事で騒がれながらも自民党の「目玉候補」として参院選を戦った今井絵理子氏(32)のメディア対応が物議を醸している。 選挙期間中に候補者アンケートを実施していた朝日新聞と毎日新聞の質問すべてに「無回答」と回答していたのだ。 アンケートでは、各候補者に、憲法改正や原発再稼働などについての質問を投げかけているが、朝日新聞の31問、毎日新聞の24問に対して今井氏はすべて「無回答」としている。 特に今井氏の地元・沖縄の普天間飛行場の移設問題をめぐる質問に対しても「無回答」のため、「無気力」と思われても仕方がない。 毎日新聞社社長室広報担当者によると、候補者389人中、すべての質問に「無回答」か、締め切りまでに回答が得られなかった候補者はわずか24人だった。今井氏の後援会事務所に「無回答」の理由を聞くと、驚きの回答が返ってきた。 「忙しかったのではなく、ご批判は覚悟の上での無回答です。答えら

    今井絵理子 新聞の候補者アンケートに「批判覚悟の無回答」
  • 乙武洋匡氏が家族と別居、離婚を視野に入れた話し合い

    不倫報道によって、参院選不出馬となった乙武洋匡さん(40才)が、離婚に向けた話し合いを始めているとの情報が入った──。世間を大きく騒がせ、夫婦が揃って謝罪した不倫騒動から3か月。再出発したはずの夫婦の絆が、切れた。 「6月上旬のことです。乙武さんのの仁美さんがこう切り出したそうです。“疲れました。もう今の状況は耐えられません。別々に暮らしましょう”──乙武さんはショックを受けて、別居はしたくないと伝えましたが、彼女の意志は固かった。“彼女のためにも、もうそれしかないのか…”と、家を出たんです」(乙武夫の知人) 以来、夫は自宅マンションに帰っていない。トイレや寝室を備えた事務所に寝泊まりしている。は3人の子供とともに、夫のいない部屋で静かな暮らしをスタートさせていた──。 結婚15年目を迎えた乙武洋匡・仁美(37才)夫が危機を迎えている。早稲田大学政治経済学部に在学中の1998年に出

    乙武洋匡氏が家族と別居、離婚を視野に入れた話し合い
  • 不倫疑惑のベッキー CM契約打ち切りに関し広告業界の「鉄の掟」

    いわゆる「清純派タレント」として知られていたベッキー(31)が、紅白歌合戦にも出場した音楽グループ「ゲスの極み乙女。」ボーカルの川谷絵音(27)との不倫疑惑を『週刊文春』に報じられた。ベッキーはCM契約を10社と結んでいたが、早々にとある企業は彼女が出演するCMを別のCMに差し替える決定をしたという。今後、他の企業がどのような動きに出るかは世論を鑑みてのことになるだろう。 現在、ベッキーに対しては「男の方が悪い」「CM契約を打ち切るなんてひどい」といった擁護の声もネット上で出ている。しかしながら、こういった声に対しては「CM界の掟」が立ちはだかると語るのは博報堂出身のネットニュース編集者・中川淳一郎氏だ。その掟とは一体どのようなものなのか。中川氏が解説する。 * * * CM契約をするにあたっては、何よりも押さえておきたいのが「商品様」という考え方です。とにかく、商品やサービスのアピールを

    不倫疑惑のベッキー CM契約打ち切りに関し広告業界の「鉄の掟」
  • NHK『あさが来た』 諸々配慮して妾の存在を隠し通す方針か

    NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』は11月20日放送回で視聴率25.0%を記録し、大ヒットした『マッサン』の最高記録に早くも並んだ。そんな人気ドラマの演出を巡って、ある論争が巻き起こっている。 口火を切ったのは誌前号で掲載した「絶対に妾を描くべきだ」という漫画家の小林よしのり氏のコメントだ。史実では、主人公・あさ(波瑠)のモデルである広岡浅子と夫・信五郎の間には娘しか生まれなかった。そこで浅子の実家から呼び寄せた女中を妾にして、彼女が産んだ男児は後に浅子らが創業した大同生命の社長となった。 こうした史実に基づき、「正と妾の葛藤や当時の道徳観を正確に描くため、妾をドラマに登場させるべきだ」と小林氏が訴えると、「男尊女卑の象徴である妾など論外」「明治に妾は当たり前だったので登場させろ」「NHKは批判を避けているのでは」と視聴者の間で熱い議論が飛び交った。 妾は歴史を語るうえで、無くては

    NHK『あさが来た』 諸々配慮して妾の存在を隠し通す方針か
  • 「明治維新を全否定」の歴史本 会津地方で大ベストセラーに

    「吉田松陰は山県有朋が創った虚像である!」 「久坂玄端は天皇拉致未遂犯である!」 「勝海舟は裏切り者である!」 「長州藩はテロリスト集団である!」 このように、新聞広告にはなんとも刺激的な惹句が並ぶ。日を近代化に導いたと教えられてきた明治維新を全否定する歴史書が、ベストセラーになっている。ヒットの背景を探ってみると、やはりあの“遺恨”があった。 歴史書としては異例の5万部を超えるヒットとなっているのは、「日を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト」のサブタイトルを冠した『明治維新という過ち』。出版元・毎日ワンズの松藤竹二郎社長がいう。 「立花隆氏が週刊文春、斎藤美奈子氏が週刊朝日の書評で取り上げて話題になりました。ただし、読みもしないで新聞広告を見ただけで抗議をしてくる人も多いんです」 著者の原田伊織氏は69歳で、作家のほかクリエイティブディレクターとしても活躍する人物。なぜこんな刺激的な歴

    「明治維新を全否定」の歴史本 会津地方で大ベストセラーに
  • 側溝で逮捕男「側溝への興味が先で性的願望は後」と母が告白

    11月9日、兵庫県東灘区の道路わきの側溝内に身を潜め、女性のスカートの中をのぞこうとした容疑で28歳の会社員の男が逮捕された。ネット上で「側溝マン」とあだ名がつけられた容疑者は2年前にも東灘区の別の側溝でのぞきを行ない、逮捕されていた。 いったい、どんな人物なのだろうか。彼の住む場所は、意外にも犯行現場からそう遠くない高級住宅街だった。裕福な実家暮らしだという。近所の住人が話す。 「今回のことも2年前の事件のことも知っていますが、大人しそうな人で、そんなことしそうな感じに見えない。ご家族もみんないい方ですし……」 取材を進めるなかで、誌記者は容疑者の母親に話を聞くことができた。困惑した様子で取材に応じた彼女の口から明かされたのは、意外な真相だった。 「息子は小さいころから側溝や狭いところに入り込んで遊ぶのが好きで、中学生になっても続いていました。子供っぽいところが抜けきれていなかったみた

    側溝で逮捕男「側溝への興味が先で性的願望は後」と母が告白
  • ゲームセンターの顧客層に異変 シニア層が5割を超える例も

    かつて「ゲームセンター」には不良の溜まり場というマイナスイメージがあった。薄暗い店内にひとたび足を踏み入れると、ガラの悪いヤンキーに絡まれ──そんな負の印象が強かった場所が変化を遂げている。シニア世代がゲームセンターのメダルゲーム機やパチンコ、スロットマシンに殺到しているのだ。ゲーム施設運営大手・アドアーズの広報担当者が説明する。 「地域によって顧客層は異なりますが、来店者数の2割程度が60代以上のシニアという認識です。また、時間帯によってはメダルゲームなどの特定のジャンルでシニア層の割合が5割を超える店があったほど、今ではシニアの利用者が増えています」 8月某日、東京・浅草の大型ゲームセンターのメダルゲームコーナーを覗くと、客の約3割がシニア世代だった。ほとんどが60歳以上のように見える。一人で来ている人もいれば、仲良くひとつの箱でメダルを共有して遊ぶ夫婦の姿や、クレーンゲームをする孫の

    ゲームセンターの顧客層に異変 シニア層が5割を超える例も
  • 批判多数のTSUTAYA運営武雄図書館 市教委は「わからない」

    「私、好きやけえ、よく図書館に行くんやけど、新しい図書館が探しにくいんよ。棚も高くて、取りにくいのよ。販売するや文房具のスペースがあるからの量が減っている気もするし…」(70代女性) 佐賀県西部に位置する武雄市は、歴史のある温泉地として知られるが、知名度は決して高くなかった。しかし、2013年4月に武雄市図書館がリニューアルオープンすると、全国的に大きな注目を集めた。その手法は、DVDレンタル大手の「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が約3億円、武雄市が約4億5000万円の計7億5000万円をかけて改装し、運営はCCCに委託するというものだ。 図書の貸し出しにはCCCのポイントカード「Tカード」も利用できて、自動貸出機を利用すれば1日1回3円分のポイントが貯まる。CCCの蔦屋書店とスターバックスコーヒーが併設されており、コーヒーを飲みながら雑誌

    批判多数のTSUTAYA運営武雄図書館 市教委は「わからない」
  • 安倍昭恵さん 深夜2時に布袋寅泰呼び出し酔って首筋にキス

    8月下旬のある日の夜11時、南青山の会員制バーに、安倍昭恵・首相夫人(53才)の姿があった。紺色のワンピースに黒のジャケットという出で立ちの彼女は、6人がけの円卓テーブルで、熱心に話し込んでいた。 「昭恵さんはこのバーの常連で、お忍びの会合に使ったり、1人でふらりと飲みに来たりしているようです。この日は仕事関係の人と一緒で、熱心に教育関係の話をしていました。ただ、だんだんと飲むペースが速くなって…」(店の常連客) 大手広告代理店勤務時代、無類の酒好きが高じて宴会部長に任命されたという昭恵さんだが、この日もその実力を遺憾なく発揮。目の前には空のシャンパンボトルが次々に並んでいく。 「赤ワインにシャンパンと、ハイペースで飲んでいました。1時間もすると目がトロンとしちゃって、もうベロンベロン。そのうち同席していた人と話もせずに、携帯をいじり始めたんです」(前出・常連客) 日付が変わった0時過ぎ。

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  • ○○で死ぬ確率 海、山、噴火、交通事故、風呂溺死など一覧

    どんなに健康に気をつかっていても、出会い頭の交通事故で死ぬことはあり得る。まして大地震に遭遇したら死から逃げられぬこともあるだろう。 つまりそれは運命であり、その人の寿命ともいえる。せめて、平凡な人間の日々の暮らしがどんなリスクの中にあるのか知っていれば、「もしも」のときに諦めもつこうというものだ。 事故、事件、病気、自然災害……気になる「死ぬ確率」(1年間10万人あたりの死者数)を一覧表にまとめてみた。 【航空事故】0.0097人 【交通事故】3.2人 【豚の生レバー】0.71人 【ふぐ】0.033人 【風呂で溺死】3.1人 【階段等で転倒】2.1人 【落雷】0.011人 【大雪】0.074人 【ヒグマ】0.00094人 【ハチ】0.015人 【火山噴火】0.0028人 【地震(津波)】1.0人 【津波のみ】0.16人 【デング熱】0人 【熱中症】1.4人 【海】0.28人 【山】0.2

    ○○で死ぬ確率 海、山、噴火、交通事故、風呂溺死など一覧
  • 『笑点』メンバーに選ばれた落語家は地方営業でギャラ高騰の利権

    1966年にスタートし、来年50周年を迎える『笑点』(日テレビ系)。その大喜利をまとめる司会者の座を巡り、笑えない“跡目争い”が起きている。その理由は2006年から5代目司会者として番組の“顔”を務めてきた桂歌丸(78)の体調問題だ。 複数の落語関係者は“座布団利権”の存在を指摘する。ベテラン放送作家がいう。 「大喜利メンバーになれば、年収が数千万円になるのは落語界では知られた話。番組出演のギャラは大した額じゃないけど、『笑点』に出れば全国区の有名人になり、地方営業に引っ張りだこ。 メンバーではない落語家が地方営業に呼ばれると、真打ちでもせいぜいギャラは10万~20万円だが、メンバーなら150万円以上に跳ね上がる」 2006年からメンバーに抜擢された春風亭昇太は、昨年、自宅を新築した。2階に居酒屋風のスペースを設けた邸宅で、周囲からは“座布団御殿”と呼ばれているという。メンバー入りは、

    『笑点』メンバーに選ばれた落語家は地方営業でギャラ高騰の利権
  • 買収後売り上げが激増 プロレス人気再燃を新日オーナー語る

    新日プロレスが一時の人気低迷から脱却し、今や若者のデートコースに「プロレス会場」が組み込まれるほどなのだという。仕掛け人はトレーディングカードなどを手がける「ブシロード」の木谷高明社長。2012年に新日プロレスを買収し「世界一のプロレスカンパニーを目指す」と豪語した木谷氏に、プロレス人気再燃の理由を尋ねた。 「うちが子会社化する前の新日プロレス(以下、新日)の売り上げは11億4000万円。それが今期は25億円まではいくでしょう。この2年間でお客さんも倍になりました。1月4日の『バディファイトPresentsレッスルキングダム8 in東京ドーム』は去年の倍以上のスピードでチケットが売れていますから。ふふふ。どうやったと思います? 実はね、流行らせるために“流行ってる感”を出したんですよ」(木谷氏。以下「」内同) ──どういう意味でしょうか。 「今から説明しますよ。人が物を欲しくなる条

    買収後売り上げが激増 プロレス人気再燃を新日オーナー語る
  • 東京五輪エンブレム炎上騒動から見る広告人と一般社会の乖離

    東京五輪のエンブレムにおける「パクリ騒動」。デザイナーの佐野研二郎さんはパクリを明確に否定しました。ここではパクリかオリジナルかの議論はしないでおきます。今回私が非常に感じたのが広告人と一般社会の意識差についてです。 文/中川淳一郎(ネットニュース編集者) 広告人といっても、新聞チラシの求人情報とかスーパーのチラシの世界の話ではありません。年間数百億円規模の広告予算を握っている日有数のクライアントや、国・自治体系の巨大プロジェクトにかかわる広告人のことです。こうしたプロジェクトには大手広告代理店が入り、スタッフには著名クリエーター(社員・フリー両方)が参画します。フリーのクリエーターは元々は大手広告代理店にいて、目覚ましい活躍を遂げた末に自分の事務所を立ち上げ、さらに活動の範囲を広げていきます。通常の仕事は、クライアントや大手広告代理店から御指名で「○○さんにやっていただきたい!」と三顧

    東京五輪エンブレム炎上騒動から見る広告人と一般社会の乖離
  • 栃木ママ友連続自殺 地元でマスコミに漏らした犯人探し開始

    栃木県南西部に位置する田畑が広がるのどかな一帯。児童数わずか70人あまりの小さな市立小学校に異変が起きたのは4月中旬だった。この小学校に子供を通わせる母親が相次いで命を絶ったのだ。 最初に亡くなったA子さんとB美さんは親友ともいえる「ママ友」だった。B美さんはA子さんの葬儀で友人として弔辞を述べたわずか数日後に自死した。 連続自殺の背景には、ママ友によるいじめがあったと7月3日に読売新聞の栃木県南版が小さく報じた。ともに子供がいじめられたA子さん、B美さんが改善を訴えると他の母親から「母親失格」などとなじられ、LINEで陰口を叩かれたという。 その後、誌が詳報すると小さな町は一変した。有志の警備員がいたるところを巡回し、町内会長や小学校の校長名で 《記者等が訪問した際、わからない事には、はっきりと 「わからないです。お引き取りください。」とお伝えください》との紙が一軒一軒にポスティングさ

    栃木ママ友連続自殺 地元でマスコミに漏らした犯人探し開始
  • 年商1000万円のブロガー 「2段階移住」の利点について語る

    かつては夢物語だと思われていた「ブログで稼ぐ」という生き方を体現しているプロブロガー・イケダハヤト氏が7月4日、東京・下北沢の書店B&Bで行われたトークイベントに登場した。 昨年春に東京から高知県へ子とともに移住したイケダ氏が登場したイベントは「イケダハヤト東京凱旋企画! “東京で消耗している人限定 高知こんなにいいところ&海と山の楽しみ方” Presented by ダイドードリンコ miu @B&B」。第一部は「まだ東京で消耗してるの?イケダハヤト、高知の魅力を語る会」と題し、イケダ氏が充実の高知県生活を話した。第二部は「東京で消耗してる場合じゃないでしょ?山と海で楽しもうよ」と題し、アウトドア誌・BE-PALの大澤竜二編集長とアウトドアの楽しみ方を語り合うとともに、大澤氏が最新のアウトドアグッズを紹介した。 イケダ氏の現在のブログタイトルは「まだ東京で消耗してるの?」で高知生活をい

    年商1000万円のブロガー 「2段階移住」の利点について語る
  • 「ぼく達は戦争に行かないぞ」 若者たちの反戦運動に違和感

    各地で反戦集会が活発になってきた。だがコラムニストのオバタカズユキ氏は、安保法制に反対しながらも集会の声に違和感を持つ。なぜなのか、考えてみた。 * * * このところ週末になると都心をはじめとした大都会の一部で、それなりの規模の反戦集会がおきている。安倍政権が成立させようとしている安全保障関連法案に対する抗議行動だ。 いわゆる安保法制は憲法違反だし、自衛隊の活動範囲を広げるならば、解釈改憲ではなく現憲法下での憲法改正を経てからすべきだと考えるので、私も安倍政権の安保法案には反対だ。 でも、それに反対している草の根の声を聞いても、もやもやしたものを感じてしまうのだ。集会やデモなどの盛り上がっている様子がSNSに流れてくるたび、俺は君らにも同調できない、という気持ちになる。 例えば、東京渋谷のハチ公前に大学生ら数千人が集まったという、6月27日(土曜)夕方の安保法案大集会。朝日新聞デジタルは

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  • 防衛大卒業生25人が任官拒否 安保法制によるリスクも影響か

    安保法制関連法案の国会審議が始まったが、官邸が法案成立への「最大の障害」と懸念しているのは、野党でも国民世論でもなく中谷元・防衛相の存在だという。 記者会見で「(今回の法案で)隊員のリスクは増加しない」と発言して野党の集中砲火を浴びている。失言を繰り返すようでは法案成立も危ういと、大臣のすげ替えも検討されているという。 不安は自衛隊内にも現われている。この春、防衛大学校では大量の「任官拒否」が出た。卒業生472人のうち、25人が自衛官任官を拒否して民間企業への就職の道を選んだ。昨年より15人増えた。 防衛庁官房長や防衛研究所長を歴任し、小泉内閣から麻生内閣まで安全保障担当の内閣官房副長官補を務めた安保法制の第一人者、柳澤協二氏(NPO法人国際地政学研究所理事長)が指摘する。 「国会では自衛隊員が攻撃されるリスクの議論ばかりだが、今回の安保法制の重大な欠陥は、逆に“敵を殺さなければならない”

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  • 日本の右傾化 左翼が夢物語ばかり掲げたからとウォルフレン氏

    ジャーナリストでアムステルダム大学名誉教授のカレル・ヴァン・ウォルフレン氏は、30年以上にわたって日政治を研究し『人間を幸福にしない日というシステム』をはじめ数多くの話題作を発表してきた。「真の独立国」になれないまま戦後70年を歩んできた日には何が必要なのか、ウォルフレン氏が語った。 * * * (私は)京都精華大学人文学部専任教員の白井聡氏との共著で『偽りの戦後日』(KADOKAWA刊)を出版した。白井氏は『永続敗戦論』(太田出版刊)で注目された新進気鋭の学者であり、戦後の歪んだ日米関係をわかりやすく表現できる優れた有識者だ。 白井氏は「日の右傾化」について強い危惧を示していたが、私はそれを許した左翼の罪が大きいと考えている。戦後日では左翼が理想論ばかり唱えて現実的な対案を出せなかった。作家の大江健三郎氏や社会党の党首を務めた土井たか子氏が象徴的な存在だろう。ひたすら平和を唱

    日本の右傾化 左翼が夢物語ばかり掲げたからとウォルフレン氏
  • 「ママ名刺」 夫の名前と勤務する一流企業の名まで明記する

    ファッション雑誌『VERY』(光文社)が4年前に子育て中の母親が名刺を愛用する動きを取り上げ、販売サイトを立ち上げたことが、近年のブームの一因となっている「ママ名刺」。自分の名前と子供の名前、電話番号やメールアドレスなどの連絡先、ちょっとした趣味などを入れるのが一般的だったが、最近ではSNSの連絡先を載せる人も増加しているという。 そうした話を聞くと非常に便利なツールに思えるが、そこには思いがけないトラブルも潜んでいる。愛知県に住む主婦のAさん(42才)は名刺交換を巡って、子供の習い事先から注意を受けた。 「小学生の娘がバレエを習い始めたので、教室のママたちに名刺を配ったんです。そのなかにお迎えのタイミングが合わなくて渡せないママがいました。なかなか私たちともおしゃべりする機会もなかったので仲よくならなかったし、そのまま渡していなかったんです。そしたら誰かがその家のお嬢さんに名刺を見せたら

    「ママ名刺」 夫の名前と勤務する一流企業の名まで明記する