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ブックマーク / thesignmagazine.com (134)

  • REVIEWS | Beyoncé | 02.09.2022 | The Sign Magazine

    REVIEWS RENAISSANCE Beyoncé (Sony) by TSUYOSHI KIZU MINAKO IKESHIRO September 02, 2022 Facebook Twitter パンデミックが訪れた2020年、自分はひとがどこで愛を交わすのかを考えていた。いや、というより、フリー・セックスというコンセプトはどうなってしまうのだろうと危惧していた。セックスに対する考え方が成熟している国では、政府筋がいまは特定のセックス・パートナーを設けよと言っている例もあったそうで、なるほどそうだよねと思ういっぽう、ワン・ナイト・スタンドだって複数のセックス相手をキープすることだってそれぞれの性の楽しみ方なのであって、来であればひとからジャッジされたり禁じられたりするものではない。それに、1970年代ゲイやトランスジェンダーに好まれたディスコ・クラブには大勢がセックス相手を見

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  • REVIEWS | Kendrick Lamar | 28.04.2017 | The Sign Magazine

    REVIEWS DAMN. Kendrick Lamar (Interscope) by AKIHIRO AOYAMA MASAAKI KOBAYASHI April 28, 2017 Facebook Twitter FIND IT AT :iTunes Store ここ数年の八面六臂の活躍で、ケンドリック・ラマーの新作に対する期待値は上がりきっていた。共にコンセプチュアルなテーマを掲げた2012年の『グッド・キッド・マッド・シティ』、2015年の『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』の二作が続けて批評メディアの年間ベストを総なめにし、昨年リリースした8曲入りの未発表曲集『アンタイトルド・アンマスタード』も全米チャート1位を記録。“オーライト”は〈ブラック・ライヴズ・マター〉ムーヴメントのアンセムとなり、同曲も披露された2016年グラミー授賞式では、警官による黒人青年の抑圧が続く現代と奴隷制時

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  • REVIEWS | Frank Ocean | 28.10.2016 | The Sign Magazine

    REVIEWS BLONDE Frank Ocean (Boys Don't Cry) by RYUTARO AMANO MASAAKI KOBAYASHI TAIYO SAWADA October 28, 2016 Facebook Twitter FIND IT AT :iTunes Store 「このアップルの製品でライヴ動画を撮ることができます/それは高速で撮られた静止画の連なりです/ぼやけていく……ラインがぼやけていく……」(“デヴァイス・コントロール”)。奇妙に変調した声でヴォルフガング・ティルマンスが半ば語るように歌っている。『ブロンド』がリリースされる前日に配信されたヴィジュアル・アルバム、『エンドレス』のイントロとアウトロである。 わたしたちはSpotifyで、アップル・ミュージックで、グーグル・プレイ・ミュージックで、AWAで、LINEミュージックで、アマゾン・プライム

    REVIEWS | Frank Ocean | 28.10.2016 | The Sign Magazine
  • SIGN OF THE DAY | 30.12.2020 | The Sign Magazine

    SIGN OF THE DAY 2020年 年間ベスト・アルバム 11位~20位 by all the staff and contributing writers December 30, 2020 Facebook Twitter これは2010年代という変革のディケイドの墓標だ。“マグノリア”や“wokeuplikethis*”の時点では誰もが100%ピエール・ボーンのシグネチャーだと思っていたざらついた音色の耳障りなアナログ・シンセ・リフは、前作『ダイ・リット』、作を経て、もはや完全にカーティ人のシグネチャーとなった。韻も踏まず、時にはタイトルを連呼するだけの、リリシズムの片鱗もなく、ウォーク後の価値観さえもどこにも見当たらないリリックをひたすらライムする(いや、叫ぶだけの)フロウとさえ呼べない耳障りな声の連なりと耳障りなシンセ・リフ、唯一の規範であるハットとキックがバランスを

    SIGN OF THE DAY | 30.12.2020 | The Sign Magazine
  • REVIEWS | cero | 01.06.2015 | The Sign Magazine

    REVIEWS OBSCURE RIDE cero (カクバリズム) by KOREMASA UNO SHINO OKAMURA June 01, 2015 Facebook Twitter FIND IT AT :Amazon MP3 & CD/iTunes Store 「Contemporary Eclectic Replica Orchestra. Contemporary Eclectic Replica Orchestra.」。まるで自らバンド名を再定義してみせたようなアルバム冒頭の曲“C.E.R.O”のリフレイン。このアルバムが目指しているものは、そこであまりにも明確に宣言されている。「2015年に『Eclectic』のレプリカを鳴らす楽隊」。Eclecticは「折衷主義/折衷的であること」を意味し、2000年頃から一つの音楽的趣向を表す言葉としてアメリカのラジオ局などでジャン

    REVIEWS | cero | 01.06.2015 | The Sign Magazine
  • REVIEWS | cero | 02.06.2015 | The Sign Magazine

    REVIEWS OBSCURE RIDE cero (カクバリズム) by MASAAKI KOBAYASHI RYOTA TANAKA June 02, 2015 Facebook Twitter FIND IT AT :Amazon MP3 & CD/iTunes Store マルーン5の“サンデー・モーニング”の歌い出しを思い起こしてしまった“Orphans”、直系でこそないものの、tofubeatsの“水星”に至る“ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス歌謡”に準じるところもありそうな“Summer Soul”と、作からの先行曲はどちらも、フォーマット化された音楽に慣らされた耳には、さしあたって、とてもポップなものに聴こえた。 そんな耳でこのアルバムに臨むと、一曲目“C.E.R.O”がまるで『ヴードゥー』のイントロだし、三曲目“Elephant Ghost”がアフロ・ビートであったり、

    REVIEWS | cero | 02.06.2015 | The Sign Magazine
  • REVIEWS | D'Angelo and The Vanguard | 22.12.2014 | The Sign Magazine

    REVIEWS BLACK MESSIAH D'Angelo and The Vanguard (RCA) by KOREMASA UNO MASAAKI KOBAYASHI December 22, 2014 Facebook Twitter FIND IT AT :Amazon MP3 & CD/iTunes Store 先週の金曜日(12月12日)から、みんながディアンジェロの話をしている。その日未明にSNS上で拡散したニュー・アルバム完成の非公式情報と15秒の予告映像。そして週明けの月曜日にはiTunesで全世界同時に音源リリース。約15年振りとなるニュー・アルバムの完成それ自体も特大のインパクトだったが、実際に多くの人が音を聴いてからさらにその熱狂が増幅していったのは「さすが、ディアンジェロ」としか言いようがない。こんなにも世界中が大騒ぎしているのは近年……あー、あったな。しかも

    REVIEWS | D'Angelo and The Vanguard | 22.12.2014 | The Sign Magazine
  • SIGN OF THE DAY | 07.05.2014 | The Sign Magazine

    SIGN OF THE DAY スワンズ再評価5つの理由:10年代篇 「30年の歴史」の記憶を生々しく蘇らせた US地下シーンの活況。そして最盛期へ by JUNNOSUKE AMAI May 07, 2014 Facebook Twitter FIND IT AT :Amazon MP3 & CD/iTunes Store 「スワンズという名前が活動を続けていく上で重荷になった」。そう残して90年代の終わりに活動を休止したスワンズだったが、しかし、今日の事態はさすがのマイケル・ジラも想像だにしなかったに違いない。この10余年、ある種の“論点”としてスワンズの名前が参照される機会は、むしろ活動当時と比べて頻度を増すばかりだった。 ソロやエンジェルズ・オブ・ライトの活動、主宰する〈ヤング・ゴッド〉の運営を通じてフリー・フォーク・シーンに果たしたジラの貢献が、スワンズへの喚起をあらためて促した

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  • FEATURES | ARTICLES | 26.12.2022 | The Sign Magazine

    FEATURES : ARTICLES 2022年 年間ベスト・アルバム 50 by YOSHIHARU KOBAYASHI SOICHIRO TANAKA December 26, 2022 Facebook Twitter 戦争、エネルギー問題、疫病、それに伴う新たな政治的分断――これまでの秩序やルールが崩壊し、世界はいつになく不安定な状態にある。そんな時代だからこそ、ポップ音楽もそれぞれのアイデンティティと歴史認識を見つめ直そうとしている。だが各自が立っている地平はバラバラだ。未来はどこに向かうのか? 2020年代はパンデミックとBLMの再燃で幕を開けた。そして2022年は、ロシアによるウクライナ侵攻という戦争が始まった年である。ここ数年の間に、世界ではあまりに多くの決定的な出来事が頻発した。それによって、私たちは自らの価値観や歴史認識を問い直し、否応なしに書き換えることを求められて

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  • REVIEWS | Earl Sweatshirt | 25.03.2022 | The Sign Magazine

    REVIEWS SICK! Earl Sweatshirt (Warner) by MASAAKI KOBAYASHI RYUTARO AMANO March 25, 2022 Facebook Twitter げっぷ? なのか、はたまた、自分が寝落ちしていたことに気づき、あたふたした瞬間にアールの口から漏れた、言葉にならぬ声なのか。あれはなに? このアルバムを初めて通しで聴いたとき、6曲目の“ライ”の冒頭数秒のところで、一旦プレイを止めて、その謎の部分を聴き返してしまった。 直前の5曲目にあたる“タブラ・ラサ”に登場するアーマンド・ハマーの二人の声量の豊かさや(地)声の大きさゆえに、寝落ちしていたアールが目を覚ましたと考えられなくもない(アルバムの流れから考えると)。ちなみに、2020年発表のEP『フィート・オブ・クレイ』収録の“エル・トロ・コンボ・ミート”のビートは、アールが寝落ちして

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  • REVIEWS | Oneohtrix Point Never | 17.10.2013 | The Sign Magazine

    REVIEWS R PLUS SEVEN Oneohtrix Point Never (Beat) by YOICHIRO YAMASAKI AKIHIRO AOYAMA JUNNOSUKE AMAI October 17, 2013 Facebook Twitter FIND IT AT :Amazon MP3 & CD/iTunes Store 一枚のアルバムというよりも一つの結論といった方がいい作品だ。なぜならワンオートリックス・ポイント・ネヴァーがこれまでやってきたことは、優れた一アーティストによる先鋭的なアートの追究というよりも、2000年代以降のアンダーグラウンド・カルチャーの「性癖」のようなものを純度高く可視化(可聴化?)して突きつけ、それっていったいなんなのかを意識のテーブルに上げるための一種のプロジェクトのようなものだったからだ。そして、このアルバムはその結論として位置づ

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  • REVIEWS | Arca | 21.07.2020 | The Sign Magazine

    REVIEWS KiCk i Arca (Beat) by TSUYOSHI KIZU KOHEI YAGI July 21, 2020 Facebook Twitter 作のリリースに際したオフィシャル・インタヴューを担当したのだが、そこでアルカは自身のジェンダーをノンバイナリーかつトランスジェンダー女性であると話してくれた。それは自分にとって両立するものなのだと。あるいは、〈i-D〉によるインタヴューでは、トランジションを経てなお「ゲイとしての私が完全に消えたと思ってほしくない」と語っている。「ゲイであることというのはひとつの文化的な産物で、それは個人のものでも集団のものでもあるし、私自身はそれを放棄するつもりはない。私はただ、全部手放したくないだけ。」 SOGI(セクシュアル・オリエンテーションとジェンダー・アイデンティティ、性的指向と性自認)におけるフルイディティ(流動性)やさら

    REVIEWS | Arca | 21.07.2020 | The Sign Magazine
  • FEATURES | ARTICLES | 31.12.2019 | The Sign Magazine

    FEATURES : ARTICLES 2019年 年間ベスト・アルバム 50 by YOSHIHARU KOBAYASHI SOICHIRO TANAKA December 31, 2019 Facebook Twitter もっとも優れた作品にもっとも多くの人々がアクセスし、あらゆる壁が崩れ、ポップという大きなうねりとして結実した2010年代は遂に終わってしまった。このチャートに挙げた50枚の大半は、この10年の集大成的作品と、水面下で息づく新たな胎動だ。いまだ次のポップは見えてこない。 2010年代というディケイドは、ダイナミックなジャンルの再編が起こり、ある種のポップの理想が美しく結実した、極めてエキサイティングな時代だった。まずは声を大にしてそう言っておくべきだろう。 思い返してみれば、2010年前後には、これからの輝かしい10年間を形成する様々な萌芽が見られた。レディ・ガガやテ

    FEATURES | ARTICLES | 31.12.2019 | The Sign Magazine
  • SIGN OF THE DAY | 22.12.2019 | The Sign Magazine

    SIGN OF THE DAY ラップ・ミュージックとキリスト教の関係を 巡る、山下壮起と小林雅明による往復書簡③ 〜DMXを主な題材に〜 by MASAAKI KOBAYASHI SOKI YAMASHITA December 22, 2019 Facebook Twitter ラップ・ミュージックとキリスト教の関係を 巡る、山下壮起と小林雅明による往復書簡② 〜ゴスペル・ラップとカニエを主な題材に〜 小林雅明(以下、小林) 話は少し戻りますが、2パックの影響力の大きさは、彼が亡くなったあとのDMXの記録的なヒットでも説明できると思います。アルバムには毎回彼が全身全霊で祈る“プレイヤー”が入っていますが、もしあれがなかったら、あそこまで売れなかったのでは?(今もワールド・ツアーが成立するほど世界各国に熱狂的なファンがいますが)と思いました。あれだけ支持され、今も世界中に彼のファンが大勢い

    SIGN OF THE DAY | 22.12.2019 | The Sign Magazine
  • SIGN OF THE DAY | 21.12.2019 | The Sign Magazine

    SIGN OF THE DAY ラップ・ミュージックとキリスト教の関係を 巡る、山下壮起と小林雅明による往復書簡② 〜ゴスペル・ラップとカニエを主な題材に〜 by MASAAKI KOBAYASHI SOKI YAMASHITA December 21, 2019 Facebook Twitter ラップ・ミュージックとキリスト教の関係を 巡る、山下壮起と小林雅明による往復書簡① 〜2パック、MCハマーを主な題材に〜 小林雅明(以下、小林) ゴスペル・ラップの存在が商業的に認知されたのは、90年代半ばでしたが、山下さんご自身が、ゴスペル・ラップあるいはクリスチャン・ラップというものの存在を強く体感されたのは、いつごろでしたか? 山下壮起(以下、山下)「それはモアハウスの1回生か2回生のときに交換留学でアメリカに住んでいたときのことです。アメリカのケーブルテレビ局に〈クリスチャン・テレヴィジ

    SIGN OF THE DAY | 21.12.2019 | The Sign Magazine
  • SIGN OF THE DAY | 20.12.2019 | The Sign Magazine

    SIGN OF THE DAY ラップ・ミュージックとキリスト教の関係を 巡る往復書簡①:山下壮起×小林雅明 〜2パック、MCハマーを主な題材に〜 by MASAAKI KOBAYASHI SOKI YAMASHITA December 20, 2019 Facebook Twitter 近年、カニエ・ウェストが自身の活動や作品を通して、キリスト教への信仰を明確に表現するようになったのは、改めて言うまでもないだろう。2019年1月から全米各地でサンデー・サービスを開催し続け、遂にリリースされたニュー・アルバム『ジーザス・イズ・キング』はゴスペルに強くインスパイアされた作品となった。同作はビルボードの総合チャートで初登場1位を記録したのはもちろんのこと、クリスチャン・アルバムやゴスペル・アルバムのチャートでも首位を獲得している。だが、ラップ作品においてクリスチャニティが表現されるのは今や決し

    SIGN OF THE DAY | 20.12.2019 | The Sign Magazine
  • REVIEWS | Chance The Rapper | 25.08.2016 | The Sign Magazine

    REVIEWS COLORING BOOK Chance The Rapper (self-released) by MASAAKI KOBAYASHI YUYA WATANABE August 25, 2016 Facebook Twitter FIND IT AT :iTunes Store なるほど『ピーター・パン』というわけか。チャンス・ザ・ラッパーの3作目のミックステープとなる作『カラリング・ブック』の6曲目“セイム・ドラッグス”まで来たところで、思わず膝を打った。ピーターという固有名詞こそ出てこないが、「いつ変わったの? ウェンディ、歳をとってしまったの?」という、聞く者の注意を一気に引きつけるような一節でこの曲は始まる。 チャンスにとって幼い頃からのアイドルであり、作の1曲目“オール・ウィ・ゴッド”の制作/客演でコラボが実現出来たカニエ・ウェストの3作目のアルバム『グラデ

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  • SIGN OF THE DAY | 21.10.2019 | The Sign Magazine

    SIGN OF THE DAY 商業的にも不発気味、批評的にも標準程度。 誰もが待ちわびたチャンス・ザ・ラッパー 初のアルバムを我々はどう受け止めよう? by MASAAKI KOBAYASHI October 21, 2019 Facebook Twitter 2019年の夏にもっとも期待されたリリースのひとつに挙げられるのが、チャンス・ザ・ラッパーの『ザ・ビッグ・デイ』だろう。なにしろ同作は、これまでミックステープのみでキャリアを積み上げてきたチャンスによる初の「アルバム」。作品のリリース/プロモーション手法から社会貢献活動に至るまで、その一挙手一投足に何かしらのスマートなアイデアを常に盛り込むことでプロップスを上げてきたチャンスだけに、このタイミングで敢えて「アルバム」と宣言したとなれば、今度はどんな目の覚めるようなアイデアを隠し持っているのか、とファンの期待が膨らんだのも当然だ。

    SIGN OF THE DAY | 21.10.2019 | The Sign Magazine
  • SIGN OF THE DAY | 26.04.2019 | The Sign Magazine

    SIGN OF THE DAY 対立と分断、メンタルヘルスの時代を超え ヴァンパイア・ウィークエンド新作こそが 2020年代の扉を開くに違いない5つの理由 by YOSHIHARU KOBAYASHI April 26, 2019 Facebook Twitter 2019年の主役はアリアナ・グランデ? ソランジュ? いや、やっぱりビリー・アイリッシュなのでは?――2019年も4ヶ月が過ぎ、上半期最大のトピックである〈コーチェラ〉も終わった現時点では、多くの人がそんな風に感じていることだろう。だが、敢えてこのように断言したい。同時代を生きる誰もが共有することが出来る、新たな時代のナラティヴを提示するのがポップ・アーティストだという意味合いにおいて、大命のポップスターたちを追い抜き、2019年のトップランナーに躍り出るのは、6年ぶりの新作『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』を5月3日(日

    SIGN OF THE DAY | 26.04.2019 | The Sign Magazine
    txmx5
    txmx5 2019/06/13
  • SIGN OF THE DAY | 25.04.2019 | The Sign Magazine

    SIGN OF THE DAY 見えざるヒップホップの壁――ドレイク、 ポスト・マローン、ブロックハンプトン、 カーディ・B、カップケークなどを題材に by MASAAKI KOBAYASHI April 25, 2019 Facebook Twitter ドレイクを筆頭にゼロ年代後半からキャリアを積んできたラッパーたちがポップ・シーン全体の顔となり、マンブル・ラップ以降の新世代ラッパーたちが毎年のように輩出され、その多くが大成功を収めることで、シーン全体の覇権をラップ/ヒップホップが完全に掌握した2010年代後半。世界中のメディアが「2018年はラップがポップになった年」と書き立てた。だが、果たして「ラップがポップになった」という言葉はどういった文脈で解釈すべきなのか。 前述のような2010年代半ばから今にかけての変化は、元来はコミュニティに根ざしていたヒップホップというカルチャーがその

    SIGN OF THE DAY | 25.04.2019 | The Sign Magazine