タグ

ブックマーク / shihowatanabe.hateblo.jp (13)

  • #BlackRiverMobb 2018 BEST100 - HIPHOPうんちくん

    年に一度しか更新しない、Cocaine Bluntsのアレみたいになってしまいましたが、今年も夫と二人でベスト・ヒップホップ楽曲BEST100をSpotifyのプレイリストにまとめましたので、もしよければ時間つぶしのお供にどうぞ。 ウチの夫婦仲は良好です! 今年も素晴らしい出会いに恵まれ、来る日も来る日もドープなヒップホップ・チューンに胸が高鳴りっぱなしの一年でした。 来年もハスリンして参りましょう! そうそう、100曲それぞれのコメントは割愛することにしました… (お正月、超ヒマだったら書き足します…) 良いお年を!

    #BlackRiverMobb 2018 BEST100 - HIPHOPうんちくん
  • シカゴ出身の女性MC、ノーネームに思うこと。 - HIPHOPうんちくん

    2016年は、初めての女性東京都知事が誕生したり、ヒラリー・クリントンも米大統領候補として健闘したり、ビヨンセとソランジュ姉妹の主張溢れるアルバム2作が全米首位を獲得したりと、やはり女性の活躍が目立った一年だったのではないでしょうか。VH1のHIPHOP HONORSも女性MCを讃えるモノだったしね。 その中で、とりわけ印象的だった女性アーティストの作品を紹介したく思います。 彼女の名はシカゴ出身のノーネーム(Noname)。同郷であるチャンス・ザ・ラッパー周辺で活動していた彼女ですが(雑な説明ですみません!)、2016年、サウンドクラウド上でEP『Telefone』を発表しました。 柔軟なフロウと歌声のナチュラルなコントラストがとても耳障りがよくて、特にコーラスワークには、繊細でオーガニックな美しさが滲み出ているよう。とはいえ、個人的に彼女の魅力の真髄はそれ以外の点にあると思っています。

    シカゴ出身の女性MC、ノーネームに思うこと。 - HIPHOPうんちくん
  • カニエ・ウエスト『The Life Of Pablo』ライナーノーツ原稿公開(後半) - HIPHOPうんちくん

    (前半はこちら) ただ、今作は全方位から温かく受け入れられたわけではない。カニエにゴシップは付き物だが、今回、もっとも世間を騒がせているのが「Famous」問題だろう。 「俺とテイラー・スウィフトはセックスしてるかも。なぜってあのビッチを有名(Famous)にしてやったのはこの俺だからな」とのたまうリリックが話題となり、テイラー人もカニエに抗議。「収録前にテイラーに電話をし、きちんと許可を得た」と話すカニエだったが、テイラー側は「そんな事実はなかった」と否定。しかしその後、キム・カーダシアンがスナップチャット上で、カニエとテイラーの通話音声をアップし、カニエの正当性を明らかにした。その音声ではカニエがテイラーに対して問題のリリックを読み上げてテイラーに「この箇所、どう思う?友達として君に事前確認したかったんだ」と問いかけている様子が。さらにテイラーは「前もって教えてくれてありがとう!感謝

  • カニエ・ウエスト『The Life Of Pablo』ライナーノーツ原稿公開(前半) - HIPHOPうんちくん

    こんにちは。突然ですが、お蔵入りになっていたカニエ・ウエスト『The Life Of Pablo』のライナーノーツの原稿をブログにて公開したく思います。稿を執筆した詳しい経緯は省きますが、せっかく書いたものなので、どなたかに読んでほしいな〜と思った次第。レーベルの方による校正などもしておりませんので、記述に誤りなどあったらゴメンなさい。あと、約1万字のボリュームですのでめちゃくちゃ長いです。前後編に分けました。後半はコチラ。そして、もとのテキストの間にYoutubeなどのリンクを埋め込んだら逆に読みづらくなったような気も…。すみません。 ちなみに『TLOP』はストリーミング配信をメインの形態として発表された作品ですが、日での再生回数のシェア率は他国と比較してダントツで低いそうです…。超微力ながら、このブログを読んで、ラッパー/アーティストとしてのカニエならびに『TLOP』に興味を持っ

    カニエ・ウエスト『The Life Of Pablo』ライナーノーツ原稿公開(前半) - HIPHOPうんちくん
  • アリアナ・グランデ マンチェスター公演テロ事件に寄せて - HIPHOPうんちくん

    すみません、普段こういう時事的なポストはしないのですが…(というかブログ自体頻繁に更新しないのですが)。あまりにもこの事件がショックすぎて、ツイッターで言うのもな、と思いブログにしたためます。 今朝、出勤前にテレビから飛び込んできたニュース。イギリス・マンチェスターで歌手のコンサート会場で爆発があったと。死者もいる、と。 慌てて画面を見ると、アリアナ・グランデのコンサートだと報じられていました。そして、会場はマンチェスター・アリーナ。ここの会場、なんとたった数週間前に私の知人がコンサートを観に、わざわざ東京から訪れていたアリーナだったんです。私自身、この間の連休にはアトランタでフューチャーのライヴを観たばかりだったので、何というか…背筋が凍るようでした。 事件の詳細はこちらから。 亡くなった22名の犠牲者のうち、16歳以下の子供は12名にのぼるそうです。 アリアナといえば、圧倒的な歌唱力は

    アリアナ・グランデ マンチェスター公演テロ事件に寄せて - HIPHOPうんちくん
  • 映画「ムーンライト」と『DAMN.』、そしてコダック・ブラック - HIPHOPうんちくん

    こんにちは。 話題沸騰中の映画『ムーンライト』ですが、先日、二度目の鑑賞を終えました。 二度目となるとやはり細かい点にも気が付くもので、フアンが下の歯にゴールドとダイヤのグリルをはめ、真っ白いNIKEのエアフォースワンのハイカットをバチっとロックしている姿など、改めてかっこいいなと思った次第です。ちなみにブラックは上下の歯にプレーンのゴールドのグリルだったので、そこはフアンと違うんだ〜などと思いながら観ていました。映画編の冒頭のシーン、フアンが自分の手下のハスラーと話すとき、手下の彼がフアンに対して「thanks for the opportunity」と言うんですよね。ドラッグを捌くことはいけないことだと思うけど、貧しい地区でサヴァイヴしていかねばならない彼らには、そうせねばならない、それぞれの理由がある。確かこのあと、彼とフアンの間で「母さん(の病状)は?」「良くなっている」みたいな

    映画「ムーンライト」と『DAMN.』、そしてコダック・ブラック - HIPHOPうんちくん
  • #BlackRiverMobb 2016 BEST75 - HIPHOPうんちくん

    さて、そろそろ2016年も終わりということで、私とスタイリストの黒川慎太郎の二人で組んでいる詳細不明なユニット、#BlackRiverMobb で2016年のベスト・ソング計75曲を選んでみました!#BlackRiverMobb としては、今年、イベント「#BANGBANG」を二回も開催することができ当に充実した一年となりました。ご協力ならびにご来場くださった皆様には、心より御礼申し上げたく思います。 選出した75曲はApple Musicのプレイリストにまとめています。Aple Music内に見つからなかったものはYoutube のリンクを貼っておりますので、併せてご覧ください。基的にハードでアホっぽい曲が多く、黒川がDJでよく掛けた曲や、私が「INSIDE OUT」で紹介した曲、我が家でよく掛っていた曲を集めました(でもって、正確には76曲あります…)。曲順に意味はないので、シャッ

    #BlackRiverMobb 2016 BEST75 - HIPHOPうんちくん
  • <作品メモ>THE ART OF ORGANIZED NOIZE(アート・オブ・オーガナイズド・ノイズ) - HIPHOPうんちくん

    以下、Netflixで鑑賞したドキュメンタリー映画「THE ART OF ORGANIZED NOIZE(アート・オブ・オーガナイズド・ノイズ)」の感想文です。 <ヒップホップの創世記>というと、当たり前のように70年代後半のニューヨーク、サウス・ブロンクスがフォーカスされ、ついで80年代後半の西海岸へとスポットライトが当たる。そして、90年代の黄金期サウンドとしてDJプレミアやピート・ロックといったイーストコーストを中心に活動した名プロデューサーの名前がクローズアップされ、そのあとに続くのはパフ・ダディが築いたバッドボーイ帝国や、Dr.ドレーのアフターマス王国あたりと言ったところでしょうか。私も90年代後半ごろからUSのヒップホップ・サウンドを追い始めて、最初は先輩に「DJプレミアからディグれよ」みたいなことを言われたのだけど、正直、当時は一つのループで作り出されるトラックがとても単調に

    <作品メモ>THE ART OF ORGANIZED NOIZE(アート・オブ・オーガナイズド・ノイズ) - HIPHOPうんちくん
  • <作品メモ>この世界の片隅に - HIPHOPうんちくん

    全然ヒップホップとは関係ないのですが、映画「この世界の片隅に」を観に行ったので思わず感想をしたためようかと…。 <以下、ネタバレがありますのでご注意を> 私の両親はともに広島県で生まれ育ち(父方に至っては江戸時代まで遡っても広島にずっと住んでいるほどの家系)、特に母方の祖父母は爆心地にも近い広島市出身でした。私も18歳までを広島市内で過ごしました。私の祖父は1945年8月6日、広島市に原爆が投下されたその日、学徒動員中だったそうで(比治山じゃったかね)、作業中に被爆して背中に大きな火傷を負い、以後、被爆者として生き抜いた人物です。祖父には被爆手帳も支給され、私は被爆3世ということになります。同時期、祖母は兄妹と一緒に県北へ疎開していたそう。ただ、二人とも戦争体験は私にも私の母にも、全く話そうとしなかったんですよね。祖父は被曝した上、親兄弟も原爆によって亡くしています。なので「この世界の〜」

    <作品メモ>この世界の片隅に - HIPHOPうんちくん
  • 「アメリカのラップも聴いた方がいいですか?」という質問。 - HIPHOPうんちくん

    こんにちわ。昨今、ちまたでは<日語ラップ>が盛り上がっていますね! というわけで、最新の「サイゾー」誌には「増加する【ビッチ】ソングの是非」というテーマでコメントを(初めて取材していただく側に…照)、そして「ユリイカ」誌には「USラップシーンのトレンドの変容と日語ラップ 」というテーマで寄稿させて頂きました。どちらも、お話を頂いた時には「私でいいのかな…」と思ったのですが、お声掛け頂き、とても光栄に思っております。 今日もラジオで喋ったんですが、「日語ラップ!」と言われると、「英語のラップもあるよ!」と言いたくなってしまうのが私の性分でして…。 私、インターネットラジオ局・blocl.fmで「INSIDE OUT」という主に最新のHIPHOP情報をお届けする番組のホストMCをさせて頂いておりまして、今年でなんと5年目に突入します。もともとはラッパーのAKLOくんも一緒にホストを務めて

  • ビヨンセ"Formation"、それぞれに提示するステイトメント。 - HIPHOPうんちくん

    <2016年2月9日 追記・加筆修正アリ> ※今回の記事において、ビヨンセの歌詞中に「negro」と表記されている箇所はそのまま「ニグロ」と訳しています。現代社会において、我々がこの「Nワード」を使うことはタブー以外の何物でもありませんので、ご承知の上お読みください。 ビヨンセが米時間の2月6日にいきなりドロップした新曲”Formation”、このブログを読んでくださっている紳士淑女の皆さまにおかれましては、すでにチェック済みの事だろうと思います。 「やっぱりビヨンセはクイーンだ!」と納得させられる、パワーとエネルギーに満ちたMVは素晴らしいの一言。 そしてこの"Formation"、それぞれの拠りどころとなる深い楽曲なんです。 まずは女性として。 ピッチフォーク曰く「ビ・ロソフィー(Bey-losophy、哲学=フィロソフィー/philosophy)」とのことですが、ビヨンセはいつだって

    ビヨンセ"Formation"、それぞれに提示するステイトメント。 - HIPHOPうんちくん
  • リアーナ『ANTI』無料リリースに関するアレコレ。 - HIPHOPうんちくん

    <2016年2月2日 追記・加筆修正アリ> アメリカ時間の1月28日、リアーナの最新作『ANTI』が急遽、サプライズ・リリースされました。 Gift to my navy!!! #ANTI Download with code: ANTI https://t.co/Pa0juya50t @samsungmobileus pic.twitter.com/5ffWm48v39 — Rihanna (@rihanna) 2016, 1月 28 彼女の8作目となるこのアルバム、もともとは『R8』と名付けられていましたが、最終的には「反対、敵対」などの意味を表す『ANTI』がタイトルに。 (ちなみに日語では「アンチ」と発音しますが、英語の発音は「アンタイ」となります。日のユニバーサルさんの表記は「アンチ」ですね) これまでにカニエ・ウエストとポール・マッカートニー(!)と制作した” "FourF

    リアーナ『ANTI』無料リリースに関するアレコレ。 - HIPHOPうんちくん
  • 映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」と"Bye Felicia!" - HIPHOPうんちくん

    こんにちは。 先日、やっとこさ劇場に「ストレイト・アウタ・コンプトン」(以下「SOC」)を鑑賞しに行って参りました。一度、試写会で拝見しており、その時点で作品の壮大さにだいぶ震えたのですが、もう一度大きいスクリーン&音響で観返すと新たな発見があったり、前回とは違う箇所で震えたり…。ちなみに渋谷のシネクイントさんに観に行ったのですが、ロビーには「SOC」を扱った国内媒体の切り抜きコピーがわんさか掲示されていました。中には私の拙稿もあり、嬉しいやら恥ずかしいやらって感じでした。 各ラッパーのレコーディング・シーンとか、実際もこんな感じだったわけぇ?とかなり勘ぐってしまうところもありますが、映画の中のストーリーと史実はこんなに違う!というような指摘はすでにさんざんweb上で議論されてますので、お暇な方は検索してチェックしてみてください。 以下、ネタバレを含みますので気をつけてお読み下さいましね。

  • 1