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Post Punkに関するtxmx5のブックマーク (55)

  • ポストパンクの文化的地下水脈を求めて──現代魔術とノイズアバンギャルドとの接合点を紐解く工業音楽研究家・持田保の挑戦

    これまでカウンターカルチャーを追う男として、DOZiNE誌上にも幾度か、アンダーグラウンドの音楽に関連したインタビュー記事を書かせてもらってきた。だが、その直接的なきっかけは、日のインダストリアル・ミュージック(工業音楽)の第一人者にして、昨年刊行の著書『あなたの聴かない世界 スピリチュアル・ミュージックの歴史とガイドブック』(DU BOOKS)が大いに話題となった音楽研究家、持田保にあった。 彼とは「クレイジーミュージック探訪」というトークイベントのシリーズで、ポストパンクの文化的地下水脈というべき、音楽雑誌ではあまり書かれることのなかったカウンターカルチャーの歴史について大いに語りあってきた。イベント自体は昨年で5年を迎えて一区切りとなったが、その後も持田はフリンジ・カルチャー研究家・宇田川岳夫とのロシアのカウンターカルチャーについてのトークシリーズ、現代魔術研究家・磐樹炙弦(バンギ

    ポストパンクの文化的地下水脈を求めて──現代魔術とノイズアバンギャルドとの接合点を紐解く工業音楽研究家・持田保の挑戦
  • SAULT | ele-king

    SAULT(ソーともソールトとも呼ばれる)というアーティストの存在を知ったのは一年ほど前の2019年秋で、bandcamp でたまたま『7』というアルバムに出会ってからだった。SAULTはその数か月前に『5』も出していて、そちらもすぐに入手したのだが、それらは5枚目のアルバムでも7枚目のアルバムでもなくファースト・アルバムとセカンド・アルバムにあたり、何ともおかしなことになっていた。アーティストに関する情報は全くと言っていいくらい出回っておらず、というか意図的に情報を隠しているような印象を受けた。いまのネットやSNSが発達した世の中にあって時代と逆行するというか、逆にミステリアスな情報統制をしているようでもあり、とにかく彼らは一体何者なのだろうと興味が膨らんでいった。アーティスト情報がない分、余計な忖度もなしに音を聴いて良いか悪いかを判断することができ、その結果『5』も『7』もとにかくカッ

    SAULT | ele-king
  • Black Midi | ele-king

    SNS時代では、好きなことを好きなようにやることがますます難しくなっているのだろう。もはや自分が何を好きなのかさえもわからなくなっているのかもしれない。とにかく、不特定多数の誰かに自分がどう見られるのか、市場やメディアでの自分の見せ方ばかりを気にしているミュージシャンやライターを見るにつけ、当につまらない連中だなと思う反面、大衆自らが監視装置になっている現在のディストピアにぞっとする。 しかし、絶望的なこのがんじがらめから脱出するには、ひとつ方法がある。誰になんと思われようと知ったことではない、好きなことを好きなように情熱をもって徹底的にやり抜く。ブラック・ミディというロンドンの若き4人組のロック・バンドはまさにそれをやった。 彼らの音楽にはトレンドらしきものなどない。ラップもダンスもドラッグも恋愛もない。パンク版キング・クリムゾン? XTC風のキャプテン・ビーフハート? ときにボアダム

    Black Midi | ele-king
  • Understanding The Impossibly Far-Reaching Influence Of This Heat

  • 2017 Interviews

  • 【未来は懐かしい】Vol.10「知られざる」80年代アンダーグラウンド〜詩学と美学のDIYポスト・パンクに寄せて | TURN

    かつて日で産まれた「知られざる」音楽が、国内外の後年世代より再発見されるという潮流は、このところもとどまることを知らない。今、もっとも先鋭的なディガーたちの関心は、(実際はまだ埋もれた作品がまだまだあるにしても)「掘られ尽くされた」とされるアンビエント系作品への興味から、より「アンダーグラウンド」な方向へ向かっているようだ。 80年代初頭、世界中の若者たちがそうしたように、ここ日でも大都市圏に限らず全国津々浦々でレディメイドな音楽活動を行う者が多出した。パンク〜ニューウェーブという新しい「価値観」が席巻して以来、DIYという新概念に目覚めた者たちが大挙して自己表現に向かったのだった。既存レーベルには属ないアマチュア・ミュージシャンたちが主導して巻き起こったそのムーブメントの情況は、当時発行のジンや、インターネットへ断片的に残された逸話を介して辛うじて知ることができる。しかし、極めてマイ

    【未来は懐かしい】Vol.10「知られざる」80年代アンダーグラウンド〜詩学と美学のDIYポスト・パンクに寄せて | TURN
  • New Order | ele-king

  • メンバーや関係者の証言で綴る、ジョイ・ディヴィジョン結成秘話 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    Bowdon Vale Youth Clubで演奏するバーナード・サムナーとイアン・カーティス1979年 イギリス(Martin O’Neill/Redferns/Getty Images) ジョン・サヴェージが新たに発表したジョイ・ディヴィジョンのオーラル・ヒストリー、『This Searing Light, The Sun and Everything Else』の一部を抜粋掲載する。バンドの起源からセックス・ピストルズの伝説のライブまで、ピータ・フックやバーナード・サムナー等がその歴史を振り返る。 ジョイ・ディヴィジョンについての物語は幾度となく語られてきたが、その内容はあまりに奇妙で信憑性に欠ける感さえある。パンクの歴史の決定版とされる『England’s Dreaming』で知られるジョン・サヴェージは、1970年代からバンドを追い続けた人物の1人だが、彼が新たに発表する『T

    メンバーや関係者の証言で綴る、ジョイ・ディヴィジョン結成秘話 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
  • interview with Hiroshi Higo 1981年の醒め方 - ele-king Powerd by DOMMUNE | エレキング

    1981年に高校生だった人間にとってライヴハウスは受験の帰りにひとりで立ち寄るようなくらい身近で、そして刺激的な場所だった。チャンス・オペレーションもそういうなかで見ている。 セックス・ピストルズの解散とPILの登場は当にいろいろなものを変えた。ポスト・パンクとは、パンクというロマンに対するアンチ・ロマンでもあったから、ロックの定説はことごとく裏切られ、反復を基調とした冷淡なグルーヴは瞬く間に広まった。UK、US、ドイツ、そしてここ日にも。チャンス・オペレーションもそういうバンドのひとつだった。 このサイトを読んでいる多くの人にとってのヒゴヒロシとは、DJとしてのヒゴさんだろう。実際の話ヒゴヒロシとは、この20年ものあいだアンダーグラウンドな活動を続けているDJのひとり、幅広い尊敬を集めているDJのひとりである。が、彼が東京のパンク前夜からそこで演奏していた人物であるという歴史が忘れら

    interview with Hiroshi Higo 1981年の醒め方 - ele-king Powerd by DOMMUNE | エレキング
  • King Krule | ele-king

    2004年イギリス。ザ・ストリーツは、『A Grand Don't Come For Free』のラスト“Empty Cans”で次のような言葉を紡いだ。 この先はつらい日々が始まる でもこうなるはずじゃなかった季節は終わった だからこれが当の始まりなんだ 2004年のイギリスといえば、当時のトニー・ブレア首相による“第三の道”路線への不満が目立つようになった頃だ。サッチャーによって固定化されてしまった格差社会を是正することができず、多くの庶民が絶望感を抱いた。その結果、ブレア率いる労働党は、2005年5月の総選挙で議席数を大きく減らした。2007年にブレアが降りた首相の座を引き継いだゴードン・ブラウンもたいした仕事はできず、2010年には保守党に政権を奪われてしまう。その保守党政権も、緊縮政策によって庶民を苦しめている。この苦しみを抱える人々は、ジェレミー・コービンを労働党党首の座に押

    King Krule | ele-king
  • Shit And Shine | ele-king

    現在はロンドンを拠点とするノイズ・ロック・バンドとして活動しているクソして輝け(Shit And Shine/$hit & $hine)は、いわばスリーフォード・モッズとパウウェルの溝を埋める存在だ。というには少しばかりスカムが入っているが……。 クレイグ・クローズを中心にテキサスで結成され、2004年から活動している$&$は、すでに15枚以上ものアルバムを出している。バットホール・サーファーズやメルツバウ、SUNN O)))やライトニング・ボルトなどの影響をおそらく受けながら、決して日の当たるところで活動してきたわけではないが、長年に渡って評価され続け、数年前からパウウェルの〈Diagonal〉と精鋭的な電子音楽のレーベル〈Editions Mego〉が手をさしのべたことで、より広く知られるようになった。 また、このふたつのレーベルと関係ができてからはエレクトロニック色が強まっている。2

    Shit And Shine | ele-king
  • L.A. Witch | ele-king

    エレキング読者がカリフォルニアと聞いて思い浮かべるのは、フライング・ロータスだろうか。いや、ファッションが好きなご年配の方ならアナーキック・アジャストメントかもしれない……なんてことを徒然と考えながら書いてるが、筆者はどちらでもない。カリフォルニア州ロサンゼルスのロック・シーンを追っているからだ。 最近のLAロック・シーンには面白いバンドがたくさんいる。ラテンノリのポスト・パンク・サウンドが売りのシスター・マントス、パンクとクンビアを掛け合わせたザ・コモンズ、モデルのスタッズ・リンデス率いるザ・パラノイズ、ファッション・ブランドのプリティー・グリーンによるキャンペーン・ヴィデオで曲が起用されたウォーブリー・ジェッツなど、早耳の音楽ファンなら誰もが知るバンドがずらりと並ぶ。 なかでもザ・パラノイズは、エディ・スリマンがお気に入りということもあって、ファッション・アイコン的な人気もあるバンドだ

    L.A. Witch | ele-king
  • Shame | ele-king

    ストリーミング・サービスが浸透する一方で、アナログ・レコードやカセットテープが復活の兆しを見せているという2018年のはじめに、よりによって現在もっとも古くさいものとして扱われているコンパクトディスクなんかを手に入れるために大型レコードショップに出向いた。仰々しいPOPが立ち並ぶ閑散とした店内を無駄にうろうろと彷徨うのは癖でもあるし、意地でもある。その音楽についてもっと知りたいと思うのは時代遅れなのだろうか。検索すれば出てくるような情報だけでは飽き足らず、作品の形や色や質感やデザインや歌詞やクレジットなどを見て確かめたい。貯まったポイントで千円分のお支払いができますよ、とレジで優しく言われて喜ぶ程度の庶民。カウンターに差し出すCDに記されたバンド名はシェイム(恥)。笑えない。 青空の下ではにかみながら豚を抱いている1stアルバム『Songs Of Praise』のジャケットの写真、これが実

    Shame | ele-king
  • デヴィッド・ボウイとクラウトロック|marr|note

    映画】デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム Bowie Moonage Daydream/ブレット・モーゲン タイトル:デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム Bowie Moonage Daydream 2022年 監督:ブレット・モーゲン 上のアメリカ版トレイラーを貼り付けて気づいたのだけど、この映画の世界配給はユニバーサルでアメリカ国内はNEON。NEONは映画館アラモ・ドラフトハウス・シネマやポスターやサントラをリリースするレーベルMONDOの設立者による配給会社で、アメリカ国内のインデ もっとみる

    デヴィッド・ボウイとクラウトロック|marr|note
  • R.I.P. Mark E. Smith | ele-king

    1990年代にイギリスで大きくなった人間として、僕はザ・フォールのことをただ「そういうバンドがいる」という程度にぼんやりとしか認識していなかった。ザ・フォールとマーク・E・スミスは影の集団のような存在だったし、ポップ・カルチャーの背後で不可解に動き回っては、たまにそのスクリーンを突き破ってこちらをまごつかせる超俗的な何がしかをカルチャーの中へとすべり込ませていた。 スミスの声はインスパイラル・カーペッツの“アイ・ウォント・ユー”での電話を通してがなり立てるようなかすかにアメリカ英語っぽいマンチェスター訛りのヴォイスとして、そしてエラスティカとの共演曲“ハウ・ヒー・ロート・エラスティカ・マン”でおなじみだった。 コメディアンのステュワート・リー&リチャード・へリングのコンビはザ・フォールの“キュリアス・オレンジ”を自分たちのテレビ・コメディ番組(*1)のテーマ曲に使い、同番組に出てくる「ザ・

    R.I.P. Mark E. Smith | ele-king
    txmx5
    txmx5 2018/02/13
    “文:イアン・F・マーティン (訳:坂本麻里子)”
  • 「古いファンはクソだ」追悼:マーク・E・スミス(THE FALL) 

    英国マンチェスター出身の伝説的ポストパンクバンド、THE FALLのフロントマン、マーク・E・スミス(Mark E. Smith)が、1月24日逝去した。享年60。このニュースは、バンドのマネジャー、パン・ヴァン・ダムド(Pam Van Damned)がTwitterアカウント〈@fallnews〉上で発表した。 詳細については、数日中に発表させていただきます。今は、悲しみに暮れているパンとマークの家族のプライバシーを尊重していただければ幸いです」(2/2) パン・ヴァン・ダムド THE FALLマネジャー マークは、1976年の結成以来、THE FALLを支えてきた、唯一のオリジナル・メンバーだった。THE FALLといえば、しゃべるように歌うマークのヴォーカル、抽象的な歌詞、多様ながらもパンクなサウンドが特徴だ。80~90年代の英国、米国のオルタナティブ・ロックに多大な影響を与えた。2

    「古いファンはクソだ」追悼:マーク・E・スミス(THE FALL) 
  • The Fall’s Mark E. Smith Dead at 60

  • ニュー・オーダー(New Order)の新ライブ盤『NOMC15』リリース記念! 小野島大、新谷洋子、照沼健太が選ぶ理想のセットリスト | Mikiki by TOWER RECORDS

    ポスト・パンク/ニューウェイヴを代表するバンドにして、マッドチェスター・ムーヴメントの先駆的な存在――現在も後続のアーティストに多大なる影響を与え続けているニュー・オーダー。カリスマ的なヴォーカリスト、イアン・カーティスが自殺したことで解散を余儀なくされたジョイ・ディヴィジョンを前身に、残されたメンバーを中心に結成され、81年にファクトリーより“Ceremony”でデビュー。以降、二度の解散を経ながらも再結成を繰り返し、2007年には古参メンバーのピーター・フックがバンドを離脱するも、2015年には10年ぶりのオリジナル・アルバム『Music Complete』を発表した。 同年の11月には、『Music Complete』を引っ提げて、英ブリクストン・アカデミーでパフォーマンス。イギリスのガーディアン紙が五つ星と共に〈誰も到達することのできないエレクトロ史上最高の名曲で光り輝き、ひとたび

    ニュー・オーダー(New Order)の新ライブ盤『NOMC15』リリース記念! 小野島大、新谷洋子、照沼健太が選ぶ理想のセットリスト | Mikiki by TOWER RECORDS
  • オーストラリアの伝説的ポストパンク・バンド、ヴォイト/456の唯一作が未発表発掘&リマスターで奇跡の復刻 (芽瑠璃堂トピック)

  • Die Tödliche Doris ( Müller Wolfgang ) – kavaliere

    Die Tödliche Doris ( Müller Wolfgang ) – kavaliere 1981年、 ノイエ・ドイチェ・ヴェレ ( Neue Deutsche Wel le / 新しいドイツの波 ) は当時デュッセルドルフのホテルに1ヶ月滞在していたぼくの目の前で起こっていた。ノイズ・カセットテープ、実験的なロック・バンド、美術関係のアーティストが結成したパンクバンド、メールアート、ニューペインティングなど、そのすべてには野性的新表現力を持ったエモーショナルな社会主義リアリズムが歌われ描かれていた。 デュッセルドルフのAta Tak、 西ベルリンのZensor、 ハンブルグのZickZackなどのインディペンデント・レーベルが続々誕生し、それらのレーベルがノイエ・ドイチェ・ヴェレの運動を吸収していた ( この辺りのレコードや作品はまだ未紹介のものが多く、いづれ機会をみつけて紹

    Die Tödliche Doris ( Müller Wolfgang ) – kavaliere