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  • 特集:テロとの戦い 東京2020の落とし穴

    Cover Story 世界中で頻発し、指揮系統も実行手段も激変するテロの脅威 オリンピックを控えた日が進める対策の盲点とは テロ対策 憎悪は消えずテロは永遠に続く 日 「東京五輪テロ」の現実味 ■視点 どこまで使える? TOC条約の「実力」 アメリカ ISIS打倒の「秘策」はどこへ 【PERISCOPE】 InternationaList UNITED STATES パリ協定離脱は世界に背を向ける愚行 GERMANY アジア首脳の訪独はどちらの思惑? AFGHANISTAN アフガンのテロはパキスタンが黒幕か INDIA ジカ熱感染を隠蔽しても開き直るインド KENYA ケニアの鉄道開業で「一帯一路」が大加速 CUBA 米キューバ関係の後退で損するのは UNITED STATES それでも不安なミサイル迎撃 RUSSIA カネの切れ目、ロシア疑惑の次のシナリオ UNITED STAT

    特集:テロとの戦い 東京2020の落とし穴
  • 「イスラム国」、豪州の銃撃事件でも関与認める犯行声明

    6月5日、過激派組織「イスラム国」は、オーストラリアのメルボルンで同日発生した銃撃事件について関与を認める犯行声明を出した。写真は現場近くに立つ警察官(2017年 ロイター/AAP/Christine McGinn/via REUTERS) [カイロ 5日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国」は5日、オーストラリアのメルボルンで同日発生した銃撃事件について関与を認める犯行声明を出した。 メルボルンのブライトン地区でこの日、女性1人を人質に取った男が警官3人に発砲。その後、男は警官に射殺された。 イスラム国と関連のあるAMAQ通信を通した発表された声明は「オーストラリアのメルボルンで発生した攻撃はイスラム国の兵士が実行した」とし、この兵士はオーストラリアが米国主導の掃討作戦に参加しているため攻撃を行ったとしている。 *写真を付け、カテゴリーを追加します。

    「イスラム国」、豪州の銃撃事件でも関与認める犯行声明
  • 地球滅亡の危機に引き裂かれるロメオとジュリエット

    <今年の米SFネビュラ賞を受賞したのは、トランスジェンダーでレズビアンという異色のマイノリティ作家。地球温暖化で危機に瀕した人類の価値観の対立を描く> ネビュラ賞とヒューゴー賞は、アメリカSFジャンルを代表する文学賞だ。 ネビュラ賞はアメリカSFファンタジー作家協会の会員、ヒューゴー賞はワールドコン(世界SF大会)に登録したファンが投票で選ぶ。2つの賞で共に最終候補になった作品は、プロとアマチュアの両方が完成度と面白さを認めたことになる。 先日、2017年のネビュラ賞(長篇部門)を受賞した『All the Birds in the Sky』は、ヒューゴー賞の最終候補にもなっており、ダブル受賞するかどうかが注目されている(ヒューゴー賞の発表は8月)。 2017年のネビュラ賞長篇部門の最終候補は次の5作品だった。 ・『All the Birds in the Sky』Charlie Jane

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  • AIで安心な空の旅をもう一度

    激しい格安運賃競争のツケで、乗客は窮屈で不快、不便な空の旅を強いられている Jodi Jacobson/ISTOCKPHOTO <顧客サービスを犠牲にした航空業界の価格競争はもう限界。人工知能を使ったオンデマンド予約が救世主に?> 航空機から引きずり降ろされたり、パイロットから殴られたり。安さ第一の航空会社選びが主流になり、乗客と航空会社の関係は険悪になる一方だ。そんななか、人工知能AI)のような新技術が関係改善に一役買うかもしれない。 エクスペディアやトラベロシティといったオンライン旅行代理店で航空券を予約する人が増え始めたのは、今から約20年前。それまでは旅行代理店に電話するのが主流だった。 従来型の代理店の場合、スタッフが旅行会社向けコンピューター予約システムの情報から利用者のニーズに合うフライトを探す。そうしたシステムでは、主に目的地までの飛行所要時間に基づいてフライトがランク付

    AIで安心な空の旅をもう一度
  • 中東諸国のカタール断交のウラには何がある?

    <中東6カ国のカタール断交の背景として様々な要因が指摘されているが、イランやISISへの敵対姿勢をはっきり示さないカタールへの警戒感が強まった可能性も> サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの4カ国(これにイエメンの暫定政権とモルディブを加えた計6カ国)は、協調する形で今週カタールとの国交断絶を発表しました。カタールと言えば、サウジ、UAE、バーレーンと共に「湾岸協力会議(GCC)」を形成しており、西側にはフレンドリーなことで一貫しています。スンニ派の首長国という政体も、サウジやUAE、バーレーンと一緒です。 このカタールの首長は19世紀以来、サーニー家の当主が務めてきており、1971年に英国から正式に独立して以降も同様です。ちなみに、現在の首長タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー(タミム首長という言われ方が一般的)は、37歳という若手リーダーです。 そのカ

    中東諸国のカタール断交のウラには何がある?
  • イランを生きる男女の深層心理を炙り出すアカデミー受賞作『セールスマン』

    <ベルリン国際映画祭で史上初の主要3部門での受賞を果たした『別離』など輝かしい経歴を持つ名匠、アスガー・ファルハディ監督の新作は、現代のイランを生きる男女の深層心理を炙り出す> 先日は、ジャファル・パナヒ監督の『人生タクシー』を取り上げた。そのパナヒとともにイランを代表する監督でありながら、パナヒとは対照的な地位を築き上げているのが、アスガー・ファルハディだ。 【参考記事】タクシー運転手に扮して、イラン社会の核心に迫った:『人生タクシー』 パナヒは、その作品が何度もイスラム文化指導省の検閲制度によって国内での上映を禁じられ、さらには政府に対する反体制的な活動を理由に、2010年から20年間の映画製作・海外旅行・マスコミとの接触禁止を命じられている。これに対してファルハディは、ほとんど妥協することなく検閲の制約を乗り越え、発表する作品が次々とメジャーな映画祭やアカデミー賞で受賞を果たしている

    イランを生きる男女の深層心理を炙り出すアカデミー受賞作『セールスマン』
  • ラマダン中の「全面戦争」をISISが宣言した

    ラマダン入りの前日にモスクで礼拝を行うイスラム教徒(フィリピン) Dondi R. Tawatao-REUTERS <昨年の断月には欧米で大規模テロが続発。イギリスは警戒レベルを最高度に引き上げた> テロ組織ISIS(自称イスラム国)が先週末のラマダン(断月)開始に合わせ、欧米との「全面戦争」を呼び掛けた。彼らは数日前、死者22人を出したマンチェスター自爆テロ事件の犯行声明を出したばかりだ。 昨年8月に米軍の空爆で殺害されたISISの報道官アブ・ムハンマド・アル・アドナニも過去2年間、同様の呼び掛けを行っていた。ただし、今年のメッセージが後任のアブ・ハサン・アル・ムハジルのものかどうかははっきりしない。 暗号化メッセージアプリ「テレグラム」を使って配信されたアラビア語の音声ファイルは、ISISの「兵士たち」に「家、市場、道路、広場」への攻撃を呼び掛けている。「民間人を標的にすることはわ

    ラマダン中の「全面戦争」をISISが宣言した
  • マルタ疑惑 地中海に浮かぶ小国がヨーロッパの脱税天国に?

    <地中海の美しい島マルタ島が、オンラインギャンブルのマネーロンダリングの巣窟になっているという内部告発がおこなわれた> 地中海、イタリアのシチリア島の南に浮かぶ人口43万人程度のマルタ共和国は、世界で最も小さい国の1つだ。英連邦とEUの一員でもある。「マルタ島」の名称の方が馴染み深いかもしれない。アメリカのミステリー作家ダシール・ハメットの小説で、ボギーことハンフリー・ボガートが主演した映画『マルタの鷹』(1941)の舞台として知られるほか、その美しい街並みとビーチで人気の観光地となっている。 だが、マルタにはもう一つの顔がある。それは、EUきってのタックス・ヘイブン(低課税地域)であるために外国企業を魅了し続け、とくにオンラインゲーミング産業においては世界的中心地であるということだ。その歳入は同国GDPの12%にのぼるという。 内部告発でずさんな管理が明るみに オンラインゲーミング産業と

    マルタ疑惑 地中海に浮かぶ小国がヨーロッパの脱税天国に?
  • マンチェスター自爆、容疑者は犯行までほぼ単独行動=捜査当局

    5月31日、マンチェスターで起きた自爆事件のサルマン・アベディ容疑者が、爆弾製造のための主要な物品の大半を自分で購入し、ほぼ単独で行動していた公算が大きいことが分かった。捜査当局が明らかにした。写真はマンチェスターで犠牲者を追悼する警察官。29日撮影(2017年 ロイター) [ロンドン 31日 ロイター] - マンチェスターで起きた自爆事件のサルマン・アベディ容疑者が、爆弾製造のための主要な物品の大半を自分で購入し、ほぼ単独で行動していた公算が大きいことが分かった。捜査当局が明らかにした。 テロ対策当局者は「われわれの捜査で、アベディ容疑者が主要物品の大半を自分で購入していたことや、入国から犯行までの4日間、ほぼ単独で行動していたことが明らかになってきた」と述べた。 また「爆弾に使用されたとみられる主要部品の全容と入手元がかなり分かってきた」と述べた。 ただ、アベディ容疑者がより大きなネッ

    マンチェスター自爆、容疑者は犯行までほぼ単独行動=捜査当局
  • バグダッドと周辺でISISによる連続自爆攻撃、35人死亡

    5月30日、イラクの首都バグダッドと近郊の町で、自動車爆弾を使った攻撃2件と、自爆攻撃が1件相次ぎ、少なくとも35人が死亡し、100人が負傷した(2017年 ロイター/Khalid al-Mousily) イラクの首都バグダッドと近郊の町で、自動車爆弾を使った攻撃2件と、自爆攻撃が1件相次ぎ、少なくとも35人が死亡し、100人が負傷した。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。 1件目は30日午前0時過ぎ、バグダッド市内のアイスクリーム店の近くで自動車爆弾が爆発し、少なくとも13人が死亡し40人が負傷した。 その数時間後、政府庁舎付近で自動車爆弾が爆発し、10人が死亡し44人以上が負傷した。 30日夕には、バグダッド西方の町で、街中に設けられた軍検問所で男が自爆攻撃を実行し、軍人7人を含む12人が死亡、24人以上が負傷した。 1件目の爆発は深夜に発生したが、イスラム教の断月ラ

    バグダッドと周辺でISISによる連続自爆攻撃、35人死亡
  • フィリピン南部の武力衝突、中東など海外から戦闘員が流入

    5月30日、フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市で過激派組織「イスラム国(IS)」を支持する武装勢力と政府軍による衝突が続いている問題で、フィリピンの情報関係筋は、海外から戦闘員が流入し闘争に加わっていると指摘した。写真は同市のモスクの近くで警備にあたるフィリピン海軍の兵士ら(2017年 ロイター/Erik De Castro) フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市で過激派組織「イスラム国(IS)」を支持する武装勢力と政府軍による衝突が続いている問題で、フィリピンの情報関係筋は、海外から戦闘員が流入し闘争に加わっていると指摘した。 この関係筋によると、前週マラウィ市を占拠した400─500人の武装勢力のうち最大40人が最近、中東など海外からフィリピンに入国した。インドネシア人やマレーシア人のほか、パキスタンやサウジアラビア、ロシア南部チェチェン共和国、イエメン、インド、モロッコ、トルコ

    フィリピン南部の武力衝突、中東など海外から戦闘員が流入
  • AV強要の実態に、胸を締めつけられ、そして驚かされる

    <アダルトビデオ業者の非道さと、一部の女性の無防備さ。『AV出演を強要された彼女たち』が明らかにする日の性の貧しさ> 『AV出演を強要された彼女たち』(宮節子著、ちくま新書)の著者は、「ポルノ被害と性暴力を考える会」世話人。女性や子どもに対するポルノ被害や性暴力を訴える社会活動に取り組んでいるのだという。そしてタイトルからわかるとおり、そのようなキャリアをもとに書かれた書は「AV出演を強要された」女性に接して真実を探り、その実態を明らかにしたノンフィクションである。 私たちは、現在常勤換算の実働で約四・五人(ボランティアがたくさんいる)ほどが活動しており、(中略)二〇一六年八月末現在の累計で二一八件の相談に対応してきた。どの事例もそれぞれに異なり、誰一人としておろそかにはできない独自の問題を抱えている。(18ページより) 著者は実際に携わってきた5事例をベースとしながら、それぞれの経

    AV強要の実態に、胸を締めつけられ、そして驚かされる
  • フィリピン軍、IS系占拠の南部の都市奪還は「間近」

    5月29日、フィリピン軍は、過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力が1週間にわたり占拠する南部ミンダナオ島のマラウィ市(写真)の奪還に近づいているとの見方を示した。(2017年 ロイター/Erik De Castro) [マラウィ(フィリピン) 29日 ロイター] - フィリピン軍は29日、過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力が1週間にわたり占拠する南部ミンダナオ島のマラウィ市の奪還に近づいているとの見方を示した。 軍は「マウテグループ」と呼ばれる武装勢力が市中心部を支配下に置き、23日に発生した騒乱で刑務所から脱獄させた支持者などの支援も受けていると指摘。 軍スポークスマンは「地上部隊の司令官は作戦終了がすぐそこだと確信している」と述べた。 今回の事態で、これまでに100人以上が死亡。死者の多くは武装勢力側だという。また、ほとんどの市民はすでに避難している。

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  • フィリピンが東南アジアにおけるISISの拠点になる?

    <フィリピン南部のミンダナオ島でISIS系武装勢力が政府軍と交戦、マラウィ市を掌握した。ドゥテルテは戒厳令を敷き、戦争も辞さない構え> フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は23日夜、南部ミンダナオ島全土とその周辺地域に戒厳令を布告した。同島南ラナオ州の州都マラウィ市で、ISIS(自称イスラム国)とつながりのあるイスラム系武装組織と政府軍の間で衝突が激化したからだ。 東南アジアにおけるISISの指導者と目されるイスニロン・ハピロンが潜伏するマラウィ市内でフィリピン軍が捕獲作戦を行った際、ISISに忠誠を誓うマウテグループの戦闘員らが政府軍に発砲して銃撃戦に発展。衝突により、周辺の住民に外出をやめるよう通達が出た。同市では27日以降、反政府勢力が病院や刑務所などを占拠している。 【参考記事】フィリピン南部に戒厳令  ドゥテルテ大統領が挑む過激派掃討 ドゥテルテが発動した戒厳令の対象地域は、

    フィリピンが東南アジアにおけるISISの拠点になる?
  • ドイツが独自の「EU軍」を作り始めた チェコやルーマニアなどの小国と

    <過去の戦争の反省か軍備増強はタブーだったはずのドイツが、ルーマニアやチェコやオランダなどドイツの「傘」が要る国と部隊統合をし始めた。目標はヨーロッパ統合軍だ> 「EU軍」の構想は、数年ごとに浮上しては論争を巻き起こす。それは夢の計画であると同時に厄介な難題でもある。ブリュッセルを中心としたEU(欧州連合)内の欧州統合推進派は、ヨーロッパの世界的地位を向上させるためには統合された防衛力が必要だと考えている。一方、ロンドンなど他の地域には、EU軍がいずれNATO(北大西洋条約機構)の対抗勢力になるのを警戒する声もある。 だが2017年に入り、ドイツとチェコ、ルーマニアが、実質的な「EU軍」の設立に向けた大きな動きを進めている。メディアは大きく取り上げなかったが、3カ国共同で兵力統合を発表する記者会見も行っている。この方法なら、EU軍創設について回る果てしない論争や官僚主義を回避できる。 【参

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  • ジャカルタで圧力鍋使用の自爆テロ  不安と衝撃の中で断食月近づく

    自爆テロがあったバス停付近の現場を確保する警察官(5月24日、ジャカルタ東部カンプン・マラユ地区) Sigid Kurniawan/REUTERS <キリスト教祭日の前夜に、男2人が自爆テロ。2日後のイスラム教の断(プアサ)へ向けて緊迫した捜査が続く> インドネシアの首都ジャカルタ東部で24日夜、2度の爆発があり警察官3人が死亡、市民ら10人が重軽傷を負う事件が起きた。国家警察は目撃者の情報や現場の状況から、2人の男性がそれぞれ自爆した自爆テロ事件と断定、実行犯の身元と背後関係を鋭意捜査している。 自爆テロがあったのは、ジャカルタ東部カンプン・マラユ地区の公共バス停車場付近、24日午後9時から9時5分にかけて、停車場のトイレ付近と隣接するバイクの駐車場で相次いで爆発音が鳴り響き、煙が上がった。 現場では27日から始まると見込まれるイスラム教の断(プアサ)を前にイスラム教徒らによる祭りの

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  • フィリピン南部に戒厳令  ドゥテルテ大統領が挑む過激派掃討

    <南部ミンダナオ島周辺で活動するイスラム過激派組織との戦闘が激化、軍や警察に死傷者が出て、住民も避難を余儀なくされている> フィリピンのドゥテルテ大統領は5月23日夜、南部ミンダナオ島周辺地域に「戒厳令」を布告した。同地域で活動するイスラム系過激武装組織との戦闘が激化、軍や警察に死傷者が発生、多数の市民が避難を余儀なくされるなど社会情勢が急速に悪化したのが原因だ。 ミンダナオ島西部南ラナオ州の州都マラウィ市で23日午後、治安部隊による中東のテロ組織「IS(自称イスラム国)」と関係が深いとされるイスラム武装組織「アブサヤフ」の拠点に対する掃討作戦中、「マウテグループ」と称される別の組織が戦闘に参加、激しい銃撃戦となった。この戦闘で警察官2人、軍兵士5人、マウテグループなどの過激派13人が死亡、多数の負傷者がでた。 【参考記事】アブサヤフのテロに激怒、ドゥテルテ大統領がまた殺害容認か 周辺地域

    フィリピン南部に戒厳令  ドゥテルテ大統領が挑む過激派掃討
  • 戒厳令下のミンダナオ島、IS系武装勢力に外国人

    5月26日、フィリピンのカリダ訟務長官は、戒厳令が布告されたミンダナオ島でフィリピン軍と交戦している過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力の中にインドネシア人やマレーシア人の外国人がいたと明らかにした。写真はマラウィ市を行進する政府軍。25日撮影(2017年 ロイター/Romeo Ranoco) フィリピンのカリダ訟務長官は26日、戒厳令が布告されたミンダナオ島でフィリピン軍と交戦している過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力の中にインドネシア人やマレーシア人の外国人がいたと明らかにした。 軍が「マウテグループ」と呼ばれるIS系武装勢力の掃討作戦を実施しているマラウィ市で、25日に殺害した6人の中にマレーシア人とインドネシア人が含まれていた。同市ではこれまでにフィリピン軍側が11人、武装勢力側が31人死亡している。 カリダ訟務長官は記者会見で「マウテグループは以前、地元のテロリスト

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  • イランはトランプが言うほど敵ではない

    <イラン大統領選で穏健派のロウハニが圧勝した。イラン国民が欧米との和解に票を託した証拠だ> イランはオランダとフランスに続き、今年穏健派が勝利した世界で3番目の国になった。19日のイラン大統領選で、ドナルド・トランプ米大統領に代表されるポピュリズムやイスラム原理主義のような過激な政治思想を拒んだのだ。 穏健派のハサン・ロウハニ大統領が地滑り的勝利で再選を果たしたことから明らかなように、ヨーロッパとイランの有権者には相違点より共通点の方が多い。どちらの有権者も選択肢には恵まれず、絵空事の選挙公約や庶民の生活には見向きもしない政治エリートに嫌気がさしていたが、だからといって自暴自棄な投票行動には出なかった。 昨年イギリスのEU離脱を決めた国民投票やドナルド・トランプを選んでしまった米大統領選は、有権者に大きな悔いを残した。既成政治家に対する怒りの意思表示として対立候補に票を投じたり、投票を棄権

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  • ジャカルタのバス停付近で自爆攻撃か、警官3人死亡

    5月24日、インドネシアの首都ジャカルタで自爆攻撃とみられる爆発が2回相次いで起き、警官3人が死亡した。現場付近を警備する警官(2017年 ロイター/Darren Whiteside) [ジャカルタ 24日 ロイター] - インドネシアの首都ジャカルタで24日夜、バス停付近で自爆攻撃とみられる爆発が2回相次いで起き、警官3人が死亡した。警察が発表した。警察の報道官によると、負傷者は10人で、警官5人と民間人5人。 爆発発生当時、警官らは周辺を行進する団体の警備に当たっていた。容疑者2人はいずれも男だという。 インドネシアでは過去17カ月間に、過激派組織「イスラム国(IS)」の支持者による攻撃が相次いでいる。ただ報道官は今回の事件については、イスラム過激派とのつながりは確認されていないと述べた。

    ジャカルタのバス停付近で自爆攻撃か、警官3人死亡