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民俗学と文化に関するvopinkpunkのブックマーク (3)

  • 第5回 バンパイアと人狼、伝説誕生の経緯を検証する

    14世紀に建てられたブラン城。ルーマニアのトランシルバニア地方にあり、ドラキュラ伯爵の居城と言われる。(Gregory Wrona/Getty Images) 人の生き血を吸う吸血鬼、満月の夜になると狼に変身する狼男……これらの怪物たちは、現代の私たちには怪奇小説やホラー映画のキャラクターとしておなじみだ。しかし長い歴史の中では、その存在が実際に信じられ、言い伝えや目撃例も枚挙にいとまがない。なぜこれらの怪物は出現したのか? なぜ信じられたのか? 伝説誕生の経緯を科学の目で検証してみよう。 ■埋葬の儀式がバンパイアの正体を暴く 吸血鬼の起源は古代ローマ、ギリシャ、エジプトにまでさかのぼる。「バンパイア」という名が使われるようになったのは11世紀になってから、奴隷売買が行われていた東欧でのことだった。スラブ語で死からよみがえる人を意味するバンピルや、トルコ語で魔女を表すウピルがその語源とされ

    第5回 バンパイアと人狼、伝説誕生の経緯を検証する
  • 1135 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    あの人はどういうスジの人かね、という言い方がある。筋金入りとかスジ者という言い方もある。大半の学問はこんなスジを追わない。 明治の日が富国強兵と殖産興業にあけくれていた時期、日の村落社会は最悪の時期を通過しつつあった。赤松啓介はそのい散らかされた残骸列島になお息吹いている「常民」ならぬ「非常民」の動向を追って、調査研究活動と社会運動の大半を東播地域に向けた。兵庫県の旧播磨の東部の加古川流域である。そこが赤松の故郷であって、非常民の原郷だったのだ。 柳田國男は「常民」を民俗学の対象にした。その柳田の目が届かなかったか、あえて軽視した日がある。それが非常民の日である。そこにはさまざまのスジが交差していた。赤松がそのような非常民の日を重視するのは、「常」には「貴」も「賎」も含まれないのだから、そこに「非常」がなさすぎるというのだ。もし常民が非常を含むなら、あえて常民といわずに「平民」

    1135 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
  • 1526夜 『かさねの作法』 藤原成一 − 松岡正剛の千夜千冊

    かねてよりぼくは、 日文化を支えてきた方法には 必ずや「あわせ・かさね・きそい・そろい」が 揃い踏みしていると断言してきた。 書はその「かさね」に代表焦点をあて、 そこから「くずし・やつし・ずらし・ちらし」を、 「もじり・もどき・まぎれ」を、「あそぶ・すさぶ」を、 「まねる・うつす」を、「うがち・かけあい」を、 そして「寄せ・譬え・見立て」を解きほぐした。 その文芸遊芸な手法、あっぱれだ。 少々ふくらませて、諸君にも提供しておこうと思う。 いささか業を煮やして、今夜を千夜千冊する。 「かさね」のこと、「あわせ・かさね・きそい・そろい」の一連のことについては、ずいぶん以前から「日という方法」で最も重要な方法だと強調してきたのに、いっこうに理解が深まっていないのに呆れているからだ。 まあ、ぼくの喧伝力が貧しいということになるだろうが、どうもそれだけでもないとも感じている。いつのころからか

    1526夜 『かさねの作法』 藤原成一 − 松岡正剛の千夜千冊
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