橿原市今井町の豊田家にあった江戸中期の茶室で、昭和に移築された国の登録有形文化財。外観は銅板葺き屋根を重ね合わせた変化に富む構成で、内部は八畳敷広間と小間と勝手水屋等からなっています。 大仙公園内の堺市博物館横に、国の登録有形文化財である堺市茶室「黄梅庵」と「伸庵」の二つ茶室があり、それらをつなぐように茶庭が整備されています。庭園の見学は無料で、庭園には国指定重要文化財の旧浄土寺九重塔があります。 奈良県橿原市の今井町の豊田家住宅にあった江戸時代中期の茶室を、日本の電力開発に尽力し明治・大正・昭和に亘り、茶道の四天王と称せられた故松永安左ヱ門翁(耳庵)が譲り受け愛用した茶室で、昭和55年に寄贈され移築したものです。庵名は梅の実が黄熟する頃に完成したことから、耳庵により命名されました。 外観は銅板葺きの屋根を重ね合わせた変化に富んだ構成で、内部は八畳敷の広間と小間と勝手水屋等からなり、広間の