タグ

ブックマーク / gazfootball.com (274)

  • 「チェルシー奇跡の決勝進出」欧州CL準決勝第2レグ バルセロナ-チェルシー

    とりあえず信号強度が0になってしまったスカパーHD問題は解決してないのですが、ブルーレイレコーダーが110度CSチューナーを持っているので、とりあえずスカパーe2の無料視聴を申し込んでサッカー観戦環境が一時復活しました。 なので、早速バルサがチェルシーに敗退したCL準決勝の第2レグを観戦。 これも旬を過ぎた話なので雑感のみにするが、バルサが悪かったというよりもチェルシーが、と言うよりはラミレスが良くあのワンチャンスを決めたな、という点に尽きると思った。 何しろボールポゼッションは72%対28%という圧倒的な大差、テリーはつまらないファールでわずか前半37分に退場、先制点を失ったチェルシーが前半終了間際にバルサの綺麗なカウンターから2点目を奪われた時には、リアルタイムで試合を見ていたほぼ全員がこれでバルサの勝ち抜けは決まりと思った事だろう。 しかし好事魔多しとはこの事。その得点+ロスタイムで

  • 「マイスターシャーレ連覇!」ドイツ・ブンデスリーガ第32節 ボルシア・ドルトムント-ボルシアMG

    ブンデスリーガ連覇がかかり、CLストレートイン圏内をシャルケと争っているボルシアMGとのダービーとあって、普通ならヒートアップしてもおかしくない対戦ではあったが、チーム状態の差もあるのか意外とあっさり決まった印象の試合だった。 序盤から引いて守るボルシアMGに対し、今やすっかり中盤のスタメンに定着したギュンドアンやフンメルスからの縦パスを中心に攻めるドルトムント。しかし最近はギュンドアンのボールの持ち方や捌き方が香川そっくりになって来て、身長も似ているので見間違えることが多い(笑)。 ドルトムントはボールを支配するが連続攻撃をかけるほどリスクは犯さない様子で、香川に2度ほど単発のチャンスはあったものの決め切れずジリジリとした展開が続くが、そういう時はセットプレイとばかりにシュメルツァーのFKにペリシッチが頭で合わせて前半27分にドルトムントが先制する。 後半になると、クロップ監督の檄でも飛

  • 「今回ばかりはメッシがブレーキ」欧州CL準決勝第1レグ チェルシー-バルセロナ

    CL優勝の大命、バルサとホームで対戦したチェルシーの戦い方は、完全なる「ミランコピー」であった。 チェルシーのフォーメーションは、ドログバを前線に1人残してミゲルをアンカーにした4-1-4のコンパクトなブロックを自陣に引き、PAから10mまでは全くバルサにプレッシャーをかけず、ボールがゾーンに入った時のみ数人で取り囲んでボールを奪うという作戦に出てきた。 当然ながらバルサがボールポゼッションで7割以上取るようなハーフコートサッカー状態なのだが、フィジカル自慢&長身選手を揃えるチェルシーの壁をバルサはなかなか突破出来ず、試合開始すぐにサンチェスが抜けだしてバーに当てるループを放ったシーン以降はなかなか決定的なチャンスを作らせない。 チェルシーも単にやられっぱなしだけではなく、意外とボールを奪ってからパスを丁寧に繋ぎ、ある程度体制を整えてからドログバを走らせているので結構カウンターが決まるギ

  • 「これがバイエルンの経験力」欧州CL準決勝第1レグ バイエルン・ミュンヘン-レアル・マドリー

    昨日は飲む用事があった後での観戦なので、試合展開についてはパスして雑感のみで。 リーグ戦ではもうドルトムントに対して完全に白旗を上げた状態になり、もうCLでの結果しか残されていないバイエルンが、レアルに対してまずは2-1とリードを保って折り返すこととなった。 内容的には、いかにもビッグマッチのファーストレグらしく、スペクタクルなところは何も無い、互いに極力ミスの可能性を排した慎重な戦いぶりだったなという印象に尽きる。 前線では、両チーム共に個人がまずしっかりとキープして確実にパスをつなぐプレイに終始していて、ドルトムントが得意とするような「早いパス回し」はほとんど見られなかった。特にバイエルンはロッベンやリベリーまでもがSBの位置にまで下がって必死にサイドをカバーしていたのには驚かされた。 これはレアルに対してホームで絶対に失点を与えたくないというチームの方針の影響も多少はあるのだろうが、

  • 「圧巻のラウル2発!」ドイツ・ブンデスリーガ第29節 シャルケ04-ハノーファー96

    ともにCLやELを目指せる位置にありながらも、ここ数試合は調子を落としているチーム同士の対戦とあって、全体的な内容としてはあまりパッとしない試合ではあった。 試合のスタートはどちらかと言うとハノーファーが先手を取って押しこみ、シャルケはいまいち各選手の意識がまとまらずにバラバラな対応を強いられる展開になったが、その悪い流れを1人で打ち破ったのがラウルの一撃だった。 6分にファルファンが蹴ったFKをラウルがニアで一瞬早く触り、そのボールがここしか無いというコースでハノーファーゴールに飛び込み、セットプレイは高さが云々という「一般常識」をあざ笑うかのような技ありのゴールを決めてしまう。 その後はすっかりシャルケにペースが移り、ハノーファーは攻撃陣と守備陣の間にスペースが出来る事が多く、ラウルやドラクスラーがバイタルに入り込んでパスを繋ぎ、内田もタイミング良くオーバーラップを仕掛けてフリーのラウ

  • 「久々の出場でPKゲットの運の良さ」 イタリア・セリエA第32節 インテル-シエナ

    ストラマッチョーニ監督になってからそれまで安泰だったスタメンの座を降ろされ、この試合でもキブが先発だったのに、39分にサムエルの怪我で急遽出場したと思ったら逆転の原因となるPKをゲットするのだから、長友の引きの強さというものは当に凄いなと感心してしまうよね。 しかし、その陰には長友の相当な努力があったのは確かなようで、PKの場面でもそれまでは全く長友を使おうともしなかったサラテが、まああまり良いタイミングとは言えなかったけど(笑)オーバーラップした長友に出したパスからドリブルで持ち込んで奪ったものだし、強い縦パスを前線に通してみせるなど、キブのビルドアップを見て勉強していたんだろうなと思わせるプレイが随所にあった。 もっとも、まだまだ非サリウイングのサラテとのコンビが出来ているとは言えないし、クロスの精度は全然ダメだけど、アキレス腱を蹴られてからは大きな怪我では無かったようだが明らかに調

  • 「もはやなでしこの背中が眩しい」キリンカップ女子 日本-ブラジル

    相手はブラジルとは言えエースのマルタがいないし、日程的には日のほうが有利だったし、日の先制点は相手のオウンゴールだし、途中でブラジルにPKが与えられてもおかしくないシーンがあったしで、必ずしもこの得点差が両チームの力をそのまま表しているとは言えないが、それでも優勝には3点差以上の勝利が必要という試合でそれをやってのけたというのは見事というしか無いよね。 初戦はアメリカ相手に0-3の大差で敗れたブラジルだったが、そこで1試合こなした事で体が動くようになったようで、序盤は日に対してガンガンと高い位置からプレスをかけて来た。 やはり大黒柱の澤を欠いている日は、どうしても安全に短いパスをつなぐ事しかできないので、ボールホルダーとそこに近い選手に対して集中的にプレッシャーをかけて来るブラジルの罠にまんまと嵌ってしまい、ボールロストをしてはゴール前まで持って行かれる苦しい展開になってしまう。

  • 「香川2ゴール1アシスト!」ドイツ・ブンデスリーガ第27節 1FCケルン-ボルシア・ドルトムント

    ここに来て再び調子が復活して来たバイエルンの今節勝利の結果を受けて、ここは絶対に落とせない試合となったドルトムントだったが、ケルン相手に先制は許したものの香川が爆発して逆転快勝を飾った。 しかしミッドウィークにドイツ・カップのフュルト戦を戦ったドルトムントの前半はあまり出来が良くなく、ホームという事で前からプレッシャーをかけて来るケルンに対してボールが繋げられず、ボールロストからの流れで出されたクロスに対してGKヴァイデンフェラーが中途半端な飛び出しをしてしまい、その隙にヘッドで流し込まれるという、王者らしからぬミスの連発で先制点を与えてしまった。 ところが26分にドルトムントのFKでボールウォッチャーになってしまい、あっさりとDFの前にビスチェクを入れてしまうもったいないミスで同点にされると、そこから一気に元気だったケルンの勢いが落ちてしまって完全なドルトムントペースに。 ケルンはとりあ

  • 「神戸はどっちに向かうのか」 J1第4節 サガン鳥栖-ヴィッセル神戸

    や伊野波、野沢といった代表クラスの選手を積極的に補強した事で、今年のJ1注目株だった神戸だったが、J2から昇格したサガン鳥栖の前になんと0-3での完敗を喫してしまった。 神戸は4-4-2のフォーメーションで、大久保と吉田を2トップにしてボランチの橋とSHの野沢を中心として中盤を作ってから彼らのシュート技術を活かそうという狙いがあったのかもしれないが、結果的にはそれが完全に裏目に出てしまった。 神戸は中盤でボールを回そうとするんだけど、神戸がボールを持ったらFWまで自陣に帰って10人でコンパクトなゾーンを作り、激しくボールにプレッシャーをかける鳥栖の守備の前に全くプレイをさせてもらえず、足元に出したボールを狙われてはカウンターを喰らい、前半8分の決定機をかろうじて防いだと思ったら、その後も建て直す余裕を持てないままに28分、43分とカウンターからあっさりと失点してしまった。 鳥栖の攻撃

  • 「本田はレアル戦で復活!」欧州CLベスト16第1レグ CSKAモスクワ-レアル・マドリー

    ピッチ上は人工芝が凍結しているものの、ロシアにしてはまだマシな零下5度での試合は、何と3分のロスタイムが2分半を過ぎたところでの最後のセットプレイでCSKAが同点に追いつくという劇的な幕切れになった。 CSKAはシーズンが始まったばかりとは言え、どこぞの五輪代表とは違ってこの試合に向けて良い準備が出来ていたようで、コンパクトな守備を敷きつつボールを奪ってからドゥンビアとナイジェリア代表ムサのシンプルな突破にかけるサッカーが機能し、序盤は互角の展開を見せる。 が、CSKAの攻撃パターンはほとんどそれしか無いので、レアルがピッチに慣れてポゼッションするようになると、守備のバランスも良くなってCSKAの中盤にプレスがかかりやすくなり、トップ下であるジャゴエフを孤立させてペースを握り始める。 すると28分にCSKAは自陣右サイドでロングボールの対処を誤り、フリーで出されたクロスに対してトシッチがク

  • 「日本の相手はオージー、イラク、ヨルダン、オマーン」 ブラジルW杯アジア最終予選ドロー

    日、今年の6月からスタートするブラジルW杯アジア最終予選の組み分け抽選会が行われましたね。 そのドローの結果、グループ分けは以下のように決定しました。 <グループA> 韓国(30位)、イラン(51位)、ウズベキスタン(67位)、カタール(88位)、レバノン(124位) <グループB> オーストラリア(20位)、日(33位)、イラク(76位)、ヨルダン(83位)、オマーン(92位) FIFAランキングだけ見れば、日が入ったグループBがきついグループのように思えますが、実質的にはそれほど大きな差は無いものの、どちらかと言うと楽な方のグループに入ったと見るべきでしょうね。 U-23代表も含めて日が散々味わってきたように、ウズベキスタンは現在アジア最高レベルのチーム力を有していると目されるチームであり、カタールも次回の自国開催に向けてなりふり構わぬ「補強」をして来るでしょうし、イランはザッ

  • 「じゃんけんに勝った?FC東京」ACLグループF ブリスベン・ロアー-FC東京

    ACLでの戦いを長く見ていると、つくづくサッカースタイルの違いとはじゃんけんのようなものだなという感慨が強くなる。 日勢が最も苦手とするスタイルは、フィジカルゴリ押しでガンガン前に出て来るサッカーで、Jと比べてはるかに時間とスペースが無く、凸凹ピッチな状況に置かれると、Jのユルプレッシャーと整った環境でパス主体のサッカーをしているチームはあっという間にミスを量産して自滅してしまう。 しかもそこに、昨年のセレッソが受けたキム・ボギョンへの頭突きに象徴されるように、特にアウェイで悪質なラフプレイに対して毅然と裁けないアジアの審判のクォリティが加わると、選手のモチベーション的にも一気に悪い流れへと引きずり込まれてしまう。 次に不得意なのが守りを固めて速いカウンターを繰り出すスタイルで、特にここ数年は中東の資源バブル、中国の経済成長、韓国の財閥パワーに対してJクラブは資金的に太刀打ち出来ず、外国

    xmx3
    xmx3 2012/03/08
    日本勢が最も苦手とするスタイルは、フィジカルゴリ押しでガンガン前に出て来るサッカーで、Jと比べてはるかに時間とスペースが無く、凸凹ピッチな状況に置かれると、Jのユルプレッシャーと整った環境でパス主体のサ
  • 「また1つステージを上がったなでしこジャパン」アルガルベ杯 決勝 日本-ドイツ

    土壇場の90分目で同点に追いつきながら、その直後にゴールを決められて敗戦と、非常に悔しい結果になってしまったドイツ相手の決勝戦だったが、それまでウズベク戦やACLなどでの男子サッカーの情けない姿を見ているだけに、女子の粘りや逞しさには清々しい気分にさせられた。 しかも、この大会での佐々木監督の選手起用は、多くの選手を試しつつ色々なポジションで試すという方針で一貫しており、ドイツとの決勝でも熊谷や近賀、福元に代えて宇津木、有吉、海堀を起用し、後半から有吉を残して鮫島を代えるという、勝利第一では考えられない起用である。 そして、この決勝戦でのドイツは完全に日を研究していて、ボランチを中心にショートパスで組み立てる日に対し、DFラインを積極的に押し上げて中盤のスペースを無くし、1人のボランチに対して2人がかりで猛然とプレスをかけるサッカーをやって来て、特に前半の日はパスワークのキーウーマン

  • 「アメリカに初勝利で決勝進出!」アルガルベ杯 グループB 日本-アメリカ

    いや~、まさか日が体調不良の澤抜きで、W杯も公式記録では引き分け扱いで、今まで一度も勝てていなかったアメリカに90分で勝ってしまうとはさすがに想像出来なかったよ。 しかし、内容的には非常に厳しかった。日は澤に代わって田中が入り、阪口とダブルボランチを組んだのだが、阪口はそれなりに左右にボールは散らせていたけど、田中の球離れが非常に悪くて前線 がポストワークに動いても反応できず、今まで澤が担っていた縦へのパスがほとんど出せずに遅攻を強いられ、日らしい速い攻撃がほとんど繰り出すこと出来なかった。 中を固められていたのであれば、攻撃の主軸はサイド攻撃にならざるを得ないのだが、鮫島のサイドにはスピードとフィジカルに長けたオライリーがいてスペースのケアを怠るわけにはいかなかったし、近賀はあまり調子が良くなくてボールを持ってからの判断とプレイ精度に欠けていた。 そんな状態なので日がボールを持っ

  • 「長友こそがインテルの希望?」イタリア・セリエA第25節 ナポリ-インテル

    一向に調子が上向く気配が無いインテルが、ホームの好調ナポリにろくな攻撃が出来ずに無得点で負けたという酷い内容の試合だったのだが、長友がインテルにとってどんな存在になっているのかという事が垣間見えて、それはそれで面白い観戦となった。 ナポリは3-4-3というフォーメーションを取っていて、インテルはスナイデルトップ下の4-3-1-2という形で対峙していたのだが、3センターの左に入ったカンビアッソが中での対応に追われてほとんどサイドに出てこないために、前半の長友はジェマイリとマッジョの2人に蓋をされて全く身動きが取れず、ボールをもらってもアバウトに縦へと蹴り出すのが関の山であった。 それならば、中や逆サイドで攻撃を作れればいいのだが、フォルランは守備の場面でしか登場して来ないしスナイデルは完全に空気、ファオラーニは上がるタイミングが遅すぎて遅攻にしかならない。そして中盤も病み上がりスタンコビッチ

  • 「これをプラスの戦略に」ブラジルW杯アジア3次予選 日本-ウズベキスタン

    欧州組で動けていたのは岡崎、香川、長友ぐらいで、特にマイクと長谷部、内田のコンディションが最悪でほとんど効果的な働きが出来ず、時差が無いはずの遠藤はさらに酷い出来で香川がボランチの位置まで下がってゲームメイク、でもマイクがいるのにパスやクロスはグラウンダーばかり、動けている選手でもパスが伸びたりトラップが流れたりとどっちがアウェイなんだという精度の低いプレイばかりと、一言で言えばまあこれ以上悪い状態を探すほうが難しい試合をやってしまったなという印象。 失点の場面でも、ウズベキスタンの攻撃参加に対して日の中盤が全くカバーしていないという真剣勝負では有り得ないボーンヘッドで、その後に見たアルガルベ杯の女子の試合を見ても、明らかにピッチ上の日選手の人口密度に差があった。選手はモチベーションが高かったと言っているが、やはり五輪予選のシリア戦とマレーシア戦の違いと同様に、既に3次予選を突破してい

  • 「これでは長谷部が気の毒だ」ドイツ・ブンデスリーガ第22節 シャルケ04-ヴォルフスブルク

    長谷部のインタビューなどから、マガト監督はほぼ戦術練習をやらず、しかも練習でさえ起用した事がないポジションをぶっつけでやらせる事が知られてしまっているわけだが、今回はものの見事にそれが裏目に出たというか、誰でも予想がつくだろうと突っ込まざるを得ない内容と結果になってしまった。 ヴォルフスブルクは4-3-3という3ボランチの形で、アンカーがラウルを見るような意図があったのかもしれないが、案の定中盤の連携がバラバラであちこちで選手のポジションがかぶりまくり、ボールキープ出来ないので3トップのサイドが中盤に下がって1トップのマンジュキッチが孤立し、全く攻撃の形というものが出来なかった。 しかも中盤でボールが保持できない癖に無駄にラインが高く、10分にセットプレイからあっさりラウルに決められて先制を許すと、その5分後にはノープレッシャーでトレシュのサイドが破られ、フクスからのクロスを余裕でフンテラ

  • 「香川がスーパーゴールでチームを救う」ドイツ・ブンデスリーガ第21節 ボルシア・ドルトムント-バイヤー・レヴァークーゼン

    前節で首位に立ち目下絶好調のドルトムントだったが、ウィークデイにカップ戦を戦った影響だろうが、レヴァークーゼン相手にかなり苦しんだ試合となった。 レヴァークーゼンは、ほぼ4-1-4-1のようにアンカーを置いてドルトムントの中盤を潰しに来ていて、トップ下の香川にはドルトムントがボールを持つとほぼ誰かが常にマークに付くような状態で、特に前半10分ごろからはドルトムントの攻撃への切り替えが遅くなり、中盤でパスをカットされては高さのあるキースリンクを中心に速く攻めるレヴァークーゼンの攻撃を何とかしのぐという展開が続く。 そんな苦しい流れだっただけに、前半終了間際の香川のスーパーゴールは鮮烈だった。相手DFからの縦パスをカットし、クーバから香川へのパスに対し、香川が一瞬フェイントを入れてマークに来たDFの意識を中に寄せると、その逆を突いたファーへのトラップで完全に置き去り、必死で追いすがった相手の4

  • 本田のラツィオ移籍に立ちはだかるハードル

    数日前から交渉が明らかになり、多くのサッカーファンが今日決まるのか明日決まるのかとやきもきしている田のラツィオへの移籍ですが、やはり予想通りに31日の移籍期限ギリギリまでチキンレースが繰り広げられる様相になって来ましたね。 最初はスッキリと決まるように思われていたこの移籍が、ここまでもつれてしまっている原因としては、まず欧州を取り巻く経済情勢が大きいように思われます。 言うまでもなく、ソブリンリスクで特にスペイン、ポルトガル、イタリアの経済についてはこれから失速することが確実視され、UEFAのファイナンシャルフェアプレー規定も相まって、これらのリーグに所属するクラブは軒並み縮小財政を余儀なくされており、例年に比べると今冬の移籍市場は極めて冷え込んでいるのが現状です。 それに比べると、石油や天然ガス産業で潤うロシア(と中東マネーが入ったクラブ)は資金的に余裕があり、別に無理やり田を放出し

  • 「澤選手、佐々木監督ダブル受賞おめでとう!」 2011年FIFA年間表彰式・バロンドール

    W杯優勝チーム主将&得点王&MVPの選手が選ばれなければ、いったいこれ以上何をしないといけないんだと言われながらも、蓋を開けてみるまではドキドキものだったFIFA女子年間最優秀選手・バロンドールですが、無事に澤穂希選手が受賞しましたね! そして世界女子チーム最優秀監督に佐々木監督が選ばれるというダブルの栄冠は、ともにアジア人史上初という事でいくら褒め称えても足りない快挙だと思います。 まあ、澤選手の凄さについては今までにいろいろなところで語りつくされてしまっていますし、今日のニュースでも再度並べ立てられるでしょうから、ここではFIFA公式サイトに記載されている投票データについて取り上げてみたいと思います。 まず男子のバロンドールのみではありますが、各国の選手(主に代表チームキャプテン)、代表監督、メディア関係者が誰に投票したかというリストがあります。 これによると、長谷部選手がメッシ、ダニ