‘22年3月5日(土) 欧州はウクライナと地続きだから、 紛争への関心が高い。 特に、フランス人は 「自由をかけた戦い」となると、 がぜん燃える。 1日には、パリで ウクライナ支援集会が開かれた。 会場は、19世紀に造られた 下町の劇場。 哲学者サルトルが戯曲を発表 したところで、天井桟敷まで いっぱいだった。 オランド前大統領ら著名人が 駆け付けた。 米国人もビデオ出演した。 白髪の女性がウクライナの 応援歌を披露し、 「妙に迫力がある」と思ったら、 パティ・スミスさんだった。 1970年代に「パンクの女王」と 呼ばれたカリスマ歌手だ。 続いて、ウクライナ人たちが 登場した。前大統領は 「チェルノブイリに近い街が 露軍に攻撃され、唯一の薬局が 消えた」と戦況を伝えた。 「キエフが陥落すれば、 民主主義が敗北する。 これは、あなた方の戦いでもある」と 涙声で訴える作家もいた。 パリから2千