皆さん、お忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。 この最終講義の機会をつくっていただきました児玉教授と藤井教授に御礼申し上げたいと思います。また、先端研の皆様方、事務の方々にも御礼申し上げます。 一番前の席があいています。後ろの方は大分混んでいますので、どうぞ前にお詰めください。私は前があいていると話しにくいので、いつも講義のときには一番後ろの人は指すことにしています。(笑)きょうは指しませんけれども。どうぞ前にお詰めいただきたいと思います。 きょうの話のタイトルは「日本は二一世紀に生き残れるか?」という大変センセーショナルなタイトルにしてあります。実は先日、ある方から、結論はどちらなのか、生き残れるのか、生き残れないのかと聞かれたわけですけれども、そのときは、答えを決めてからタイトルを決めたわけではありませんので、当日までに考えておきますと言っておいたのですが、先ほどまで考