前回のエントリーで日本とインドのシステムインテグレータは非常に似通っているという話をしたが、今回は決定的に違う点を1点指摘したい。既にぶくまのコメントでも頂いているが、その違いは使用言語、もっと俗っぽいいい方をすれば英語力だ。インドのシステムインテグレータの規模は10万人程度と紹介したが、10万人全てが例外なく英語を話し、全てのプロジェクトが英語で進行する、これは日本のシステムインテグレータとの大きな違いだ。 私のインド人の同僚曰く、インドにはヒンディー語と英語という2つの公用語があるが、ビジネスの世界では英語が公用語となっている。よって、TCSやWiproのような巨大システムインテグレータに勤める人の中には、英語ができないどころか、英語が苦手という人は一人もいなく、プロジェクトが英語以外(ヒンディー語も含め)の言語で行われることもまずない。 この言語力から派生して、日本とインドのシステム
以前、"インドのIT業界の階層構造事情"というエントリーを書いた際に、とある人気ブログの管理者の方から下記のような質問を受けた。 会社全体の組織体系はどのようになっているのか プロジェクトの進め方、チーム構成はどのようになっているのか プロジェクトの契約体系はどのようになっているのか 質問を受けた時はあまり詳細に答えることができなかったのだが、先日同僚のインド人と直接会う機会があり、上記の質問を酒を飲みながらぶつけてみたので、そこで話した内容をこの場で共有したい。 会社全体の組織体系はどのようになっているのか 上述のエントリーで紹介した通り、TCS、Infosys、Wipro、HCLといったインドの代表的な巨大システムインテグレータは殆どが10万人以上の従業員を抱える。その巨大組織をどのような組織体系で効率的に運営しているのか、より具体的にポイント絞れば案件毎に個別最適に走りがちで、組織を
ひとつ、昔話でも。 やたらプログラマーを応援したがるエントリーを書いたり、 ときどきプログラミングの話題を書いたりする関係で、 「SEの人なんだ」と思われたりするんですけど、SEではないんですよ。 まぎらわしくてごめんなさい。 でも、昔はSEでした。 3年間、割と大きな会社でJavaプログラマーやってました。 まあ、この際、「SEとプログラマーは違う」なんて話題は目をつむってくださいな。 デキル人になりたくて、土日もよく勉強してました。 資格の勉強をしたり、自宅でプログラミングばかりしてました。 まあ、友達いなかったんでね、それぐらいしかやることなかったってのもあるんだけどさ。 当時、自分のいた会社では、 請け負う案件をCOBOLなどのレガシーシステムから、Javaを使ったオープンシステムに移行し始めてました。 社内でCOBOLを知っている人は多数いたけど(あとVB)、Javaを知っている
「新卒で入社して一年」とそれに対するブクマを読んで、入社して3年目の頃の気持ちになったbonlifeです。あらためて丸6年が経過しようとしている事実にビックリですよ。頑張らなきゃ!とりあえず、自己紹介と近況報告、今後の抱負をまとめたエントリーです。 入社、そして給料泥棒疑惑 私の場合、文系(文学部)出身なのに間違って大手メーカーの社内システムエンジニアになってしまいました。1、2年目は劣等感の塊でただただしんどかったです。たまたま配属された組織がちょっとアレなところで、圧政が敷かれていたので、精神的にもキツかったなぁ…。3年目ぐらいになって少し心に余裕が出来て、あらためて冷静にまわりを見渡してビックリ。凡庸な人が意外と多い。8割ぐらいは凡人(っぽいやや変人)。残りの1割がキレモノで1割は使えない人…。最初の頃、専門用語が飛び交って難しそうな話してるなぁ、と思っていた会議の内容も、実際には製
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