新型万能細胞(STAP細胞)論文の筆頭著者、小保方晴子・研究ユニットリーダーが厳しい立場に追い込まれている。英科学誌「ネイチャー」に投稿した論文で画像の使い回しや別の論文の盗用の疑いがもたれているのに続き、今度は自身が大学院生だった時に書いた博士論文にも疑惑が浮上してきた。 引用や参照と明記しないまま、20ページに渡って別の資料からほぼ「丸写し」したとみられる記述が見つかったという。仮にコピーアンドペースト(コピペ)したなら、研究者としてはありえない行為だ。 専門家でも論文を「ななめ読み」するかもしれない 小保方氏が2011年2月付で早稲田大学に提出した博士論文と内容が酷似しているとされたのは、米国立衛生研究所(NIH)のウェブサイトに掲載されていた内容だ。幹細胞の基礎的な知識をまとめたもので、一部の見出しや語句を除けばほぼ同一とみられるという。全108ページ中、第1章の約20ページが「コ