渋谷公園通りを歩くと、WAVEやバナナレコードがあった頃を思い出す。1990年代半ばの渋谷は、店はもちろんストリートのあちこちで新しいカルチャーの萌芽が肌で感じられたものだ。ヴィンテージデニムや東京ブランドなど、この地で生まれ、やがて世界が注目したムーヴメントは想像以上に多い。神南と宇田川町の境目にある交差点は、ある意味、シンボリックな場のひとつであった。現在、そこに居を構えるのがJ.S. BURGER’S CAFEだ。店先に置かれたサインにふと目をやると“BURGER’SCRAFT”の文字が。昨今のグルメバーガーブームの一翼を担うこの店が新たに注目したのは“クラフト”というキーワードだった。 オーダーから少しばかりの時間を経て、目の前に置かれた「プレミアムクラフトベーコンチーズバーガー」はほかにはない存在感を放つ。ひと口ほおばるとスモーキーな味わいに、口どけのよい脂の凝縮された旨みが染み
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