【ワシントン=望月洋嗣】米政府の情報機関、国家安全保障局(NSA)と連邦捜査局(FBI)が、テロの捜査などを名目に、インターネット上の個人情報を極秘に収集していたことが分かった。グーグルやフェイスブックなど9社が、この情報収集に協力していたという。 米紙ワシントン・ポストが6日、独自に入手した米機密文書の内容を元に報じた。同紙によると、米政府は対外情報監視法(FISA)に基づき、PRISMと呼ばれる極秘の情報収集プログラムをブッシュ前政権下の2007年にスタート。オバマ政権も、捜査令状のない情報収集を拡大してきたという。 情報収集は外国のテロ組織の捜査を目的としており、マイクロソフト、ヤフー、ユーチューブ、スカイプ、アップルなどが協力してきたという。フェイスブックなど数社はワシントン・ポストの取材に対し、このプログラムを関知しておらず、いかなる米政府機関にもサーバーへの直接のアクセスは