高級食材「アメリカンロブスター」として知られる外来種アメリカウミザリガニが7月、東京湾で捕獲されていたことが6日、分かった。神奈川県水産技術センター(同県三浦市)によると、日本近海での発見は数例しかなく、東京湾の確認は初めてという。 体長約30センチで、重さ約1・2キロ。横浜市漁業協同組合柴支所の底引き網漁船が、同市の八景島沖約8キロの海底(水深約50メートル)で捕獲した。 同センターの主任研究員は「輸入ロブスターを間違えて海に落としたか、故意に放流した可能性がある」と指摘。東京湾に天敵は少ないため生態系に影響があるのではないかと懸念している。