乗客・乗員520人が死亡した日航ジャンボ機墜落事故の遺族たちが、事故から12日で28年になるのを前に神流川に灯籠(とうろう)を流した=11日午後6時51分、群馬県上野村、河合博司撮影 【山下奈緒子、井上怜】乗客・乗員520人が死亡した日航ジャンボ機墜落事故から12日で28年になるのを前に、墜落現場の「御巣鷹の尾根」がある群馬県上野村で11日夕、遺族らによる灯籠(とうろう)流しが行われた。ふもとの村役場前を流れる神流(かんな)川で、それぞれの思いを書いた灯籠を川面に浮かべ、犠牲者の鎮魂と安全な社会の実現を祈った。 遺族による「8・12連絡会」と支援団体が主催し、遺族や支援者ら100人以上が参加した。同県高崎市のアコーディオンサークルのメンバーらが演奏する中、「おすたかから安全を発進」などと書いた約200個の灯籠を流した。 事故は1985年8月12日に起きた。小学6年生だった次男の裕史君