動物にとっては食べ物が少なくなる冬。奈良公園の鹿たちはどうやって過ごしているのだろう。園内を2人の記者が歩いた。 気温が零下近くまで下がった朝。一面に霜がおりていたが、鹿はいつもと変わらない様子で、芝を食べては休み、気がつくとまた食べている。いったいどのくらいの量を食べるのか。奈良公園の鹿を保護する「奈良の鹿愛護会」を訪ねた。 獣医師の吉岡豊さんによると、草食動物は体重の約3%が1日の食事量。平均体重が約60キロの雄は1・8キロ、約40キロの雌は1・2キロのえさを食べる計算だ。
![奈良)冬の鹿、どんぐりで栄養 おやつは鹿せんべい:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5e80ad37d6c7cadba1d72845f28b2f1f8348d4b5/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20140211001454_commL.jpg)
奈良公園の「鹿せんべい」のサイズが、微妙に変化し始めた。消費増税のあおりで、10枚150円(税込み)はそのままに、小さくしたり薄くしたり……。増税の影響は動物も例外ではない。 「鹿せんべい」は愛護団体「奈良の鹿愛護会」の登録商標。5業者が同会発行の証紙でせんべいを束ね、観光客らに販売している。 奈良市のある業者はこの春、1枚の直径9センチを8センチにした。材料の米ぬかと小麦粉を混ぜたものを焼き台に落とす際の機械を調整した。その差は重さ1グラムにも満たないが、店主(66)は「こうするよりほかない。増税分はまかなえそうにないが」と話す。8%から10%にさらにアップした時はどうするか。「値段を上げれば買ってくれる人が減る。残る手は枚数を減らすぐらいだが、そんなことを考えたくもない」 1枚の厚さ2・6ミリを2・4ミリに変えたのは別の業者。店主(72)は「増税でどうしようもなかった。ギリギリの線。少
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