食品を加熱調理する過程において、食品中では様々な化学物質が生成されたり、分解されたりしています。このとき生成する化学物質の中には、食品を食べやすくする、好ましい風味を醸し出す、保存性を高めるなど有用な効果をもたらすものがある一方で、私たちの健康に悪影響をもたらす可能性のあるものが副産物としてできることがあります。そのような加熱食品に含まれる有害化学物質のひとつが「アクリルアミド」です。 食品にアクリルアミドが含まれていることが2002年に発表されて以来、日本を含めた世界各国・地域で、いろいろな食品に含まれているアクリルアミドの分析、ヒトが食品から摂取するアクリルアミド量の推定、アクリルアミドの健康影響に関する調査、食品中のアクリルアミド生成要因に関する研究などが行われており、現在も食品中のアクリルアミドの低減に向けた取組が継続して実施されています。 農林水産省は、食品中のアクリルアミドに関