東日本大震災で、宮城県石巻市の私立「日和(ひより)幼稚園」の送迎バスが津波に巻き込まれた事故を巡り、死亡した園児4人の両親が運営法人と当時の園長を相手取り、損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、仙台地裁であった。
東日本大震災で、宮城県石巻市の私立「日和(ひより)幼稚園」の送迎バスが津波に巻き込まれた事故を巡り、死亡した園児4人の両親が運営法人と当時の園長を相手取り、損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、仙台地裁であった。
東日本大震災による津波で、宮城県石巻市の大川小学校で児童と教職員合わせて84人が死亡・行方不明となった惨事で、市教委による遺族への説明会が26日、市内で行われた。亀山紘市長が約1年3カ月ぶりに出席。昨年の説明会で「自然災害における宿命」とした発言について「おわび申し上げる」と述べたが、遺族からは「謝罪とは言えない」などと批判が相次いだ。 昨年6月の説明会で、亀山市長は「もし自分の子どもが亡くなったら、自分自身に問うということしかないと思っております。これが自然災害における宿命だと思っております」と述べたため、学校や行政の責任をあいまいにしているとの批判が出ていた。 この日も、市長はいったん、「謝罪するのはおかしいのでは」などと発言。しかし、「遺族への説明で使っていい言葉ではない」などと批判を受け、「自分が思い悩むという意味で『宿命』という言葉を出したが、みなさんが憤りを覚えたのであれば
津波で多くの児童らが亡くなった大川小で、遺族と市教委が共同で現地調査を行った=21日午後4時15分、宮城県石巻市、日吉健吾撮影津波で多くの児童らが亡くなった大川小で、遺族と市教委が共同で現地調査をおこなった=21日午後5時25分、宮城県石巻市、日吉健吾撮影 東日本大震災による津波で、児童と教職員計84人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市の大川小学校周辺で21日、遺族と市教委が初めて共同で現地調査を行った。逃げ遅れた原因の究明のため当時の移動を再現したところ、児童らは学校を出て約1分後に津波に襲われたことが分かった。 この日は、遺族、市教委職員のほか測量士ら約30人が参加。地元の人や児童の証言をもとに移動経路を再現した。 震災時、児童らは学校から住宅街の裏道を通り、百数十メートル離れた「三角地帯」と呼ばれる新北上大橋たもとに移動を始めた直後、津波に襲われた。学校から津波にのまれた場所
議論5時間平行線 石巻・大川小市教委が遺族と会合 石巻市教委が大川小児童の遺族らを対象に開いた会合=8日、石巻市河北総合支所 東日本大震災で児童、教職員計84人が死亡・行方不明になった宮城県石巻市大川小の被害をめぐり、市教委は8日、児童の遺族との会合を開いた。避難行動などに関する市教委のこれまでの説明に対し、遺族側が疑問点、矛盾点を追及。説明会を含め5度目となった両者の話し合いは5時間半に及んだ。市教委は防災対策や対応の不備を認めたが、「関係者の処分は考えていない」と説明。事実関係の認識も平行線をたどり、溝の深さがあらためて浮き彫りになった。 ◎「聞き取り」欠落調査へ/検証 会合で焦点の一つになったのが、校庭に避難した児童が山に逃げるよう訴えていたとの証言。「山への避難を進言した児童がいた」と主張する遺族に対し市教委は3月、「そういう事実は把握していない」と説明していた。 当時学校にい
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