【シカゴ=野毛洋子】半世紀ぶりの干ばつに見舞われた米国で、発がん性の高いカビ毒「アフラトキシン」によるトウモロコシ汚染の懸念が浮上している。主産地のアイオワ州は8月31日、トウモロコシを飼料とする乳牛の汚染を懸念し、予防措置として州内の酪農農家が生産する牛乳を検査する規制を導入した。アイオワ州は同州産トウモロコシのサンプル検査も実施する。米国のトウモロコシの収穫は始まったばかりで、実際の汚染状
トウモロコシや大豆といった穀物の世界的な価格上昇を受け、農林水産省は、国内での食品の生産や価格に影響する懸念があるとして、関係国からの情報収集を強化するなどして今後の動向を注視することにしています。 記録的な干ばつで、世界有数の農業生産国のアメリカでは、トウモロコシや大豆の生産量が例年より大きく減少する見込みです。 このため、トウモロコシや大豆の先物価格は、代表的な指標で、この2か月余りの間にトウモロコシは40%以上、大豆は30%前後、それぞれ値上がりして歴史的な水準にまで高騰し、これに連動する形で、小麦も40%以上値上がりしています。 農林水産省は、こうした状況が続けば、トウモロコシや大豆のほとんどを輸入に依存している日本としては、餌として多くの穀物が必要になる牛や豚など、幅広い食品の生産コストが上昇する懸念があるとして警戒感を強めています。 このため、農林水産省は、主要な穀物の生産国の
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