日本発達障がいネットワーク(JDDネット)いわて・震災後発達障がい支援チームは今月、発達障害児・者の約3割に昨年末時点でも震災ストレスの影響とみられる感覚過敏などが持続していた―との調査結果を公表した。過去に発達障害児・者の震災ストレス実態調査例は少なく、今後の支援を進める上で貴重なデータ。長期的な支援体制構築の必要性が浮かび上がった。 調査は、県内の発達障害やその疑いがある子どもへの震災の影響や支援ニーズを把握するため実施。昨年11月、沿岸と内陸の保護者193人にアンケートを依頼。今年1月までに自閉症(知的発達遅れあり/なし)、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などの78人の保護者から回答を得た。 沿岸地域の相談支援専門員や教員ら支援者対象の調査も実施。震災直後から数カ月間に感じたこととして「子どものストレス、パニック、不安定など」「親のストレス、疲れ、