最近、うちの病院で新患のしかも初発の統合失調症の人をほとんど診なくなった。新患はうつ状態が最も多い。よく考えると、いつか過去ログに出てくる「3人の女性患者」のうちの1名を診て以来、初発の新患は全く診ていないので、新規発生患者は非常に少なくなっていることが予想できる。 一般に、教科書的には統合失調症の発病率は0.8%くらいと言われている。たぶん、現在の真の発病率は0.4%くらいではないのかしらん?と思ったりする。若い統合失調症の患者さんを全く診ないかというとそうでもなく、例えば措置鑑定とか医療観察法の鑑定で診るので全然いないことはない。しかし、うちのようなタイプの病院にはあまり来ない。 単に操作的に診断すれば、幻聴などの陽性症状が一定の期間続けば、統合失調症と診断して良いため、マギレの人々が入り込んで、結局、従来と同じ0.8%となると言うのはあるかもしれない。これは時々過去ログでも触れている
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