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ブックマーク / ameblo.jp/kyupin (17)

  • 『うつ状態と料理』

    うつ病圏の治療では外来治療で決着がつく場合が多い。この確率は今も昔(SSRI以前)もあまり変わっていないのではないかと思う。 病状が悪く希死念慮が出てきたり、困惑~昏迷状態を呈してきて、外来ではどうにも治療が続けられない場合は、できれば入院治療した方が良い。入院治療すると会社や家庭から離れることができるので、「休養」と言う面で大きな違いがある。勤め人の場合、家庭療養だとなんとなく皆に「うつ病」という実感が伝わらず、家に居辛いということも実際にある。周囲の人には病気と言うリアリティが乏しいから。もともと、うつ病は休んでいるだけで徐々に良くなっていく面があるのである。 うつ病の人が入院治療を継続しているうちに、やがて良くなって外泊を試みるようになる。女性の場合だが、最初は家事では洗濯、掃除くらいはできたというのが多い。洗濯はできるけど、料理を作るのはまだきつかったとか。実は、料理はワンランク上

    『うつ状態と料理』
  • 『音楽療法』

    今日のエントリは急に思いついて書いたもので、まとまったものではない。 ある時期、研修医を終えたばかりの頃、勤めていた病院に音楽療法を実践している女医さんがおり、時々、見学に行っていた。ぼんやりと見ている限りだが、単にレクレーションをしているようにしか見えなかった。実際、作業療法などとあまり変わらなかったような気がする。 対象者は全て統合失調症の患者さんなのである。施行直後の精神病の状態変化は目視できなかったが、作業療法やレクレーションの視点では、しないより遥かにマシである。 統合失調症の場合、音楽に限らず、何らかの精神、身体の穏和な揺さぶりは荒廃の進行を抑制すると思われる。 音楽療法の1つに音響療法というものがあり、音響による波動が筋肉や他の組織をゆさぶり、それがリラクセーション効果を及ぼす。 しかし、その波動は著しく大きなものだとかえって有害である。例えば、戦闘中に兵士の近くに落ちた爆弾

    『音楽療法』
    yu76
    yu76 2013/12/30
    統合失調症の場合、音楽に限らず、何らかの精神、身体の穏和な揺さぶりは荒廃の進行を抑制すると思われる。
  • 『統合失調症は減少しているのか?』

    最近、うちの病院で新患のしかも初発の統合失調症の人をほとんど診なくなった。新患はうつ状態が最も多い。よく考えると、いつか過去ログに出てくる「3人の女性患者」のうちの1名を診て以来、初発の新患は全く診ていないので、新規発生患者は非常に少なくなっていることが予想できる。 一般に、教科書的には統合失調症の発病率は0.8%くらいと言われている。たぶん、現在の真の発病率は0.4%くらいではないのかしらん?と思ったりする。若い統合失調症の患者さんを全く診ないかというとそうでもなく、例えば措置鑑定とか医療観察法の鑑定で診るので全然いないことはない。しかし、うちのようなタイプの病院にはあまり来ない。 単に操作的に診断すれば、幻聴などの陽性症状が一定の期間続けば、統合失調症と診断して良いため、マギレの人々が入り込んで、結局、従来と同じ0.8%となると言うのはあるかもしれない。これは時々過去ログでも触れている

    『統合失調症は減少しているのか?』
    yu76
    yu76 2013/09/16
    “生来性に器質性変化を既に生じている子供が多くいるため、内因性疾患、特に統合失調症を発病しにくくなっているのであろう”…食事中の化学物質、電磁波などが影響?とのこと
  • 『広汎性発達障害の診察ができるかどうかの調査』

    精神科病院に、広汎性発達障害の診察ができるかどうかの調査が来ることがある。 広汎性発達障害は、どこの精神病院でも結果的に診ているが、「広汎性発達障害の診察ができるかどうか」と問われると、どのように答えて良いか困る。 普通、精神科病院では、古典的精神疾患を多く診ているということもあり、「広汎性発達障害を診る」と積極的にはアピールして良いほど、マンパワーはないのが普通である。 一般の精神病院では来、広汎性発達障害を想定しないで建てられているので、施設的にも対処しにくくなっている(広汎性発達障害を診るためには全体の個室率が高い方が良い)。(参考) 積極的にアピールしないのは、種々の要因がある。 従って、広汎性発達障害は積極的には受け入れていない病院に登録しておく。(実際は登録という感じではないのだが)。 県内では、○○病院と△△病院・・が児童思春期を診ているといった感じで、なんとなく「住み分け

    『広汎性発達障害の診察ができるかどうかの調査』
    yu76
    yu76 2013/09/16
    古典的な精神科病院サイドからみた、広汎性発達障害と医療の話。よく言われがちな「二次障害」と「(障害は)個性」についての問題提起も。
  • 『プレコックス感』

    「プレコックス感」という言葉があるが、これは「対人接触性」とは異なると思っている。プレコックス感は別に診察していなくても、極端に言えば、バスでたまたま一緒に乗り合わせているぐらいでも、表情を見ると感じ取ることができる。 プレコックス感は、その人の写真だけでわかるものか? という質問には、やはり写真だけだとかなり精度が落ちるといわざるを得ない。ただ、その人の様子がわかるビデオだとかなりわかると思う。こんな風に考えていくと、プレコックス感は単に平面的なものではなく、おそらくその場の3次元的なものが関与しているのだろう。短くて良いが時間的な推移も必要なのかもしれない。 ある人が統合失調症に罹患したとして、プレコックス感はいつ出てくるのだろう? 少なくとも発病した瞬間は、プレコックス感はないと思う。例えば、非常に稀だが、「昨夜11時から突然様子がおかしくなりました」などと言う主訴で初診する患者さん

    『プレコックス感』
    yu76
    yu76 2013/09/16
    “アスペルガー症候群の患者さんが統合失調症と誤診されて入院している人も少なからずいるのではないかと思っている。誤診されたからと言って、治療はあまり変わらないのがとても精神科的なんだけど。”
  • 『もしアスペルガーがなかったら・・』

    「アスペルガー症候群はない」という人もいるが、もしなかったらどうなるのか?というのを考えてみた。 個人的に、「アスペルガー症候群は存在しない」という意見はとても理解できる。なぜなら、ずっと以前はそういう診断はしなかったし、それで困ることはなかったからだ。今でも、アスペルガー症候群の診断をしない医師もわりあいいるが、そう診断しないからといって、そこまで大きな影響はない。なぜなら、精神科治療はファジーな面があるので、基的に対症療法ということがある。 アスペルガーは幻覚妄想が活発にあるケースでは極めて紛らわしいことがあるが、落ち着いてくると統合失調症の対人接触性とは異なるため、ずっと精神科医を欺き続けることは難しいと思う。時間が経てば、統合失調症とは別の診断にならざるを得ない。(参考) もし今日的な「アスペルガー症候群」の診断が存在しなかった場合、たぶんとりあえず状態像で診断されると思うが、「

    『もしアスペルガーがなかったら・・』
  • 『自閉症スペクトラムは実は3次元になっている?』

    自閉症スペクトラムは、なだらかに正常に近い人たちから明確な自閉症の人まで連続していることを言っている。コアな自閉症やアスペルガーだけでなくその周辺群も含めているので、しばしば平面的なイラストで表されている。つまり、分類不能の広汎性発達障害などもすべて1疾患として平面上に置ける形になっているのである。 実は自閉症スペクトラムは生来性の器質性疾患の1パターンに過ぎないので、器質性の程度を考慮すれば立体的になっていると言った方が、より正確に表現していると言える。つまり、自閉症スペクトラムは器質性障害の中の狭い範囲のことを言っているのである。(3次元の軸は器質性障害の程度である。) 器質性背景があまりにも大きい場合、もし自閉症スペクトラムの範囲に分類できる人なら古典的カナー症候群と言えるだろう。このスペクトラムに入らない人は重い知的発達障害と言うほかはない。 注意したいのは、やはり全体から言えば、

    『自閉症スペクトラムは実は3次元になっている?』
    yu76
    yu76 2013/09/16
    “実は自閉症スペクトラムは生来性の器質性疾患の1パターンに過ぎないので、器質性の程度を考慮すれば立体的になっていると言った方が、より正確に表現していると言える。”
  • 『双極性障害と診断されるまでの診断名』

    双極性障害は、いくらかなりとも躁転(2型も含む)が診られないと診断できない。以下はある調査による、双極性障害と診断されるまでに付けられていた診断名である。 ①単極性うつ病  66% ②不安障害     26% ③統合失調症    18% ④境界型人格障害及び反社会性人格障害  17% ⑤アルコール及び薬物濫用   14% ⑥統合失調症感情障害     11% このように、正確に診断されるまで、さまざまな診断をされる可能性がある。 ただし、このブログ的には双極性障害は過剰診断と考えているので、この「双極性障害」には「ニセモノ」も含まれていることになる。 参考 アキスカルの言う薬物性躁転は当に双極性障害なのか? 躁うつ病は減っているのか?

    『双極性障害と診断されるまでの診断名』
  • 『躁うつ病は減っているのか?』

    これはパラドックス的であり、バカみたいなタイトルだが、あえてこれを選んだ。 過去ログで生来性にファジーな器質性障害を帯びた人たちが増えているので、統合失調症は発症しにくくなっているのではないか?と書いている(参考)。統合失調症は、もう軽症化の話が言われ始めて長いが、軽症化どころか統合失調症そのものが減っていると思う。 もしそうなら、同じ内因性疾患、躁うつ病はどうなのか?と言う問題である。 最近の論文的には双極性障害は「かなり増えている」ことになっている。これは双極2型が意識され始めたことと、未成年の人の双極性障害も診断され始めたことも無関係ではない。 僕は内因性と呼べる躁うつ病は減っていると思う。その理由は統合失調症と同じだ。 躁うつ病は来、珍しい精神疾患なのである。少なくともずっと以前はそうであった。一般に躁うつ病は統合失調症よりも発症年齢は遅く、もし16歳くらいで双極性と言える病状が

    『躁うつ病は減っているのか?』
    yu76
    yu76 2013/09/15
    「タイトルの結論を言えば、躁うつ病は実は減っているのだが、状態像的には増えているのである。やはり増えているで仕方がない」とのこと。
  • 『双極2型のうつ状態と抗うつ剤』

    最近の考え方として、重篤なあるいは難治性の単極性うつには少なからず双極性障害が含まれているため、それらに抗うつ剤はできるだけ避け、気分安定化薬を主体に投与することにより、寛解率をアップさせると言うものがある。 これは、いかにもセオリーに見えるが、個人的にだが、細かい点で同意できない。 その理由は、近年、来、内因性疾患である双極性障害が急激に増えていると言う考え方に疑問を感じるからである。現在は「双極性障害は過剰診断」の時代と考えている。 一般に、双極性障害に安易に抗うつ剤だけ投与すると、躁転したり急速交代型に変化し、難治性になるという考え方がある。この考え方に従うと、 双極性障害には抗うつ剤、特に3環系抗うつ剤は投与すべきではない。 という考え方に至る。臨床医によれば、難治性の双極性障害うつ状態)に対し、 気分安定化薬と併用なら、抗うつ剤の処方もやむを得ない。 という折衷案というか、臨

    『双極2型のうつ状態と抗うつ剤』
    yu76
    yu76 2013/09/15
    a今はSSRIの寛解率の低さも考慮し、抗うつ剤同士の併用療法ないし、気分安定化薬や非定型抗精神病薬の併用療法の時代に移行している…ふむ。
  • 『困難な状況で躁転する』

    一般の人は、双極性障害では、何からのきっかけで悲しい時にうつ状態になり、楽しい時に躁状態になると思うかもしれないが、それは違う。 双極性障害うつ状態は、それらしい事件に沿って生じるように見えることも多い。例えば、失恋、受験・就職の失敗、大金を失った時などである。双極性障害うつ状態が状況に応じて出現するように見えるのは、頻度的に躁状態よりうつ状態の方がずっと多いことも関係があるように思う。しかし、双極性障害うつは特に誘因なく、ある日突然生じると思う人も多いはずである。 それに対し躁状態は奇妙な場面で出現しやすい。これこそ、躁うつ病の躁うつ病たる所以である。 例えば躁状態は親友や肉親が亡くなった際、爆発的に起こることがある。その結果、皆が喪に服している時に、それどころではないという事態になる。 いくらなんでも、こんな時に躁状態にならなくても良いだろう・・と言ったところである。大切な人の葬

    『困難な状況で躁転する』
  • 『血中濃度と精神疾患』

    今回の記事では漠然と血中濃度と記載しているが、これは向精神薬だけではなく、向精神薬以外の薬物、物の中の有益ないし有害物質、体内に恒常的に存在するホルモンなども含めることにする。 一般に、向精神薬では、服用し始めて血中濃度が一定に保たれ始めると、そうでない状況よりは治療的に作用することが多い。これは忍容性の低い人(つまり薬に弱い人)により明瞭に顕れる。1日の血中濃度が大きくブレることは不安定要因になるからである。 そのようなこともあり、製薬会社は、次第に長時間安定して作用を及ぼす向精神薬を研究し創薬している。例えばパキシルCRなどである。 一般の人には短時間に作用する薬の方が、なんとなく良い薬のように思われるであろうが、実は逆なのである。 向精神薬については、長時間型の方が優れていることが多い。これは向精神薬に限らず、降圧剤などもそうであろう。 一般に短時間しか作用を及ぼさない薬は1日の服

    『血中濃度と精神疾患』
    yu76
    yu76 2013/09/15
    「向精神薬については、長時間型の方が優れていることが多い」という話…「(季節の変わり目は)精神科医にとっては精神疾患が顕在化したり再発したりしやすい時期」も興味深い
  • 『ウェールズ生まれの』

    コナン・ドイルの推理小説を読んでいると「いかにもウェールズ生まれの・・」という表現が出てくる。僕はシャーロック・ホームズシリーズは受験勉強の息抜きに、高校3年の夏から秋にかけて読破した。現在は推理小説SFものはほとんど読まない。 この「ウェールズ生まれの・・」という言葉は「気性が激しい」女性を評しているようであった。まさに感情的になると、「火が出るような性格」である。「ウェールズ生まれ」はコナン・ドイルのを読む限りでは女性への表現に見える。ウェールズはコナン・ドイルの時代は炭鉱地帯だったので、日風に言えば五木寛之の「青春の門」の世界だったような気がする。そういう風に考えると雰囲気が伝わってくる。 非定型精神病は、一般には統合失調症、躁うつ病、てんかんのどれにも分類できない疾患群を示すようであるが、どれにも分類できないというより、むしろどの要素も持ち合わせていると言った感じの疾患である

    『ウェールズ生まれの』
    yu76
    yu76 2013/08/08
    非定型精神病と分裂感情障害(統合失調感情障害)について。
  • 『アスペルガーの人の恨みは海よりも深い』

    統合失調症とアスペルガー症候群の患者さんの表情であるが、おおむねアスペルガーの人の方が良い顔をしていない。いつも不愉快というか、嫌な顔をしているんだな。わりあい落ち着いてきても、表情がいまいちなのはなぜだろうか?とよく思っていた。 もちろんうつ状態だとかそういうのもあるけど、彼らには「恨みの気持」が強いことが関係しているように思うようになった。 普通、「家族への敵意」は、いろいろな精神科疾患でみられるので、特異性があるとまでは言えないけど、来、器質性の色彩が強いように思っている。だから特に身近な人、家族ももちろん含むが、そういう人たちへの「恨み」、「怒り」、「被害関係妄想」は、統合失調症的とは言えない。 てんかん性精神病だとか、生来に脳に障害を負ったような人はそのような気持が出現しやすい。統合失調症ではそのようなものが出ないかと言うと、そうでもなくて、この傾向にはあまりにも例外が多すぎて

    『アスペルガーの人の恨みは海よりも深い』
    yu76
    yu76 2013/02/07
    アスペルガー障害と「恨み」の感情…バッチフラワーレメディのウイローとかホリーくらいしか僕には思いつかない。少しでも良くなりそうなものが、というオチにびっくり^^;
  • 『ダーウィン第4惑星』

    かなり前だが、ディスカバリーチャンネルで「ダーウィン第4惑星」というSF番組が放映されていた。うちは、ケーブルのディスカバリーチャンネルとアニマルプラネットはよく観ている。嫁さんも好きなのである。 ディスカバリーチャンネルは特にSF物は失敗作も稀ではなく、傑作と呼べる作品は少ない。その中でも、「ダーウィン第4惑星」はとても面白く秀逸だったと思う。 この「ダーウィン第4惑星」は、太陽系外の生物がいそうな惑星の探査の物語である。ダーウィン第4惑星は地球から6.5光年の彼方に位置している。どこまで事実に基づいているのか知らないが、太陽系外で6.5光年の距離は比較的近い方だと思う。 6.5光年は概ね2パーセクほどである。1光年より大きい距離の単位はあまり詳しくないが、1パーセクは1光年を越え3.26光年に相当する。他に天文単位というものもあり、これは概ね地球と太陽の距離で、1パーセクや1光年と比べ

    『ダーウィン第4惑星』
    yu76
    yu76 2011/10/29
    時間の流れの感覚は、そのヒトの年齢や疾患固有の特性に加え、脳内のモノアミンなどの急激な変化も関与。一部の精神疾患の人々が、なぜ異常なほど若く見えるかの謎も解けるような気がしている。
  • 『アスペルガーと正常の間の人々』

    数ヶ月前に、ある女性患者さんが初診した。僕は最初話していたとき、彼女はアスペルガーではないかと思った。そう思った根拠であるが、 1、 服装 2、 容姿・表情 3、 主訴の内容 であった。アスペルガーは痩せ型の人が多く、ひょろっとしていて服装の色合いもモノトーンが多い。(特に黒>参考) あと、わりあい性別、年齢不詳の印象の人も多いように思うが、中には妙に端正で俳優か女優さんもできるのではないかと思うような人もいる。(←意味不明) つまり根拠がないと言えば、そうとも言える。 とにかく、アスペルガーでも社会生活を普通に営んでいるような限りなく正常に近い人たちは、何か事件が起こらない限り正常人として紛れているのである。 だから、こういう人たちは何もなければ、もちろんアスペルガーとは言えないと思うし、何か精神面で起こったとしても、その程度ならそう診断すべきではないという感覚。つまり幼少の頃からトータ

    『アスペルガーと正常の間の人々』
    yu76
    yu76 2011/10/13
    どこまでが健常で、どこからが障害なのか、という線引きは、難しい。カテゴリー診断ではなくスペクトラムという概念のほうが現実的・治療的。
  • 『社会的な目線での統合失調症とアスペルガーの共通点』

    社会的な地位が桁違い高くなると疾患が問題にならなくなること。周りがその人に合わせてくれるような環境。そのくらいの地位。例えば、弁護士、医師、大学教授、大学の教官、会社の風見鶏的オーナー、作家、画家、漫画家などである。これは過去ログから。 この意味で精神疾患は社会的な要素が高いといえる。例えば今この状態は病気と言えるが、100年前ならば病気と扱われなかったようなものもある。余談だが、一般に統合失調症の場合、社会的に地位が桁外れに高いケースでは、あまり病気が問題にならない傾向はある。桁外れに高い地位とは、大学教授や風見鶏的な会社オーナーとか作家や画家などである。彼らは周囲の者が合わせてくれるので、まあマイペースでやれるというか、ちょっと変わった人だけど・・くらいで済んでしまうのである。(「精神疾患と社会とのかかわり」から) そのような社会的地位では、ちょっとばかり変でも周りから仕方がないと思わ

    『社会的な目線での統合失調症とアスペルガーの共通点』
    yu76
    yu76 2011/10/12
    「社会的な地位が桁違い高くなると疾患が問題にならなくなる…例えば、弁護士、医師、大学教授、作家、画家など。この意味で精神疾患は社会的な要素が高い」
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