平等主義(びょうどうしゅぎ、英: egalitarianism[1], equalitarianism, equalism、仏: égalitarisme)とは、特定の資格・能力・責任・義務を有する範疇内の人間達、もしくは全ての人間(万人)が法的・政治的・経済的・社会的に公平・同等に扱われるようになることを志向する思想・信条・主張のことである。 自由主義などと共に、近代における人権概念を支える主要な柱である一方、人権概念そのものが、そもそも平等主義に立脚している(そうでなければ、「人権」という概念そのものが成立しない)。その点で、平等主義は近代政治社会思想における他の一切の思想・信条・主張に対して優越しており、近代政治社会思想の根幹を成している。そして、当然のことながら民主制と不可分な関係にある。 平等主義はその性格上、常に階級や差別、格差、差異、区別の存在が前提となり、それに対する「反発