【鈴木剛志】我が子の心の成長が気になる。でも、触れ合いが少なく、成長しているかどうかが分かる行動を把握していない――。小学校に上がる前の子を持つ親が、そんな悩みを抱えていることが宮城県教育委員会の実態調査で浮かんだ。外で遊ばない我が子に気をもむ様子もうかがえる。 調査は10月、県内の公私立の幼稚園や保育所に子どもを通わせている約5万人を対象に実施。インターネットでのアンケートのため回答率は2%台にとどまったが、1264人(母親1073人、父親191人)から回答を得た。 子育ての悩みを複数回答で挙げてもらったところ、「学習や習い事などの教育」(440人)に続き、「子どもの心の発達」(397人)が多かった。その一方で、49・3%の親が、我が子が「落ち着きがない」「パニックを起こしやすい」といった行動をしているかを「知らない」「あまり知らない」と答えた。また、知識として発達障害について「知ら