東京電力は、福島第一原発の5、6号機を1月31日付で廃止した。2012年4月に1~4号機を廃止しており、福島第一は全廃。発電した電気を売ることができる商業用の原発は、全国で計48基になった。 安倍晋三首相が廃止するよう要請し、東電が昨年12月に国に届け出ていた。5、6号機は今後、事故を起こした1~4号機の廃炉に向け、ロボット技術の開発などの実証試験施設として使う。 東電の原発は、地元が廃炉を求める福島第二原発1~4号機と、柏崎刈羽原発1~7号機(新潟県)となる。
東京電力は、福島第一原発の5、6号機を1月31日付で廃止した。2012年4月に1~4号機を廃止しており、福島第一は全廃。発電した電気を売ることができる商業用の原発は、全国で計48基になった。 安倍晋三首相が廃止するよう要請し、東電が昨年12月に国に届け出ていた。5、6号機は今後、事故を起こした1~4号機の廃炉に向け、ロボット技術の開発などの実証試験施設として使う。 東電の原発は、地元が廃炉を求める福島第二原発1~4号機と、柏崎刈羽原発1~7号機(新潟県)となる。
【江渕崇】東京電力は、福島第一原発5、6号機の廃炉を、来週にも正式決定する方針を固めた。9月に現地を視察した安倍晋三首相が、汚染水対策を優先させるためとして広瀬直己社長に廃炉を要請。東電は年内に決断するつもりだった。5、6号機は、事故を起こした1~4号機の廃炉作業を進めるための研究・実験施設に転用する考えだ。 東電幹部が13日、地元の福島県大熊町と双葉町に対し、5、6号機の廃炉方針をそれぞれ説明する。了解が得られれば、福島県へも説明した上で、来週にも廃炉を正式に決める見通し。 その後、国に廃炉を届け出るものの、建屋や原子炉の解体作業には入らない。周辺の敷地を、増え続ける汚染水タンクや資材の置き場所にするほか、原子炉を使って1~4号機の廃炉作業に必要なロボット技術を試すことなどを検討している。 福島第一はこれで全基が廃炉となり、1971年の運転開始から40年あまりで発電所としての歴史を終える
東京電力の広瀬直己社長は28日、読売新聞のインタビューに対し、福島第一原子力発電所5、6号機を今後は発電所として使わず、事実上、廃炉とする方針を明らかにした。 安倍首相は事故が起きた1~4号機の廃炉作業を加速するため、2基の廃炉を東電に要請していた。この結果福島第一原発は全6基が廃炉となる。 広瀬社長は「(5、6号機を)発電所として使うことは全く考えていない」と語った。その上で「(1~4号機の廃炉作業に集中する必要があり)今すぐ廃炉作業をするのは無理。1~4号機にどう活用できるかを考えている。訓練施設として使うのも有力だ」と述べた。 東電は福島第一原発1~4号機について昨年3月末、電気事業法に基づく廃止の届け出を行い、4月に廃炉となった。5、6号機は2011年3月の東日本大震災の発生時、定期検査で運転を停止しており、その後も稼働していない。
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