今年の4月。私は、だれもが「2歩先はゾンビ」である事実を発見した……! それまで私はLGBT(セクシュアル・マイノリティ)当事者として社会から1歩分「マイノリティ」だったのだが、4月に難病持ちになったことが発覚し、もう1歩分「マイノリティ」になった。2歩先で垣間見えたのは、ゾンビの世界だった。ゾンビとは、すなわち「肉体的,精神的ならびに社会的に人間としてどうかと思う状態」のことである。 日本社会で「ダブル・マイノリティ」は、もはやオリジナルすぎる個人のことを指す。あまりに個性的すぎて、「個性」という爽やかな言葉には溶かしきれない状況がそこにはある。不覚にも「二歩分」進んでしまったとき、私やあなたには、いったい何が起きるのか。本連載は、そんなダブル・マイノリティたちの傾向と対策を綴っていきたい。 これは「そんなの関係ないよ~」「1歩分だって進んでないよ」と思っている“フツー”や“マジョリティ
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