東北電力の増子次郎・青森支店長は23日の定例記者会見で、原子力規制委員会の調査団から活断層である可能性を指摘された同社の東通原子力発電所(青森県東通村)敷地内の断層について、東北電が追加調査する方針を明らかにした。調査対象になるのは、敷地内を南北に走る2本の断層。東北電はこれまでの調査で「活断層ではない」との主張を繰り返してきたが、規制委は昨年12月の現地調査
東北電力の増子次郎・青森支店長は23日の定例記者会見で、原子力規制委員会の調査団から活断層である可能性を指摘された同社の東通原子力発電所(青森県東通村)敷地内の断層について、東北電が追加調査する方針を明らかにした。調査対象になるのは、敷地内を南北に走る2本の断層。東北電はこれまでの調査で「活断層ではない」との主張を繰り返してきたが、規制委は昨年12月の現地調査
東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県東通村)の敷地内に活断層がある可能性が高いとの判断を示した原子力規制委員会の専門家チームは二十六日、二回目の評価会合で東北電の反論を聴いた。東北電は活断層はないとの従来の主張を示したが、専門家は「とても活断層を否定できない」との意見で一致し、判断は変わらなかった。
青森県の東通原子力発電所の断層について、国の原子力規制委員会の専門家会議は、「断層が活断層の可能性がある」という見解をまとめました。 専門家会議は来週、東北電力から話を聞く予定ですが、見解どおりに最終的な判断をすれば、東通原発は当面、運転が再開できなくなる可能性があります。 原子力規制委員会の島崎邦彦委員と専門家の合わせて5人は20日の会議で、東通原発で調査した敷地を南北に走る断層や地層のずれを中心に評価しました。 会議では、断層について「活断層の可能性が否定できない」といった意見で一致したほか、地層のずれの原因については「東北電力が主張する、地層の一部が水を吸って膨らむ現象で説明するのは難しい」といった否定的な意見が相次ぎました。 そして島崎委員が、「『活断層でない』という主張は受け入れがたい」と述べて、「断層が活断層の可能性がある」という見解をまとめました。 専門家会議は、今月26日に
【小池竜太、小坪遊】東北電力東通原発(青森県)の敷地内に活断層があると指摘されている問題で、原子力規制委員会は14日、現地調査を終えた。専門家らは問題の地層のずれは最近に活動したとする見解を示し、活断層の可能性が高まった。20日、東京で開かれる評価会合で活断層かどうかを判断する。活断層と判断されれば、再稼働が当面困難になる。 調査後に記者会見した、調査団のメンバーらは、問題の地層のずれは10万年前以降に活動したものとの見方を示した。それ自体が地震の揺れを引き起こす活断層の可能性を否定せず、また別の活断層に引きずられて局所的に地層のずれを引き起こした可能性もあるとした。 佐藤比呂志・東京大教授は「繰り返し活動があり、活断層だろうと思っている」、粟田泰夫・産業技術総合研究所活断層主任研究員も「活断層の可能性を否定するのは難しい」などと指摘。島崎邦彦規制委員長代理は「(メンバーの見解は)同じ
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