全粒粉(ぜんりゅうふん、ぜんりゅうこ 英: wholemeal flour, whole-wheat flour)とは、小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にした小麦粉である。 概要[編集] 表皮(ブラン)と胚芽(はいが)からくる「香ばしい風味」と、「歯ごたえのある食感」が特徴である[2]。胚乳だけを用いる通常の小麦粉と比べ栄養価が高く、薄力粉と比較して3倍程度の食物繊維や鉄分を含み、ビタミンB1の含有量も高く、健康志向の食品に用いられる[3]。粉の色はやや茶褐色を帯びる。通常の小麦粉ほどは保存性は良くない。 アメリカ合衆国のシルベスター・グラハム(英語版)が1837年にその栄養価の高さに注目し、全粒粉の利用を薦めた。かつて「グラハム粉(Graham flour)」とも呼ばれた。ただし現在、「グラハム粉」と呼ばれるものは全粒粉全般ではなく、全粒粉の中の特定のもの、胚乳を表皮や胚芽と分けてから胚
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