ソフトバンクが北海道苫小牧市にデータセンターを建設する計画であることが分かった。事業費は400億円から600億円を想定する。経済産業省の「データセンター地方拠点整備事業費補助金」の採択を受けることを見込んでおり、採択された場合、整備費用の半額が補助される。 データセンターは2026年中の稼働を目指す。延べ床面積や建設開始時期などの詳細は「補助金を受けられるか分からないため、現時点では明かせない」(広報)が、用途としては同社のクラウドサービス用設備の設置とラックやサーバーの顧客へのレンタルの「両方に使うのが基本だ」(広報)とする。 ソフトバンクは既に国内13カ所でデータセンターを運営している。同社は都市部に電力消費が集中することによる弊害を避けるため、データセンターの地方への分散を進めている。同社はデータセンターの建設地の条件として、海底ケーブルからの距離や電力の安定供給などを挙げる。苫小牧