現代の公共性としての「空気を読む」 現代は流動性が高く、見知らぬ人々が出会い、別れる場面が増えている。そのために暗黙の秩序が求められる。それを「空気を読む」といってもいいだろう。公共性(common)を他者と共有する利害のために秩序を維持することである、と考えれば、現代の公共空間は空気でできている。お互いの目的を尊重するために必要以上に干渉しないようにしようということだ。 流動性が高いとはそれぞれの目的をもち、人々が様々な場所で交差する。機能を重視することで、挨拶などの社会的な気遣いは面倒なものとなる。たとえば満員電車の中。見ず知らずの人々が肌の触れあう距離で接してある時間を過ごす。通常、人には他者との快適な距離を保つパーソナルスペースがあると言われる。社会的な関係では3m程度と言われている。だから満員電車は通常ではとても考えられない状況である。目的なくそのような状況におかれた場合に人に与
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