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ブックマーク / cyblog.jp (157)

  • シゴタノ! - 成長は相似しない

  • “API”としてのワークスタイル | シゴタノ!

    先日さわりだけご紹介した『シャドーワーク』ですが、今回はもう少し踏み込んでみます。 書の「まえがき」に以下のようなくだりがあります。 経営学でも会社の実務でも、私たちが光を当てるのは、公式の世界、マネジメントコントロールの世界である。“目に見える世界”を拡大して効率化し、すべてのプロセスをコントロールするために、経営は人事制度や組織づくり、ITシステムやデータベースなどをそろえることに腐心してきた。 客観性や論理性、公平性や秩序を重んじて、なるべくインフォーマルな世界のベールを剥ぎとり、“目に見えない世界”を「見える化」し、階層構造や体系を与えてきた。 組織内の冗長性を削減し、むだなものはアウトソースし、見えなくてもいいものや、よくわからないものは切り捨ててしまう。こうしたなかで、組織で働く者はしばしば息苦しさを感じ、プレッシャーにさらされる。 “目に見える世界”を重視する考え方には、そ

  • 常識を疑い、自分の頭で考え抜く | シゴタノ!

    前回、前々回に引き続き、『頭のいい人が儲からない理由』のご紹介。 書のキーメッセージを挙げるなら、以下の2つになるでしょう。 ●1.常識を疑え ●2.戦略を考え抜け この2つのメッセージを様々な形で、バラエティに富んだエピソードをまじえながら紹介しているのが書の特徴と言えます。 1.常識を疑え いくつもありますが、例えば以下の2つ。 今日できるだけたくさん売ることが、将来の成功につながる。安いのはいいことだ。やらなければならないことがたくさんあるから、寝ないでやろう。つねに全力疾走すべき…。 こういう考え方というのは、いわば人間の能のようなものだと思う。暗黙の仮説というのは、まさに能に基づいた行動なのだ。だから、誰もが違和感なく受け入れてしまう。そこに危険が潜んでいる。 能的なふるまいというのは、大自然の中で生きる時には有効かもしれないが、人工的でルールのある社会においては、必ず

  • すぐに呼び出せる効用 | シゴタノ!

    直前までは「nico.」という機種を使っていたのですが、ほぼ同じ重さ(nico.は67g、9(nine)はW-SIM装着状態で約72g)で、nico.には付いていなかったWeb機能が付いてきました。 » WILLCOM nico. ブルー WS005INB とは言え、それよりも便利だと感じているのが、待ち受け画面から直接呼び出せる以下の2つの機能。 1.アラーム 2.タイマー いずれも特に真新しい機能でもなく、むしろ、たいていの携帯端末に搭載されているようなオマケ的なものでしょう。でも、便利に感じているのはすぐに呼び出せることです。 例えば、目の前にあるちょっとした仕事を10分以内に終えたい、という場合はキッチンタイマーで10分をセットして、カウントダウンを開始すると同時に仕事に取りかかれば、集中して取り組むことができます。 この時、時間のセットに手間取ったり、操作手順が面倒だったりすれば

  • 常識というウィルスを駆除する | シゴタノ!

    すっかり更新が遅れてしまいましたが(今は土曜日の深夜…)、金曜日に読んだ『頭のいい人が儲からない理由』というについて書こうと思いつつ、うまくまとめられず、とりあえず金曜版として、まずはさらりとご紹介することにします。 以下、「まえがき」より。 あふれる情報の波にさらされ、しかも、強迫観念から自らの情報収集行為をやめられず、未消化で雑多な情報の海に飲み込まれ、おぼれて窒息寸前の人々。 当たり前のことだが、そんなふうに受け身に情報を受け取るだけでは、まるでアウトプットに活用できない。何年も何十年もかけて溜め込んだスクラップ・ブックなど、読み返されることはないだろう。 私の周りも、そんな人ばかりで、何とか助けてあげたいと常日頃思っていた。そこに舞い込んだ書の執筆の話で、いくらかそういう人々を救う手助けになるのではないかと考え、それを引き受けることにした。 (中略) 書の根底を流れる思想は、

  • シゴタノ! - 今日の反省を明日の仕事に活かすコツ

    順調に前に進んでいる時でも、時々振り返ることでいろいろとメリットがあります。「週記のススメ」では、週に1度腰を落ち着けて振り返るための週1日記について触れましたが、これとは別に今日は「4行日記」という毎日続ける振り返りのための、文字通りの日記をご紹介します。 日記とは、その日に起きた事実とそれに対する意見(または感想)を記録するツールである、ということで。。 日記を単に書いて終わりとせず、折にふれて読み返すものであるとすると、読み返すことは感情を反復することになります。読み直すだけで書いたときのシーンがよみがえり、あなたは楽しくなったり悲しくなったりするわけです。時には、単に読んだだけなのに、身体がほてったりドキドキしたり、胃が痛くなったりもします。このような心身の状態になることは、心理学の世界では常識になっていることです。あなたが書いた言葉が人生仕事の意欲や情熱につながるなら、みなさん

  • シゴタノ! - 期待と油断のせめぎ合い

  • 「レバレッジ・ブログ」 | シゴタノ!

    ここまでお話ししたようなやり方でを読むようになると、それだけで、かなり充実感を覚えるようになります。読んでみれば、はなかなか面白いものだし、刺激に満ちています。仕事の悩みを解決する方法をの中に見つけたり、明日からでも使えるノウハウを発見したりするかもしれません。良いには珠玉の言葉が載っていますから、おおいに励まされ、無性にやる気が出てくることもあります。 しかし、ここに落とし穴があります。 ということで、以下のような「落とし穴」が指摘されています。 1.を読んだことだけで満足してしまう 2.実行に移さないために読書に費やした時間が無駄になる つまり、を読むことによって得られる「おおいに励まされ、無性にやる気が出てくる」状態は一過性のものであり、すぐに忘れてしまうというわけです。 これを防ぐための方法として、「メモすることで記録に残す」ことが推奨されています。取り立てて新しいこと

  • シゴタノ! - 『レバレッジ・リーディング』をレバレッジ・リーディングする

    最近話題になっている『レバレッジ・リーディング』というを読みました。概要は以前から噂に聞いていたので、とりあえず「1時間で読み終えよう」という目標を立てて読み始めました。 読み進めながら、書かれていることを次々と採り入れつつ読み方を変えていったところ、半分の30分で読み終えることができました。 大げさな言い方をすると、このを読み始める前と、読み終えた今とでは「を読む」という行為のパラダイムが完全にひっくり返された、という感じです。 いろいろ書きたいことはあるのですが、今回はとりあえず概論のみで。 レバレッジ・リーディングしてみる このは、著者が提唱する「レバレッジ・リーディング」という手法を読者に“インストール”してもらうことを目的に書かれていると考えられます。「というのはレバレッジ・リーディングで読むことができるんですよ」というメッセージを言葉で説明するのではなく、実際に体験し

    シゴタノ! - 『レバレッジ・リーディング』をレバレッジ・リーディングする
  • シゴタノ! - プロセスに価値を感じるか否か

    プロセスに価値を感じるか否か 2007/03/27 Tue 18:28 by ohashi  カテゴリ:とりあえず »  もし、いまキャリアをなにかに喩えるなら、旅がいちばんぴったりくるような気がする。 そもそも用意周到にスケジュールを立てた隙のない旅行ではなく、なにがあるかわからないけど、とにかく行って自分の目で見てこようという旅だ。当のところは行ってみないとわからないというのは、不安なことかもしれないが、逆にだからこそわくわくするし、気分しだいで自分の好きなように歩き回れるという自由が生まれるのである。 また、旅に関しては次のようなフレーズもある。 「希望を抱いて旅をするほうが、到着してしまうより素晴らしい  (It is better to travel hopefully than to arrive)」  (ロバート・L・スティーブンソン) この意味でも旅は、キャリアの

  • 偶然を積み上げていく生き方 | シゴタノ!

    このの冒頭には以下のようなくだりがあります。 「何をやりたいか」、「何はやりたくないか」は、実際にその「何か」と出会ってみて初めてわかるところがある。「“良いキャリア”とは何か」を考える前に、とりあえずキャリアの一歩を踏み出すこと──。 自己分析や自分のスキルの棚卸しばかりしていても、肝心のキャリアはスタートしない。そうした現在のキャリアプランニングの考え方や既存のキャリア理論に対して疑問を感じたことも、書を書くきっかけの1つである。 僕自身のこれまでを振り返ってみると、常に行き当たりばったりの選択を繰り返してきています。少し長くなりますが、書き出してみると、 就職から現在まで 1996年 4月 新卒で某SI企業に就職、システム開発の仕事を始める 2000年 3月 同社を退職、1ヶ月ほど何もせずに過ごす 2000年 5月 派遣会社を通じてマニュアル制作の仕事を始める 2000年 8月 

    偶然を積み上げていく生き方 | シゴタノ!
    yukio2005
    yukio2005 2007/03/17
    「何をやりたいか」、「何はやりたくないか」は、実際にその「何か」と出会ってみて初めてわかるところがある。「“良いキャリア”とは何か」を考える前に、とりあえずキャリアの一歩を踏み出すこと──。
  • シゴタノ! - よくわからなくてもやってみる

    よくわからなくてもやってみる 2007/03/16 Fri 21:14 by ohashi  カテゴリ:とりあえず »  しかし、よく考えてみると、「直感」や「ピンとくるもの」は人間の能である。危険を察知したり、気配を感じたりする能力は、まさに動物にとって生存のために必要なもの。であれば、その逆のこと──成長につながるチャンス、素晴らしい人との出会いなどの「偶然」──が起こる前にその気配を感じて、それが確実に起こるような働きかけや行動を能的に取るということも、生きていくために必要なのではないか。そうすることによって、「偶然」は必ず起こる「必然」となる。 『偶キャリ。』より 地球にとって人間がもっとも「不自然」なものとはよく言われることであるが、その人間が論理的に正しいとされる方法や考え方を追求することは、この不自然さをよりいっそう助長することになるのではないか。 人間にとって「

  • シゴタノ! - 「うまくいく方法」の見つけ方

    「うまくいく方法」の見つけ方 2007/03/12 Mon 23:59 by ohashi  カテゴリ:とりあえず »  「何をやりたいか」、「何はやりたくないか」は、実際にその「何か」と出会ってみて初めてわかるところがある。「“良いキャリア”とは何か」を考える前に、とりあえずキャリアの一歩を踏み出すこと──。 自己分析や自分のスキルの棚卸しばかりしていても、肝心のキャリアはスタートしない。そうした現在のキャリアプランニングの考え方や既存のキャリア理論に対して疑問を感じたことも、書を書くきっかけの1つである。 『偶キャリ。』より これは、キャリア以外にも言えることで、あらゆることについての「うまくいく方法」は、体系的に示されるものではなく、とりあえずやってみて見いだすものである。 <関連> ・うまくいく方法は自分で考える(日経ビジネスオンライン) 仕事における不安の代表的なものは

  • シゴタノ! - 肯定力

    肯定力 2007/03/01 Thu 19:15 by ohashi  カテゴリ:とりあえず »  否定から新たなものが生まれ、発展することなど、絶対にありえない。 すべての物事は「肯定」から始まるのだ。 これは何も肯定面だけを見なさいということではない。 肯定を積み重ねていくことによって、初めて物事は発展していくという意味だ。 どれほど小さな自分であっても、その小さな自分を丸ごと肯定することが必要なのである。 たとえば、自転車に乗れない人が、こんなのはおれの実力じゃない、当は乗れるはずだと思っていても、いつまでたっても乗れるようにはならないということだ。 まず、自転車に乗れないという自分を認めて(肯定して)あげなければ、乗れるようになるための練習もできないだろう。 今のちっぽけな自分を肯定することが、将来の大きな自信を培っていく土壌となるのだ。 『日記の魔力』より 目標を立てる

  • シゴタノ! - 時間の「貯蓄」を考える

    By: Ray Bodden – CC BY 2.0 人間には(たぶん人間だけではないのでしょうが)「現状維持バイアス」という心理があります。 わかりやすいのがギャンブルで、持ち金1万円で始めたとすると、1万5千円の時には、いつでもギャンブルから離れられる気持ちになり、反対に5千円になると、少なくとも1万円まで戻さなければやめられないと思う、そういう心理的傾向を指摘した言葉です。 私はよく、「時間」についてもこの、「現状維持バイアス」が働いているのではないか、と思うことがあります。特に現代人は、時間というリソースを非常に大事がるので(当然といえば当然ですが)、「現状維持バイアス」もまた、昔の人に比べてはっきり働いているような気がしています。 ただ、「時間」というのはご存じの通り、伸縮がきかず、貯めておくこともできないリソースであるため、「現状維持バイアス」があまり生産的な方面には働かないこ

    シゴタノ! - 時間の「貯蓄」を考える
  • シゴタノ! - 判断ミスを防ぐための34の質問

    何らかの判断を下して、結果が出てから 「なぜ、このような結果になることを事前に予測できなかったのか?」 と後悔することがあります。結論を急いでしまったがゆえに望ましくない結果を招いてしまうのです。 『なぜ、それを考えつかなかったのか?―最高の結果を生む聡明な思考法』という、まさにその名の通りのをひもときながら、これを防ぐための方法を考えてみます。 「ソクラテスの問答法」と呼ばれるテクニックは、現在でも最も質の高い思考方法と考えられています。 彼の質問は、自分の考えを明確に示し、不正確なものを排除し、より包括的に考え、より道理にかなうようにし、その考えが高潔であることを要求しました。弟子のメノは、ソクラテスの質問を、突き刺さると神経が麻痺するアカエイの尾の鍼にたとえました。彼の厳しい質問は、真実を突き止め、自分の考えを再評価することを求めましたが、そういったことを避けたい人はいるものです。

  • GTDを実践できるタスク管理ツール | シゴタノ!

    GTDの考え方に沿った使い方ができるオンラインタスク管理ツールです。 Nozbe (ノズビー?) プロジェクトを作り、その下にタスク(アクション)を追加していきます。 ▼タスクの見積もり時間の合計と残り時間が分かります タスクにスターをつけると、NextActionタブで全プロジェクトからスターのついたタスクだけを抽出することができます。 ▼今回はプロジェクトを1つしか作っていませんが・・・ タスクにはメール、電話、オフィス、ネット、などのコンテクスト(状況)を割り当てることができますので、後から特定のコンテクストのタスクだけを抽出することができます。 ▼全プロジェクトから特定のコンテクストのタスクを抽出 各タスクに大ざっぱながら見積もり時間を割り当てることができるだけでなく、その合計時間が表示されるのは、時間を意識する上では重要ですね。 また、「ちょっと時間ができたので電話用件をまとめて

  • 『スピードハックス』をテコに | シゴタノ!

    1/31発売予定の『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』の見が手元に届きました。原稿の段階で繰り返し内容を読んではいたのですが、改めての形で目にしたり手で触れたりすると、やはり印象が変わるものです。 まぁ、それはともかく、章構成を俯瞰しながら、書の執筆プロセスを振り返ってみます。 書の構成は、 ・はじめに(9ページ) ・9章から成る文(224ページ) ・巻末付録(50ページ) ・終わりに(4ページ) ・タグ索引(2ページ) という大きく分けて5つのパートから成っているのですが、今回は文について。 文9章の内訳は以下の通り。 1.まず「取りかかる」気持ちを起こす 2.「段取り」を決めてスピードを上げる 3.スピードアップにつながる「やる気」を引き出す 4.作業の時間をスライスして管理する 5.自分の今の仕事環境をテコにする 6.1つの「原則」を決めて作業中

  • 少し先に思い出したいことを安心して「忘れる」ための工夫 | シゴタノ!

    あとで思い出したい、もっと言えば、未来のある特定のタイミングに思い出したい、ということがあります。このような時に役に立つのが、リマインダーですが、使い込んでいくと「単に指定した日時に間違いなく思い出させてくれる」だけでは物足りなくなり、「もっと少ない手間で設定ができるといいのに」などと思うようになります。 さもなければ、 「リマインダーをセットするのは面倒だし、その時になれば思い出すだろう」 と高をくくって、結局「その時」を迎えるころには忘れてしまう、かもしれないからです。 そんな事態を防ぐためにリマインダーを活用しているわけですが、設定の手間を軽減しつつ、しかし確実に思い出せるようにするために、最近では、以下の2つのツールを併用するようにしています。 1.Remember The Milk(以下、RTM) 2.R*PAD いずれもリマインダーサービスですが、共通点としてメールでリマインダ

  • やるかやらないかの判断は瞬間的に下される | シゴタノ!

    Does this “next action” belong someplace else? 「今やるべきことは分かっていても、次にやるべきこと(next action)がきちんと管理されていなければ、全体としては効率よく進まない」ということで、GTDで言うところの“next action”をいかに管理するかについての考察です。 ●“next action”リストに必要以上に居座り続けてしまうタスクがある ●このタスクが居座り続けるために、全体の仕事に悪影響を与える ●原因の多くは、意図せずしてリスト上に間違った置かれ方をしていること ということで、適切な“配置換え”をするための7つのヒントが紹介されています。 1.進め方について検討の余地が残っている 2.すぐに取りかかれる作業になっていない 3.まだ取りかかるタイミングではない 4.自分がやるべきものではない 5.名前が適切ではない 6