今週号のFortuneの特集記事(原文へのリンク)は、"Chaos by Design"というGoogleのマネージメントスタイルに関する記事。GoogleのBusiness Operationの上級副社長は、Shona Brownという元マッキンゼーの女性。1998年にCompeting on the Edge: Strategy as Structured Chaosという本を書き、イノベーションを起こすには、会社を「カオス状態」と「きちんと構造化された状態」の間の "structured chaos"(構造化されたカオス)と呼ぶ状態に置くのが一番良いと説いたのだが、Googleが今ある状態はまさにそれ、というのがこの記事の論点だ。 今考えてみると、Microsoftも、90年代の前半から中盤の、Windows95、IE3.0、IE4.0を出した時期は、まさに"Structured C
米Microsoftは,Exchange Serverで長年使われてきた「パブリック・フォルダ」の機能を,将来的にSharePointに移行する考えである。Exchangeのパブリック・フォルダ機能は最低でも2016年までサポートされるが,将来のことを考えるとデータの移行などを考え始めた方がいいかもしれない。その際は,Exchangeのパブリック・フォルダが様々な用途に使われていることにも注意すべきだろう。 まず最初に,Exchangeのパブリック・フォルダが現在どのような目的に使われているか,まとめてみよう。 パブリック・フォルダの基本的なコンセプトは単純である。複数のユーザーが同時にアクセスできるフォルダを提供し,電子メールや予定表データ,連絡先(アドレス帳)などをそのフォルダに格納してユーザー間で共有するのが,パブリック・フォルダの目的である。各フォルダに対してアクセス許可リスト(A
先日米Googleが非常に興味深い発表をした。BI(ビジネス・インテリジェンス)ソフトウエアの老舗であり,OLAP(オンライン分析処理)やBI市場で大きなシェアを占めている米Hyperionが,Googleの企業向け検索アプライアンス「Google OneBox for Enterprise」をサポートすると発表したのだ(プレスリリース)。この提携によって企業ユーザーは,検索エンジンを使うのと同じ方法で,BIデータにアクセスできるようになる。 米Googleは今年に入って,業務アプリケーション分野にも進出しだしている。本誌でもこの動きを,これまで何度か取り上げている(関連記事:「企業向けデータベースの領域に進出し始めた米Google」,「米Googleと米Kazeonが協力し,統合検索アプライアンスを提供」)。またGoogleが現在企業を悩ませている「スプレッドマート問題」を解決できるので
SaaSはASP 2.0なのか? 第三回・マイクロソフト-事業者へのミドルウェア提供がビジネスチャンスに ASP、SaaSというコンセプトの説明を聞いた場合、エンドユーザーでも、ITシステム構築に関わっている人でも、「それではマイクロソフトは対応するのだろうか?」という疑問がわいてくるだろう。特にSaaSでは、ソフトをサービスとして利用するメリットを、「企業内で利用するアプリケーション管理の難しさを軽減する」と説明するなど、明らかにマイクロソフトを意識した比較をされる場合が多い。 こうした疑問に対し、マイクロソフトがどう対応していくのか。その動向は、SaaS事業者やユーザーに大きな影響を与えることになる。 そこでASPおよびSaaSの動向というテーマで、マイクロソフトへの取材を行った。取材に応じてくれたのは通信・メディアソリューション本部。 「私たちが所属している部署は、マイクロソフトの企
マイクロソフトは8月31日、横浜で開催中の技術者向け会議「TechEd 2006」で、全世界における社内システムの現状を披露した。説明したのは、同社の荒瀬達也 Microsoft IT JapanRegional IT & Regional Solution ディレクター。1986年のマイクロソフト日本法人設立と同時に入社し、PC-UNIXのXenixサーバー導入を手がけた。現在は日本法人の全IT関連業務を統括している。 荒瀬ディレクターはまず、社内システムの規模を紹介した。パソコンの数は34万台、ユーザー数は12万1000人に達するという。ユーザー数は、マイクロソフト社員約8万人に、社外の協力スタッフを含めたものである。パソコンが34万台に上るのは、一人が複数台使っていたり、研究所で使うテスト用のパソコンを含んでいるためだ。 マイクロソフト社内で流通する電子メールの数は、社員が出すメール
Vistaの新しいアプリケーションロゴのガイドラインはXPよりも厳格になり、従来のロゴで品質が保証されたアプリケーションでも、Vistaで認定されるには追加的な作業が必要になるかもしれない。 Windows Vista用の新しいアプリケーションロゴのガイドラインは、Windowsソフトウェアの認定に関するMicrosoftのアプローチが大きくシフトしたことを表している。すなわち「長大なアプリケーションカタログを用意するよりも、アプリケーションの品質を保証するほうが重要である」という方向転換だ。従来のロゴで品質が保証されたアプリケーションも、Vistaで認定されるためには追加的な作業が必要になるかもしれない。しかし、より厳格な認定プログラムは、あまたの競合製品を淘汰し、ソフトウェアの価値を高めるものになる。ただ、Microsoftが同プログラムを成功させるためには、従来のプログラムとの違いを
Webベースのオンラインソフトが台頭し,有料のデスクトップソフトを駆逐するかも・・・・。こうした話は,web2.0信奉者の間で盛り上がっている。最近では大手メディアでも,そのトレンドを伝える記事が増えてきた。 NYTimes.comに載っていた“Now, Free Ways to Do Desktop Work on the Web”というタイトルの記事を紹介する。この記事の中で登場しているWebベース・オンラインソフトは次の通り。 ・Writely,:ワープロ ・ Google Spreadsheets:表計算 ・ Jotspot,: ビジネス用協同wikiソフト ・ Zoho Writer, :ワープロ ・ Writeboard,: 共有 Ajax Wiki ・Ajax Write ・ 30Boxes,:カレンダー ・ Clipmarks, :ブックマーク NYTimesで取り上げられ
米Microsoftは、Windows Vistaの全般的なキャンペーンの一環となる新たなブランド戦略を、緩やかに、しかし着実に進めている。6月9日、同社幹部陣は最新の名称変更を発表した。 Microsoftはコアデベロッパー向け技術の命名体系での混乱を避けたいと考え、全社的に目指す方向をより一層強く反映させる取り組みとして、「WinFX」を「.NET Framework 3.0」と改名する。 WinFXはVistaのプログラミングモデルで、MicrosoftのWin32技術の後継技術とされる。 WinFXの構成要素はWCF(Windows Communication Foundation)、WPF(Windows Presentation Foundation)、WF(Windows Workflow)、InfoCard。InfoCardは今回WCS(Windows CardSpace)
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