「自分が早く結婚したほうがいいんじゃないか」「産めないのか」──。 東京都議会のセクハラやじ問題は、自民党議員が発言を認め謝罪したが、ほかのやじについては関与を否定。全容解明は困難とされ、真相は藪の中のまま幕が引かれた。騒動から4カ月が経ったいま、一方の当事者である塩村文夏都議(みんなの党)が、いまだから明かせる顛末をプレジデント誌に初めて明かした。 薄汚いヤジを浴びせられた私! 1年あまり前、私は都議会議員になりました。それまでは普通の市民感覚で生活していましたが、議員になって驚いたのは、議会でのやじのひどさです。委員会であれ本会議であれ質疑の途中で、与党が与党に対し「いい質問だ」という声が飛ぶことはありますが、同じような質問をする野党議員には、 「誰がそんなこと言ってんだ」 「頭おかしいんじゃないか」 などと、思いもしなかった言葉が飛び交うんです。耳を疑いました。議員バッジをつけて、公