ネット右翼とは、ネット上で極端な愛国的・排外主義的な書き込みをする人たちのことだ。本書『ネット右翼とは何か 』(青弓社ライブラリー)はその実像に迫ったもの。「誤ったネット右翼像を刷新する」というキャッチが付いている。2018年6月に東京で開催した研究者たちによるシンポジウム「ネット右翼とは何か」がもとになっている。 学者が分析 まず本書の章立てと著者陣を明らかにしておこう。 ・第1章 「ネット右翼とは誰か――ネット右翼の規定要因」(永吉希久子・東北大学大学院文学研究科准教授) ・第2章 「ネット右翼活動家の『リアル』な支持基盤――誰がなぜ桜井誠に投票したのか」(松谷満・中京大学現代社会学部准教授) ・第3章 「ネット右翼の生活世界」(樋口直人・徳島大学総合科学部准教授) ・第4章 「ネット右翼と参加型文化――情報に対する態度とメディア・リテラシーの右旋回」(倉橋耕平・立命館大学ほか非常勤講
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