……すみません、「赤旗」、まともに読んだこと一度もありません。でも、ここに挙げられる言葉は、ほとんどが私たちの普段の作業で問題になる言葉と驚くほど一致しています。「毎日新聞用語集」(赤本)にあることと8割以上共通するのですが、たとえば次の例は今の赤本には記されていません。 生活が大変なので、貯金を「切り崩す」といいがちですが、正しくは「取り崩す」です。「切り崩す」とは「高いところを切って低くする」「反対派に働きかけてその団結をくずす」ことです。「貯金を切り崩す」の意味や用例はありません。 私もこの「貯金を切り崩す」に違和感を持っていたのに、かなり流布しているので、世間では使い方が変わってきているのかという思いもありました。しかしこれを読んで「やはりおかしい」と、意を強くしました。なお、同書では「取り崩す」の説明の後に続く一言がさりげなく「赤旗らしさ」を表しているといえなくもありません。 「