1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。 菅義偉首相が地盤とする横浜市長選で支援した前閣僚が、立憲民主党の推薦する候補に敗北した。自民党総裁選を控える首相の求心力低下は避けられず、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致も撤回となる見通しだ。 22日に投開票された選挙で、菅首相が支持した小此木八郎氏(前国家公安委員長)は、野党の推す山中竹春氏に及ばなかった。神奈川県選出の河野太郎行政改革担当相、小泉進次郎環境相も支援に回ったが、IRに反対する小此木氏と推進する現市長との間で自民が割れる分裂選挙となったことも響いた。菅首相は小此木氏の父・彦三郎元建設相の秘書を務めていた。 菅首相は23日午前、「大変残念な結果」とした上で、市民の判断を「謙虚に受け止めたい」と記者団に語った。総裁選については「時期が来れば出馬は当然」と