09年4月5日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、日本側は不測の事態に備えて迎撃体制をとりました。併せて「ミサイル防衛ってほんとに信用できるの?」「敵基地攻撃能力が必要じゃね?」というような議論が起きました。確かにミサイル防衛だけが対抗手段ではありません。弾道ミサイルへの対抗手段は5種類に分類でき、それぞれに長短があります。以下に紹介する5つをバランスよく持つことが必要です。 1:話し合いで、思いとどまらせる……諫止外交(Dissuasion Diplomacy) 相手側が弾道ミサイルの使用を思いとどまるよう、非軍事的手段で諌め、止めることです。当たり前のことですが、これで収められればそれに越したことはありません。ただし諫止外交が成果を挙げるためには、相手側が「ミサイル発射を実行するのはリスクが高く、成果は不確実だ」と判断することが必要です。よって外交努力のためにも2〜5の手段を整備しておかね
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